NSITEXEでは、この課題に対して、
・Flexible Processing
・Power Efficiency
・Real-time Computing
・Functional Safety
の4点の強みをさらに高めることにより、組込みシステムを幅広く支えるプロセッサを供給します。RISC-Vベースの標準プロセッサ(Standard Processors)と拡張ユニット部品(Extension Units)を組合せ、お客様のアプリケーション毎に最適な領域特化型アクセラレータ(Domain Specific Accelerator)を提供します。
NSITEXEでは、このプロセッサIPをはじめとする商品群を、Akariaブランドとして展開します。Akariaは、「組込みシステム業界の新時代を切り拓く光源でありたい」というコンセプトのもと、名付けられました。ロゴの形は「光源」を、ロゴの色は製品をこの世に生み出すNSITEXEの情熱を最高温度の青色で現しています。
Akariaプロセッサには、Standard ProcessorsであるNSファミリと、Domain Specific AcceleratorsであるDRファミリを用意しています。
NSファミリには、小型低消費電力なNS1シリーズ、32bit汎用用途のNS3シリーズ、64bitアプリケーション向けのNS7シリーズをラインアップ化し、32bitハイエンド向けNS5シリーズ、64bit向けハイエンドのNS9シリーズも検討を進めています。
DRファミリは制御マイコン向けのアクセラレータであるDR1000シリーズと自動運転をはじめとするハイエンド向けのアクセラレータDR4000シリーズ、さらには、ニューラルネットワークに特化したMLシリーズをラインアップ化するととともに、お客様毎のカスタムIPの構築を行うサービスも展開していきます。
DRファミリではStandard Processorsのマルチコアによるタスク並列化とRISC-V Vector Extension v1.0に対応したVector Extensionによるデータ並列化による汎用性の高いMIMDベースのアクセラレータと、業界最高電力効率のニューラルネットワークに特化したAIアクセラレータであるMLシリーズを組合せることにより、次世代の複雑化するAIアプリケーションに対して、用途毎に最適化するスケーラブルなソリューションを提供します(図4)。AIのネットワークの各レイヤーに対して、二次元の畳み込み演算やプーリング処理はMLシリーズで処理を行い、ユーザ固有な複雑な処理レイヤーに対してはMIMDベースのプロセッサで処理を行い、全体を最適化します(図5)。
株式会社エヌエスアイテクス CTO 杉本 英樹
NSITEXEは、将来の大きな動向を踏まえ、前述の4点の強みを柱に開発を進めてきました。個別のプロセッサIPだけでなく、その組み合わせやソフトウェア、ソリューションも含め継続して開発を進めています。Akariaはその全てを包含しNSITEXEとしてお客様に価値提案するブランドとして創出し成長させていきます。Akariaにより、世界中の組込みシステム関連のお客様に最先端のコンピューティング、クリーンエネルギーをはじめとするスマート社会に欠かせない開発基盤を提供します。
NSITEXEは、Akariaによる革新的プロセッサ技術を基盤に、モビリティ、スマートシティ、CPSなど、人々の生活を豊かにする世の中の革新に貢献していきたいと考えています。
NSITEXEについて
NSITEXEは、2017年に株式会社デンソーからスピンオフして設立された先進的なプロセッサを開発するIPベンダです。機能安全に対応したRISC-VベースのプロセッサIPを開発しています。高効率、高品質な半導体IPにより、幅広いアプリケーションに対応し、次世代の半導体技術の進化に貢献します。
■ 本リリースに関するお問い合わせ先
株式会社エヌエスアイテクス
URL: https://www.nsitexe.com/
E-mail: support@nsitexe.co.jp
以上
———————————————————————————————–
● 記載されている会社名、製品等は、一般に弊社及び各社の登録商標または商標です。