葬儀社紹介サービス「安心葬儀」が地方都市に住む40代以上の約7.8万人に調査を実施。全国的に喪主や終活等の経験率はほぼ同じだが菩提寺・仏壇購入に差あり

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株式会社エス・エム・エス(本社:東京都港区、代表取締役社長:後藤夏樹、東証プライム、以下「当社」)は、提供している葬儀社紹介サービス「安心葬儀」(URL:https://ansinsougi.jp/)にて、この度、北海道、宮城県、新潟県、静岡県、京都府、兵庫県、岡山県、広島県、福岡県、熊本県在住の40代以上の男女約7.8万人を対象に「葬儀に関するアンケート」を実施しました。

本調査は2022年9月に埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、大阪府を対象として行った「葬儀に関するアンケート」(URL:https://www.bm-sms.co.jp/news-press/prs_20221213_ansinsougi_research/)の地方都市版です。今回は対象地域を変更し、前回同様の調査を行いました。今回の調査を行ったことで、政令指定都市を含む都道府県を網羅したことになります。調査時期に違いはあるものの、前回は主要都市、今回は地方都市での調査となり、それぞれの内容を比較することで葬儀の傾向を把握することが可能となりました。

調査の結果、地方都市の場合でも葬儀の喪主経験、遺産相続手続き、終活、墓じまいの経験については主要都市とほぼ同じ傾向があることがわかりました。一方で、菩提寺については地方都市のほうが所持率は高く、60代以上では約8%の開きがありました。また、仏壇の購入率では地方都市のほうが50代、60代以上で約2%、遺品整理の経験率では60代以上で約2%とやや高めの結果となっています。地方都市在住者は、主要都市在住者に比べて、家族・親戚などの関係性や、地域の慣習などの影響を受けており、菩提寺の所持率や仏壇の購入率、遺品整理の経験率などに影響していると推測しています。

過去5年以内に喪主を務めた人が行った葬儀の種別は、地方都市では家族葬や一般葬が多く、通夜葬儀を省略せずに執り行う様子が垣間見えました。葬儀の規模感を表す参列者の平均人数については、一般葬において地方都市のほうが少ない傾向であることがわかりました。

今回の調査は、新型コロナウイルスが「5類感染症」へ移行した後の調査ということもあり、5類移行前後で葬儀の参列人数について変化があるか、喪主経験者を対象に確認しました。結果は、全葬儀種別において半数以上が葬儀の参列人数は「変わらない」という回答となりました。コロナ禍で葬儀の参列人数は縮小傾向になり、5類移行を受けて元に戻るのではないかと予測していましたが、調査の結果、影響は大きくないことがわかりました。なお、直葬、一日葬、家族葬については減らしたいという人より、増やしたいという人が多く、特に直葬はその差分が大きく、新型コロナウイルスの影響で葬儀種別をやむなく直葬に変えていた、などの事情が推測されました。一方で、一般葬は参列人数を減らしたい人のほうが多いという結果になりました。一般葬については、コロナ禍以前から規模を縮小したいという傾向があり、葬儀の省力化へのニーズが加速したのではないかと考えられます。

【葬儀に関するアンケート】主な調査結果
1.葬儀の喪主について、40代の9.3%、50代の23.0%、60代以上の49.8%が経験あり
地方都市では40代の11人に1人、50代の5人に1人が喪主経験ありと回答した。

2.遺産相続手続きについて、40代の15.2%、50代の28.4%、60代以上の49.2%が経験あり
主要都市(前回調査)では40代の15.0%、50代の28.0%、60代以上の50.5%が経験ありと回答し、概ね同じ傾向となった。

3.遺品整理について、40代の19.2%、50代の28.6%、60代以上の44.8%が経験あり
主要都市(前回調査)では40代の17.5%、50代の27.2%、60代以上の42.7%が経験ありと回答していた。地方都市のほうが経験率は高い傾向となった。

4.終活について40代の3.5%、50代の4.5%、60代以上の9.1%が経験あり
主要都市(前回調査)では終活について40代の3.3%、50代の3.5%、60代以上の8.1%が経験ありと回答していた。

5.墓じまいの経験は60代以上でも7.1%にとどまる
主要都市(前回調査)では40代の3.6%、50代の3.9%、60代以上の5.9%が経験ありと回答し、概ね同じ傾向となった。

6.菩提寺について、40代の17.4%、50代の30.9%、60代以上の52.3%があると回答
主要都市(前回調査)では40代の13.8%、50代の24.4%、60代以上の44.2%があると回答していた。地方都市のほうが、菩提寺の所持率が高い傾向となった。

7.仏壇について、40代の12.2%、50代の22.3%、60代以上の37.8%が購入経験ありと回答
主要都市(前回調査)では40代の11.5%、50代の20.6%、60代以上の35.4%があると回答していた。微差ではあるものの、地方都市のほうが、購入経験率が高いという結果となった。

8.5年以内に行われた葬儀種別は直葬8.5%、一日葬5.1%、家族葬60.1%、一般葬26.3%
主要都市(前回調査)では直葬15.9%、一日葬17.3%、家族葬47.3%、一般葬19.5%という結果であり、地方都市のほうが、家族葬や一般葬の割合が高い。

9.5年以内に行われた葬儀の平均参列人数は直葬10人、一日葬15人、家族葬18人、一般葬79人
主要都市(前回調査)では直葬8人、一日葬16人、家族葬17人、一般葬91人という結果。地方都市の葬儀のほうが一般葬の平均参列人数が少ない傾向となった。

10.新型コロナウイルスの影響がない場合でも、参列者の人数は半数以上が「変わらない」と回答
直葬実施者については他の種別に比べ、増やしたいという希望がやや多い傾向が見えた。

