
オープン・オブザーバビリティ・クラウドを提供するGrafana Labs(本社:米国ニューヨーク市、共同創業者兼CEO:ラジ・ダット、以下 Grafana Labs)は本日、顧客導入、製品イノベーション、そして市場での評価において、極めて勢いのある一年であったことを発表しました。1月31日に終了した昨年度において、Grafana Labsはビジネスを拡大し続けるとともに、数千もの組織が、ますます複雑化するAI主導のシステム全体で、シグナルを行動に変える支援を行ってきました。
持続的な事業成長と市場リーダーシップ
Grafana Labsは、ビジネスのあらゆる側面で成長を加速させながら2026年を迎えました。
年間経常収益(ARR)
Grafana Cloudの継続的な拡大と、大規模なソフトウェア主導型企業での採用増により、4億ドルを突破しました。
顧客数の増加
Fortune 50企業の70%を含む、世界中の7,000以上の組織が導入しています。
グローバル展開
100名以上の従業員を増員し、日本法人を設立して現地市場の成長を加速させています。
業界での評価
-
2025年 Gartner® Magic Quadrant™のオブザーバビリティ・プラットフォーム部門で「リーダー」の1社に位置付けられ、「ビジョンの完全性」で最も高い評価を獲得しました。
-
Forbes Cloud 100で13位にランクイン(5年連続選出)。
-
2025 DevOps Dozen AwardsでGrafana Cloudが「Best Observability Solution」を受賞。
この勢いは明確なトレンドを反映しています。ソフトウェアシステムがますます分散化し、AI主導となり、ビジネスにとって不可欠なものとなる中、チームはベンダーロックインを回避し、確信を持って迅速に動くために、オープンソース、オープンスタンダード、オープンエコシステムに基づく「オープン・オブザーバビリティ」を選択しています。
次世代AI企業の原動力に
AIネイティブ企業がインフラストラクチャの限界に挑戦する中、オブザーバビリティはその基盤となっています。昨年、Grafana LabsはAIの次の時代を築くチームにとっての重要なインフラとしての役割を深めました。
「ソフトウェアとAIのイノベーションのペースは加速する一方であり、お客様はその複雑さを日々感じています」と、Grafana Labsの共同創設者であるAnthony Woodsは述べています。「この一年は、オープン・オブザーバビリティが単なる哲学ではなく、ビジネス上の強みになることが証明されました。AIネイティブのスタートアップから世界最大級のエンタープライズまで、チームはシステムを理解し、コストを管理し、ビジネスの変化に素早く対応するためにGrafana Cloudを選んでいます。」
Anthropic、Lovable、OutSystemsなどのAIリーダー企業は、複雑で動きの速い本番環境システムの運用にGrafana Cloudを信頼しています。これらのチームはGrafanaを使用して以下のことを行っています。
-
メトリクス、ログ、トレース、プロファイル全体で、急速に進化するAIワークロードを監視
-
モデル推論、データパイプライン、ユーザー体験が交差する分散システムをデバッグ
-
使用量が予測不能に拡大する中で、深い可視性を維持しながらテレメトリコストを制御
AIのトレーニングからリアルタイム推論に至るまで、Grafana Labsは、複雑性が飛躍的に増していく中で、AI開発者がシステムを信頼性が高く、効率的で、理解可能な状態に保つ支援をしています。
製品イノベーション:オープン・オブザーバビリティ・クラウドの拡大
2025年、Grafana Labsは、あらゆるチームにとってオブザーバビリティをより簡単に、よりアクション可能なものにすることに焦点を当て、これまでで最も野心的な製品イノベーションのいくつかを提供しました。
実務で使えるAI
この一年の大きなハイライトは、SpotOn、LexisNexis Risk Solutions、MasterControlを含むGrafana Cloudの数千の顧客に採用された「Grafana Assistant」でした。Grafana Cloudの体験に直接組み込まれたAssistantは、以下の機能でユーザーの作業を加速します。
-
メトリクス、ログ、トレース、プロファイル、インフラストラクチャのコンテキスト全体にわたる質問への回答
-
ゼロから作成することなく、ダッシュボード、クエリ、説明を生成
-
新規ユーザーの参入障壁を下げると同時に、熟練したSREの作業を加速
「私たちにとって最大のユースケースの一つは、エンジニアの認知負荷(コグニティブ・ロード)を減らすことです」と、LexisNexis Risk Solutionsのソフトウェアエンジニアリング担当ディレクターであるNeil Wilson氏は述べています。「Grafana Assistantは、複雑なシステムのすべての部分に深い専門知識がなくても、根本原因により早くたどり着くのに役立ちます。」
その基盤の上に、同社はマルチステップのインシデント調査を行う自律型エージェント「Assistant Investigations」も導入しました。現在パブリックプレビュー中のAssistant Investigationsは、複数の特化型AIエージェントを調整して、メトリクス、ログ、トレース、プロファイルを並行して分析し、証拠の収集、仮説の構築、アクション可能な推奨事項の提示を行います。Kubernetes Monitoring、Alerting、Fleet Management、Knowledge Graph、SlackなどのGrafana Cloud機能と深く統合されたGrafana AssistantとAssistant Investigationsは、実際の運用データに基づいているため、日々のトラブルシューティングやシステム理解のための実用的で信頼できるパートナーとなります。
SaaSの経済性を再考
クラウドネイティブやAIワークロードに伴いテレメトリ量が増加する中、コスト管理は重要な課題となっています。2025年、Grafana Labsはメトリクス、ログ、トレース、プロファイル全体でAdaptive Telemetry suiteを完成させ、可視性を犠牲にすることなくテレメトリの量と支出を管理するための、統合的かつインテリジェントな方法を顧客に提供しました。
さらに、エンタープライズおよび規制産業向けに、導入の柔軟性を高める以下のプラットフォーム強化も行いました。
-
