Opensignal(本社:ロンドン)は、最新の「日本のモバイル・ネットワーク・エクスペリエンス分析レポート」を発表しました。最新版のレポートでは、モバイル・ネットワークを介してリアルタイム・ビデオ・ストリーミングする際のユーザーに対し、全体のライブ・ビデオ・エクスペリエンスと5 Gライブ・ビデオ・エクスペリエンスを紹介しています。
● 主な分析結果
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ソフトバンクが一貫性を獲得
ソフトバンクは、83.8%のスコアで、楽天モバイルを0.4ポイント上回り、一貫した品質アワードを受賞。
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楽天モバイルは両方のアップロード・スピード・アワードを保持
楽天モバイルは、全体のアップロード・スピード・エクスペリエンスと 5G アップロード・スピードの勝者。
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ゲーム・エクスペリエンスと 5G ゲーム・エクスペリエンスではソフトバンクが単独勝者で勝者継続
ソフトバンクは、100 点満点中 81.7 点を獲得し、au と楽天モバイルを約 1 ポイント上回る。
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NTTdocomoがダウンロード・スピード・アワードの両方で表彰台を維持
全体のダウンロード・スピードは、auとNTTdocomoが44.7~44.8Mbpsでほぼ同スコア、ソフトバンクに3.8Mbpsの差をつける。
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ソフトバンクが5Gビデオ・エクスペリエンスを完全制覇
ソフトバンクは、再び 5G ビデオ・エクスペリエンス・アワードを獲得。
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NTTdocomoは音声アプリ・エクスペリエンスを独り占めと主張
前回のレポートでは、音声アプリ・エクスペリエンスでは au と NTTdocomoが共同受賞者。今回はNTTdocomoが100点満点中81.9点を獲得し、勝者となる。
● 国内分析
NTTdocomoとソフトバンクは前回のレポートでビデオ・エクスペリエンス・アワードを獲得しました。しかし、auはNTTdocomoに代わって共同受賞となり、100点満点中69.7~70.2点で同点となり、ソフトバンクと同点となりました。NTTdocomoと楽天モバイルは、69~69.3ポイントで3位となっており、共同優勝者に約0.8ポイント差をつけられています。加入しているネットワークに関係なく、Opensignal ユーザーはとても良い (68 ~ 78) ビデオ・エクスペリエンスを体感しています。これは、ユーザーが平均して 1080p 以上で満足のいく読み込み時間であり、ほとんど失速せずにビデオ・ストリーミングできることを意味しています。
● 地域分析
地域別の総合セクションでは、日本の 8 つの地域で、共同勝利が頻繁にあるなど、混戦模様であることが確認されました。楽天モバイルは全カテゴリーと地域全体で単独最多の8勝し、NTTdocomoの全勝5勝を上回っています。auとソフトバンクはそれぞれ3勝で単独勝利を収めています。auは総合部門で27回の共同優勝を達成し、ソフトバンクの25回の共同優勝を上回りました。
注:内容は、英語版の翻訳です。日本語との内容に不整合がある場合、英語版が優先されます。
参考資料:
日本 モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポート ( https://www.opensignal.com/jp/reports/2023/10/japan/mobile-network-experience )
Opensignalについて
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