「地域エッジクラウド」の提供開始について

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東日本電信電話株式会社(以下、「NTT東日本」)は、地域の様々な分野の社会課題解決に向け、NTT東日本グループの総合力を活かし、お客さまのDXをサポートする取り組みを推進しております。この度、NTT東日本が推進するREIWAプロジェクト※1の一環として、仮想IaaS基盤が利用できる「地域エッジクラウド」を、2022年7月25日(月)より提供いたします。
※1 REIWAプロジェクトとは、NTT東日本の様々なアセットを活用して地域活性化を推進するプロジェクトです。地域の情報を地域エッジで効率的に収集・分析し、それらをセキュアに流通させることで、地域社会全体でデータを共有・活用し、様々な分野における地域活性化を目指しています。
1. 本取り組みの背景と目的
NTT東日本は、地域のアセットをベースに総合的なネットワークインフラを提供することを通じ、社会の課題解決に取り組んでいます。その中で、地域のお客さまやパートナー企業さまより、機微なデータの取り扱いおよび保管場所の明確化、加えてネットワーク周縁でのデータの一次処理による低遅延・低コストの実現といった、クラウドサービスに関する多くのご相談をいただいております。
そこで今回、お客さまのネットワークと直結させることが可能な情報プラットフォームを提供し、そのプラットフォーム上で様々なアプリケーションを活用することで、地域活性化を実現する「地域エッジクラウド」を提供することといたしました。
 

*Microsoft Azure、Microsoft Azure Stack Hubは、マイクロソフトグループの企業の商標です。

2. サービス概要
(1) 特長
NTT東日本データセンタにプライベートクラウド基盤を配備することで、地域エッジクラウドならではの安心と使いやすさを提供します。具体的には、お客さまネットワークと閉域ネットワークを接続することで、高セキュアかつ低遅延なクラウドサービスをご利用いただけます。
また、BCP対策を考慮し、プライベートクラウド基盤を設置したデータセンタのバックアップを、遠隔地のデータセンタにて実施します。加えて、NTT東日本の専門家が、お客さまの仮想サーバを含めたプライベートクラウド基盤上の監視・保守をすることで、お客さまの負担を軽減します。
加えて、サーバ機器の購入・リプレイスが不要となり、ダウンロード課金が発生しないという特長も併せもつ、新たなクラウドサービスです。
 

*SINETは日本全国の大学、研究機関などの学術情報基盤として、国立情報学研究所(NII)が構築、運用している情報通信ネットワークです。

(2) サービス提供範囲、提供機能
プライベートクラウド基盤、仮想マシン等のステータス確認可能なポータルまでを提供いたします。
プライベートクラウド基盤には、構築後の仮想マシン、マネージドディスク、オブジェクトストレージ、NW接続機能、バックアップまでIaaS機能の利用に必要な全ての機能が含まれています。
本サービスは、当社データセンタ内にマイクロソフト社の提供するMicrosoft Azureの技術を活用することで、クラウドサービスの柔軟性・利便性を実現しています。
 

3. 提供条件等
提供エリア :全国
接続条件  :閉域アクセスサービス接続、最低利用期間なし
*利用料金等の詳細情報につきましては、弊社営業担当者、またはホームページからお問い合わせください。

4. 今後の展開
本サービスの提供を皮切りに、当社アプリケーションに加え、NTTグループや他社アプリケーションを地域エッジクラウド上に組み込むことで、機能を拡充していきます。
また、地域エッジクラウドの提供を通じ、「お客さま拠点」「地域エッジクラウド」「各種クラウドサービス」の各階層を最適なネットワークで接続することで、各層における最適な機能配備を実現し、クラウドサービスとのシームレスな連携・データの適正配置により、お客さまの利便性向上に貢献します。
そしてNTTグループとして取り組んでいるIOWN構想とNTT東日本が取り組むREIWAプロジェクトを活用した分散型情報ネットワーク基盤を構築することを通じ、地産地消型の分散型社会の実現、地域活性化に貢献する様々なソリューションを提供していきます。

5. 本件に関するお客さまからのお問い合わせ先
① お客さまを担当する弊社営業担当者に直接ご連絡ください
② サービスページからのお問い合わせ
URL:https://business.ntt-east.co.jp/service/rec/

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