Grafana Bring Your Own Cloud (BYOC): 顧客自身のAWSまたはGCPアカウント内で実行される、フルマネージドのGrafana Cloud環境。
-
Grafana Federal Cloud: FedRAMP HighおよびDoD IL5コンプライアンスに準拠して一般提供(GA)され、米国政府機関および請負業者がミッションクリティカルなオブザーバビリティ・ワークロードを大規模に実行可能に。
複雑さをシンプルに
現場のチームがシグナルを迅速に行動へとつなげられるよう、Grafana Labsは導入後すぐに活用できるオブザーバビリティ体験への投資を継続しています。
-
Grafana Cloud Knowledge Graphをローンチし、サービス、インフラストラクチャ、テレメトリ間の関係を自動的にマッピングすることで、真のフルスタック・オブザーバビリティを実現。
-
Instrumentation HubやDatabase Observabilityを含む新しい「すぐに使えるソリューション」を導入し、オブザーバビリティの習熟度を問わず、どのチームでも素早く成果につなげられます。
-
Kubernetes Monitoring、Synthetic Monitoring、Cloud Provider Observability、Fleet Managementの機能を拡張。
これらを合わせることで、チームは複雑なシステムをより迅速に理解し、より効果的にコラボレーションし、顧客に影響が及ぶ前に問題を解決できるようになります。
オープン戦略:オープンソース、オープンスタンダード、オープンエコシステム
Grafana Labsは、相互運用性、スケール、ユーザーの選択肢のための長期的な戦略として、オープンソース、オープンスタンダード、オープンエコシステムを強化し、「オープン」な開発を継続しました。
オープンソース
Grafana Labsは、スタック全体で主要なリリースを行い、オープンソース・ポートフォリオを進化させました。Grafana 12のリリースでは、ダッシュボード、データ探索、拡張性に大幅な改善が加えられ、複雑なシステムを理解するためのデフォルトインターフェースとしてのGrafanaの役割がさらに強固になりました。KubeCon North Americaでデビューした Mimir 3.0は、大規模なメトリクスワークロードに対して、パフォーマンス、スケーラビリティ、運用効率の大幅な向上をもたらしました。
オープンスタンダード
Grafana Labsは、ベンダーロックインを防ぎ、データの移行性を維持するオープンスタンダードへのコミットメントを深めました。OpenTelemetryの共同創設者であるTed YoungがGrafana Labsに参画し、さらにGrafana LabsはOpenTelemetryとPrometheusの両方に対してトップクラスの企業コントリビューターであり続けています。また、同社はeBPFベースの自動計装プロジェクトであるBeylaをOpenTelemetryコミュニティに寄贈し、チームが最小限の負荷でアプリケーションを計装(Instrumentation)することをより容易にしました。
オープンエコシステム
Grafanaのオープンエコシステムは、あらゆるツール、ベンダー、プロトコルからのシグナルを統合するように設計された「ビッグテント(包括的)」な哲学に従っています。160以上のデータソースプラグインにより、チームは既存のツールを置き換えることなく、多様なテレメトリやビジネスデータをGrafanaに取り込むことができます。この一年で、Grafana LabsはDrone、Vercel、Netlifyなどのプラットフォームや、Zendeskのようなビジネスシステムを含む15の新しいデータソースプラグインにより、メトリクス、ログ、トレースを超えてオブザーバビリティを拡張し、システムパフォーマンスを運用や顧客の成果に直接結びつけました。
これらのイノベーションは、「オープンに構築し、実際の運用上の問題を解決し、チームが単に監視するだけでなく行動できるように支援する」というGrafana Labsの哲学を反映しています。
Gartnerの免責事項
「Gartner®, Magic Quadrant™ for Observability Platforms」Gregg Siegfried, Matt Crossley, Padraig Byrne, Andre Bridges, Martin Caren 2025年7月7日
Gartnerは、その刊行物に記載されているいかなる企業、ベンダー、製品、またはサービスについても推奨するものではなく、また、技術利用者に対して、最高評価やその他の指定を受けたベンダーのみを選定するよう助言するものではありません。Gartnerの刊行物は、Gartnerのビジネスおよびテクノロジー分野におけるインサイト組織の見解で構成されており、事実の表明として解釈されるべきものではありません。Gartnerは、本刊行物に関して、商品性または特定目的への適合性を含む、明示または黙示のいかなる保証も行いません。Gartnerおよび Magic Quadrantは、Gartner, Inc.および、またはその関連会社の商標です。
Grafana Labsについて
Grafana Labsは、オープンなオブザーバビリティプラットフォームのグローバルリーダーです。Grafana Labsの製品開発は、オープンソース、オープンスタンダード、オープンエコシステム、そしてオープンカルチャーという信念に基づいています。当社のクラウド型オブザーバビリティプラットフォームであるGrafana Cloudは、柔軟性と拡張性を重視して構築されており、組織が分散したあらゆるデータを可視化、理解し、行動に移すことで、ビジネスを加速します。現在、Anthropic、Bloomberg、NVIDIA、Microsoft、Salesforceをはじめとする7,000社以上の顧客と2,500万人以上のユーザーが、アプリケーションとシステムの信頼性確保、インシデントの迅速な解決、そしてノイズとコストを削減するためのテレメトリ最適化のためにGrafana Labsを活用しています。当社は世界40か国以上に1,500人以上の社員が在籍する100%リモートの企業であり、Lightspeed Venture Partners、Sequoia Capital、GIC、Coatue、J.P. Morgan、CapitalG、Lead Edge Capitalなどの主要な投資家から支援を受けています。詳細はhttps://grafana.com/ja/をご覧いただくか、LinkedInおよびXで当社をフォローしてください。

