JR西日本テクノス、NECプラットフォームズなど4社共同開発中の「非連動分岐器の遠隔操作システム」を鉄道技術展に出展

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株式会社JR西日本テクノス(以下JR西日本テクノス、注1)、NECプラットフォームズ株式会社(以下NECプラットフォームズ、注2)、西日本旅客鉄道株式会社(以下JR西日本、注3)および株式会社 石川鉄工所(注4)の4社は、非連動分岐器の遠隔操作システムの共同開発を進めており、このたびJR西日本テクノスから本システムを2023年11月8日(水)から10日(金)まで幕張メッセで開催される「第8回 鉄道技術展」に出展します。

非連動分岐器の遠隔操作システムは、列車の進行方向を制御する分岐器において、コンピュータと連携しておらず人手による構内入換作業が必要な分岐器を対象に遠隔から操作・監視・制御を実現します。本システムを活用することで、構内作業者の安全性と生産性の向上を図ります。

【背景】

鉄道線路のポイント切替はコンピュータと通信を行い、信号機能と転てつ器(注5)を連携させ、自動で行います。一方で車両基地など線路転換作業にコンピュータとの連携を行わず、人の手で転てつ器を切り替える非連動分岐器が使われているケースがJR西日本管内だけでも多数存在しています。

こうした中、デジタル化よる構内作業の安全性・生産性の向上を目指し、2020年よりJR西日本テクノスやNECプラットフォームズなどの4社は非連動分岐器の遠隔操作システムの共同開発に着手しました。本システムは、実用化に向けてJR西日本管内で現在検証を進めています。

                                      
【本システムの概念図】

【本システムの特長】

1.自動転換装置

・既存の手動式分岐器に後付けすることで、分岐器をモータ動作により遠隔で転換させます。

・容易に分岐器との接続を解除でき、手動操作に切り替えが可能な構造です。

2.転換監視装置

・分岐器および周囲の状態をカメラで取得します。

3.遠隔操作制御装置                                
・遠隔で分岐器の操作やカメラ映像での状態確認、進路構成状態を視覚的に表示します。
《操作画面の一例》

4.遠隔制御設備

・装置間の通信や制御を行います。

<第8回鉄道技術展2023 Mass-Trans Innovation Japan 2023>

公式HP  : http://www.mtij.jp/
主   催: 産経新聞社
開催日時 : 2023年11月8日(水)~ 10日(金) 10:00 ~ 17:00
会   場: 幕張メッセ 4・5・6・7・8ホール
ブース番号: JR西日本グループ 株式会社JR西日本テクノスブース Hall 5 F-11

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(注1)本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:松岡 俊宏

(注2)本社:東京都千代田区、代表取締役 執行役員社長:河村 厚男

(注3)本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:長谷川 一明

(注4)本社:福岡県北九州市、代表取締役:石川 清光

(注5)転てつ器:列車を他のレール上に分岐させるための装置全体を「分岐器」といい、その中でレールを分ける装置のことを「転てつ器」または「ポイント」といいます。

※記載されている商品名、サービス名、会社名またはロゴマークは、各社の商標、登録商標もしくは商号です。

<本件のお問い合わせ先>

NECプラットフォームズ株式会社

パブリックプロダクツ事業部

E-Mail:contact_railway@pb2c.jp.nec.com

株式会社JR西日本テクノス

〒531-0072
大阪府大阪市北区豊崎三丁目19番3号 ピアスタワー10F

営業部TEL:06-7223-8762 FAX:06-7223-8766

公式HP: https://www.wjrtechnos.co.jp/

<リンク >

JR西日本のイノベーションプラットフォーム  https://media.jrw-ip.jp/blog/4231/

JR西日本テクノスHP  https://www.wjrtechnos.co.jp/

NECプラットフォームズHP https://www.necplatforms.co.jp/

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