
株式会社アスマークの学術調査チームは、2025年10月14日(火)に開催された文教大学湘南総合研究所シンポジウムに登壇し、講演を行いました。
「マーケティング課題からみる調査事例『売れる』商品の開発秘話」と題し、アスマーク学術調査チーム(富田、平澤)が、ヒット商品が生まれるまでの調査とそのストーリーを、豊富な事例を交えてご紹介しました。
登壇概要
シンポジウム概要
日程 :2025年10月14日(火)
場所 :文教大学湘南総合研究所
シンポジウム名:湘南総合研究所シンポジウム
時間 :90分
登壇 :株式会社アスマーク 学術調査チーム(富田 光樹、平澤 由季)
プログラム構成
● マーケティングリサーチとは?
● 調査からどういうことが分かるのか?
● 「売れる」商品の開発秘話
● 調査会社とは?調査会社で働くにあたって
● 質疑応答



参加した学生の声(一部抜粋)
●マーケティング・リサーチについての理解を深めることが出来ました。分かりやすかったです。
●「売れる」商品を作るにあたって、単に安いものを提供するだけで良いといった安直な話ではないことを痛感しました。企業が抱える課題に対する特効薬も、適切な調査とデータ分析を段階的に行わなければ効果的なものにならないため、調査の質とプロセスが鍵だと実感しました。
●実際の事例を交えながらお話しいただいたことで、マーケティングリサーチの流れや重要性をより深く理解することができました。特に、企業と消費者の間にあるギャップを調査によって明らかにし、課題解決につなげていくという点が印象的でした。
●自分の進路を広げるために参加しましたが、マーケティングのおもしろさややりがいを理解できてよかったです。私はデータ分析ができるSEを目指しているので、データサイエンスをさらに意欲的に学んでいきたいと思いました。
●最初は調査会社と聞いてもどのようなものかあまり分かっていませんでしたが、今回の講演会を通して、どのようなことをしているのかや、データサイエンス学部としての学習とのシナジーを感じることが出来ました。
シンポジウムを終えて~大橋洸太郎先生(情報学部 情報社会学科専任講師)へのインタビュー~
シンポジウム後、本件の企画に携わった情報学部情報社会学科の大橋洸太郎先生にインタビューさせていただきました。

大橋 洸太郎 先生
略歴
2009年 早稲田大学第一文学部卒業
2011年 早稲田大学大学院文学研究科心理学コース修士課程修了
2014年 早稲田大学大学院文学研究科心理学コース士後期課程修了、博士(文学)
2014年 立教大学社会情報教育研究センター助教
2018年 文教大学情報学部情報社会学科専任講師
研究分野
心理統計学、多変量解析、社会調査、データサイエンス
著書
・日本心理学諸学会連合心理学検定局 心理学検定一問一答問題集[B編] 実務教育出版(2016, pp.274-286)
・村上征勝 監修/金明哲・小木曽智信・中園聡・矢野桂司・赤間亮・阪田真己子・宝珍輝尚・芳沢光雄・渡辺美智子・足立浩平 編 文化情報学事典(2019, pp.662-665)
Q 「『売れる』商品の開発秘話というテーマで、学生に何を伝えたかったのでしょうか?」
A 『売れる』ということは、『消費者の心を掴んだという証左の1つ』ということです。
魅力的な商品が日々、人々の目に入るのは、弛まぬ企業努力の賜物であります。『売れる』商品は、この魅力が消費者のニーズに合致した結果であると捉えると、その結果に至るまでの努力を秘話としてお聞かせ頂くことは、商品開発を考える上で、得難い大変重要な機会であると考えます。
今回の『買い手』は消費者でした。消費者が当該の商品についてどのように考え、何を求めているか、その魅力を探る強力なツールとしてマーケティングリサーチが存在することを、実務者が語る実例を以て学生達に伝えたかったのが、今回の企画の意図でした。
Q 「企業と大学の連携の意義と課題は、どこにあるとお考えですか?」
A 『大学の学びと就職との懸け橋』としての意義を感じています。
学生の多くは学生生活の後に企業に就職していきます。今回のシンポジウムは、その流れをスムーズにすることに役立つと思います。企業側にとっては、実際の仕事の場がどのようなものであるのかを説明することができます。大学側にとっては、学生たちが将来どのような場で働きたいのかを考える良い機会を与えることができます。マーケティングリサーチに興味をもつ学生と、実際に業務に当たられている企業との業務内容のミスマッチを低減させるという意味で、企業と大学の連携には大きな意義があると思います。
