インボイス制度の導入以降、適格請求書を受領した場合にのみ仕入税額控除が認められることから、2023年中に免税事業者から課税事業者に移行する事業者が増加します。したがって、新たに消費税申告が必要になる事業者も増加し、事務作業の負担や申告時の混乱が予想されます。また、消費税申告書も新様式での提出が求められます。
さらに、激変緩和の観点から、制度施行から6年間は仕入税額相当額の一定割合を控除可能な「経過措置」が設けられています。経過措置※1には、インボイス制度を機に課税事業者となった事業者は、売上税額の2割の消費税を納めればよい「2割特例」などがあり、事業者一人一人が複雑な制度を理解・判断し、作業する必要があります。
※1 経過措置としての2割特例が適用されるのは、2023年(令和5年)10月1日~2026年(令和8年)9月30日までの日の属する各課税期間となります。
今回、『マネーフォワード クラウド会計』、『マネーフォワード クラウド確定申告』において、インボイス制度に対応した新様式の消費税申告や、経過措置の特例に応じた消費税計算ができるようになります。
また、消費税申告を初めて行うユーザーに向けて、制度理解や実際の申告作業に役立つ「インボイスかんたんガイド」をサポートページにて提供します。
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消費税申告機能について
①インボイス制度に対応した新様式の消費税申告書作成
※『マネーフォワード クラウド確定申告』のmobile版は消費税申告書作成機能の対象外です。
<新様式の主な変更点>
・税額控除に係る軽減措置の適用(2割特例)欄の新設
・「税率別消費税集計表」の追加
・「(個人の方)公金受取口座の利用」欄の新設(『マネーフォワード クラウド確定申告』のみ)
<画面イメージ>
②経過措置に対応した消費税計算
2割特例を適用した場合の消費税計算が可能です。インボイス制度を機に免税事業者から課税事業者に移行し、特例の対象となる事業者の場合は、申告形式で「2割特例」を選択できます。(※特許申請済)
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「インボイスかんたんガイド」について
インボイス制度の解説や経過措置、用語集等のコンテンツを掲載しています。今回、初めて消費税申告を行う個人事業主、法人の方に向けたコンテンツを掲載し、「2割特例」「少額特例」などの解説を図解付きで読むことができます。
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『マネーフォワード クラウド会計』について
『マネーフォワード クラウド会計』は、面倒な法人決算をラクにするクラウド会計ソフトです。取引入力と仕訳の自動化で作業時間を大幅削減し、これまで時間がかかっていた会計業務を効率化します。税法改正や消費税の増税にも自動アップデートで対応。インボイス制度・電子帳簿保存法にも対応しています。
URL:https://biz.moneyforward.com/accounting/
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『マネーフォワード クラウド確定申告』について
『マネーフォワード クラウド確定申告』は、個人事業主のための確定申告作業をラクにするクラウド型確定申告ソフトです。青色申告や白色申告に対応。確定申告書や青色申告決算書、収支内訳書など確定申告必要書類の自動作成が可能です。
WEB版:https://biz.moneyforward.com/tax_return/
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株式会社マネーフォワードについて
名称 :株式会社マネーフォワード
所在地 :東京都港区芝浦 3-1-21 msb Tamachi 田町ステーションタワーS 21F
代表者 :代表取締役社長CEO 辻庸介
設立 :2012年5月
事業内容:PFMサービスおよびクラウドサービスの開発・提供
URL :https://corp.moneyforward.com/
主要サービス:
お金の見える化サービス『マネーフォワード ME』 https://moneyforward.com/
バックオフィスSaaS『マネーフォワード クラウド』 https://biz.moneyforward.com/
*記載されている会社名および商品・製品・サービス名(ロゴマーク等を含む)は、各社の商標または各権利者の登録商標です。