選挙公報を「聞いて」理解できる情報サイト「やさしい選挙」を公開

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2026年2月3日、アルファサード株式会社(代表取締役社長:森崎賢太郎)は、各都道府県の選挙管理委員会が公開する小選挙区の立候補者の選挙公報をもとに、合成音声(ニューラル音声)による読み上げ音声を提供するウェブサイト「やさしい選挙」を、「やさしい朝日新聞」内に公開しました。

やさしい選挙トップページ

本サイトは、第51回衆議院議員総選挙を対象に、文字情報の閲覧が難しい方や音声での情報取得を希望する方を含め、より多くの人が選挙情報にアクセスできる環境づくりを目的としています。また、やさしい日本語で選挙のことや選挙に関連するニュースも紹介します。

背景

選挙公報は、候補者の考えや政策を知るための重要な公的資料です。しかし、紙やPDFでの提供が中心であり、視覚障害のある方や長文の読解が負担となる方にとっては、十分に活用しづらい場合があります。

さらに、今回のように解散から投票日までの期日が短い場合、紙の選挙公報が全戸に届かないこともあります。また、視覚障害者向けの点字版、拡大文字版、音声CDなどが間に合わない可能性もあります。

そこで活用したいのが、各都道府県の選挙管理委員会のウェブサイトで公開されているPDFの選挙公報です。ところが、私たちの調査では、これらのウェブサイトで公開されている選挙公報にはさまざまな課題があることがわかりました。

  • 選挙公報や音声読み上げ対応版PDFが探しにくい

  • 音声読み上げ対応版PDFがあっても、多くがスクリーンリーダーでの読み上げで正しく読み上げられない

  • 音声読み上げオーディオファイルを掲載しているのは一部の都道府県のみ

アルファサードは、これまでアクセシビリティ関連の製品・サービスを通じて「情報を、より多くの人に、伝わる形で届ける」取り組みを続けてきました。その一環として、選挙という社会的に重要な場面においても、情報取得のハードルを下げることを目指し、「やさしい選挙」を公開しました。

「やさしい選挙」の特徴

・選挙公報をもとにした読み上げ音声

各都道府県選挙管理委員会が公開する選挙公報の内容を基に、合成音声(ニューラル音声)を利用し、独自に読み上げ音声データを作成・掲載しています。ただし、音声読み上げオーディオファイルを公開している都道府県(※)については、独自の音声データを作成せず、リンクする形としています。

※東京都、神奈川県、静岡県、三重県、長崎県、鹿児島県および、比例代表南関東ブロック(神奈川県提供)

・選挙公報のPDF掲載

東京都と千葉県以外の道府県は、立候補者個人単位での選挙公報が公開されていないため、候補者単位の選挙公報をスクリーンキャプチャしてPDF化したものを掲載しています。

・誰でも登録不要で利用可能

ユーザー登録やログインは不要で、どなたでも無料で閲覧・再生できます。

・中立性への配慮

本サイトは、特定の候補者や政党を支持・推薦するものではありません。掲載順は各都道府県のウェブサイトに従い、表現についても公平性に配慮しています。

・アクセシビリティ重視の設計

音声による情報提供を中心に、選挙情報へのアクセス手段を広げることを重視しています。

サイト概要

※ 本サイトの内容は、公式情報の理解を補助する目的で提供しています。最終的な情報は、各選挙管理委員会が公表する資料をご確認ください。

今後について

アルファサードは、「やさしい選挙」を通じて、年齢や障害、利用環境にかかわらず、誰もが選挙情報にアクセスできる社会の実現を目指します。今後も、国政選挙・地方選挙等において選挙のアクセシビリティ向上に向けた取り組みを継続していく予定です。

アルファサード株式会社(https://alfasado.net/)

アルファサードは設⽴以来、⼀貫してウェブアクセシビリティ技術に取り組んでいます。
「PowerCMS」「PowerCMS X」の2つの CMS 製品を主軸に、やさしい日本語への言い換えを支援する「伝えるウェブ」、AI による動画字幕生成の「ジマクル」などのサービスがあり、ウェブサイトの受託開発も手がけています。

本件に関するお問い合わせ先

やさしい選挙についてのお問い合わせ・取材のお申し込みなどは yasashii.asahi@alfasado.jp までお願いします。

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