これからの課題としては、実際にシンポジウムを受けて、学生が調査会社で働きたいと思った時に、それをどのようにサポートしてあげられるかというところでしょうか。本学のキャリア支援課等との連携も踏まえ、興味を持った学生を働く現場にまで繋ぐ体制についても考えていくことができたらと考えております。
Q 「アスマークの講演で、最も印象に残った点はどこでしたか?」
A 実際に調査をしてみないと分からないことがあるということです。
生成AIの隆盛が目覚ましい昨今であり、業務にも大きな影響を及ぼしているのではないかと推察いたします。
生成AIは非常に強力なツールでありますが、「既に明らかになっていること」に明るいという特性を鑑みると、「未だ明らかになっていないこと」については、やはり今後もそれを探求していかなければならないと考えています。世に未だ出ていない新商品の魅力の程や、潜在的に隠れている消費者のニーズは、この「未だ明らかになっていないこと」です。
アスマーク様のご講演では、企業側がこう思っていたけれど、実際に調査をしてみると違っていた、という事例も教えて頂きましたね。そういった、実際に調査をしてみないと分からないことがあるという事実に気づくことができる内容であったことが、最も印象に残りました。
Q 企業のリサーチ知見は、大学の研究・教育にどう活きるとお考えですか?
A 『客観的なデータに基づく対話力の醸成』に活きると考えています。
ニーズを捉え、それを定性的、定量的に分かりやすく表現しながら、データを用いた対話をできる能力は、データサイエンスにおける重要なスキルの1つです。客観的なリサーチに基づく知見は、この対話のベースとなるという意味で、研究を進める上でも、学生の教育をする上でも活用できると思います。
Q シンポジウムを通じた今後の展望と、読者へのメッセージをお願いします
A 企業と大学の連携の意義と課題の部分でも触れさせて頂きましたが、シンポジウムが学生の今後のキャリアに繋がるような取り組みができれば、企業にとっても, 学生にとってもWin-Winであったということができると思います。そのようにしていきたいというのが、今後の展望です。
最後になりましたが、読者の皆様、拙文に目をお通し頂き、ありがとうございました。今回のシンポジウムの取り組み概要が、読者の皆様の何某かの参考となりましたら幸甚です。
大橋先生、ありがとうございました!
【関連リンク】湘南総合研究所がマーケティングリサーチの専門家によるシンポジウムを開催しました
株式会社アスマーク
<ご参考>
■アスマークのマーケティングリサーチ事業について
アスマークは、業界最大級のモニター基盤と多様なリサーチ手法を活かした提案力で、企業の意思決定を支援いたします。
https://www.asmarq.co.jp/
▼アスマークの主なリサーチ・ソリューション
・定量調査(ネットリサーチ)
・定性調査(グループインタビュー・デプスインタビュー)
・オンラインインタビュー
・訪問調査(ホームビジット)
・郵送調査
・会場調査(CLT)
・ホームユーステスト(HUT)
・海外調査(定性・定量)
・在日外国人調査
・学術調査(アカデミックリサーチ)
・難病稀少疾患調査
・障がい者調査
<サービスに関するお問い合わせ先>
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【会社概要】
「生活者の意見を正確にお客様にご提供すること」をミッションに、業界最大規模のモニター基盤を活かしたマーケティングリサーチ事業を展開しています。
ISO認証を取得した厳格な管理体制のもと、徹底したパネル品質管理とプロによる企画から分析までを一気通貫で提供。
さらに、マーケティング活動に役立つリサーチセミナーを年間200件以上開催して情報発信するほか、リサーチ技術を応用したHR Tech事業も展開し、
クライアントの事業成長と組織活性化の両面を支援します。
会社名:株式会社アスマーク(ASMARQ Co., Ltd.)(東証スタンダード 証券コード:4197)
代表者:代表取締役 町田 正一
設立:2001年12月
本社:東京都渋谷区東1-32-12 渋谷プロパティータワー4F
事業内容:
(1)マーケティング・リサーチ事業(ネットリサーチ、グループインタビュー等)
(2)HR Techサービス(Humap)
(3)労働者派遣事業(許可番号:派13-311841)
会社ホームページ:https://www.asmarq.co.jp/
採用情報:https://www.asmarq.co.jp/saiyou/
運営メディア:https://a-streaming.asmarq.co.jp/(ウェビナー動画プラットフォーム「A-streaming」)