【調査概要】
・実施期間:2023年7月11日(火)~2023年7月20日(木)※地域ごとに段階的に実施
・調査対象:北海道、宮城県、新潟県、静岡県、京都府、兵庫県、岡山県、広島県、福岡県、熊本県在住の40代以上の男女 77,918人
・属性:40代25,659人、50代26,059人、60代以上26,200人
・調査方法:Webを使用したアンケート

同調査に関連する安心葬儀「葬儀種別・費用についてのアンケート」はこちら
URL:https://ansinsougi.jp/p-359

【調査結果詳細】 
1.葬儀の喪主について、40代の9.3%、50代の23.0%、60代以上の49.8%が経験あり
Q.葬儀の喪主を務めたことはありますか?(n=77,918)
地方都市では40代の11人に1人、50代の5人に1人が喪主経験ありと回答した。

2.遺産相続手続きについて、40代の15.2%、50代の28.4%、60代以上の49.2%が経験あり
Q.遺産相続手続きを行ったことはありますか?(n=77,918)
主要都市(前回調査)では40代の15.0%、50代の28.0%、60代以上の50.5%が経験ありと回答し、概ね同じ傾向となった。

3.遺品整理について、40代の19.2%、50代の28.6%、60代以上の44.8%が経験あり
Q.遺品整理を行ったことはありますか?(n=77,918)
主要都市(前回調査)では40代の17.5%、50代の27.2%、60代以上の42.7%が経験ありと回答していた。地方都市のほうが経験率は高い傾向となった。

4.終活について40代の3.5%、50代の4.5%、60代以上の9.1%が経験あり
Q.終活を行ったことはありますか?(n=77,918)
主要都市(前回調査)では終活について40代の3.3%、50代の3.5%、60代以上の8.1%が経験ありと回答していた。

5.墓じまいの経験は60代以上でも7.1%にとどまる
Q.墓じまいの経験はありますか?(n=77,918)
主要都市(前回調査)では40代の3.6%、50代の3.9%、60代以上の5.9%が経験ありと回答し、概ね同じ傾向となった。

6.菩提寺について、40代の17.4%、50代の30.9%、60代以上の52.3%があると回答
Q.菩提寺はありますか?(n=77,918)
主要都市(前回調査)では40代の13.8%、50代の24.4%、60代以上の44.2%があると回答していた。地方都市のほうが、菩提寺の所持率が高い傾向となった。

7.仏壇について、40代の12.2%、50代の22.3%、60代以上の37.8%が購入経験ありと回答
Q.仏壇を購入したことはありますか?(n=77,918)
主要都市(前回調査)では40代の11.5%、50代の20.6%、60代以上の35.4%があると回答していた。微差ではあるものの、地方都市のほうが、購入経験率が高いという結果となった。

8.5年以内に行われた葬儀種別は直葬8.5%、一日葬5.1%、家族葬60.1%、一般葬26.3%
Q.葬儀はどのような種類で行いましたか?複数回経験のある場合、直近のものについて回答してください。
※5年以内に喪主経験のある40代以上の男女を対象に調査(n=3,897)
主要都市(前回調査)では直葬15.9%、一日葬17.3%、家族葬47.3%、一般葬19.5%という結果であり、地方都市のほうが、家族葬や一般葬の割合が高い。

9.5年以内に行われた葬儀の平均参列人数は直葬10人、一日葬15人、家族葬18人、一般葬79人
Q.葬儀の参列者は何人程度集まりましたか?
※5年以内に喪主経験のある40代以上の男女を対象に調査(n=3,765)
主要都市(前回調査)では直葬8人、一日葬16人、家族葬17人、一般葬91人という結果。地方都市の葬儀のほうが一般葬の平均参列人数が少ない傾向となった。

10.新型コロナウイルスの影響がない場合でも、参列者の人数は半数以上が「変わらない」と回答
Q.もし当時の葬儀を現在の環境(コロナ5類化後)で行うとしたら、参列者の人数に変化はありそうですか?
※5年以内に喪主経験のある40代以上の男女を対象に調査(n=3,897)
直葬実施者については他の種別に比べ、増やしたいという希望がやや多い傾向が見えた。

【安心葬儀が過去に行った調査について】
・葬儀社紹介サービス「安心葬儀」が約7万人に葬儀に関するアンケートを実施。40代の約10人に1人が喪主、約6人に1人が遺品整理の経験あり。葬儀に関する備えの必要性を示唆~一般葬が減少し、直葬・一日葬・家族葬の実施率が増加。葬儀時間、参列人数ともに縮小傾向~(2022年12月13日)
URL:https://www.bm-sms.co.jp/news-press/prs_20221213_ansinsougi_research/

・【親の終活に関する意識調査】親と終活について話したいと思っている人は約4割。話すきっかけはニュースの影響が最多、日常会話が対話の鍵〜親と生前に話しておきたいことベスト3は、1位「介護」2位「葬儀」3位「延命治療」〜(2022年3月22日)
URL:https://www.bm-sms.co.jp/news-press/prs_20220322_ansinsougi_research/

・【親の終活に関する意識調査】7割が毎月親と連絡を取る一方で、親と「終活」について話したことがない人は約6割。子側はきっかけに悩む傾向〜親と生前に話しておきたいことベスト3は、1位「葬儀」、2位「相続財産」、3位「納骨・お墓」〜(2019年12月19日)
URL:https://www.bm-sms.co.jp/news-press/prs_20191219_ansinsougi_research/

【「安心葬儀」について】
葬儀のスタイル、予算、宗派など、希望条件に合う葬儀社を紹介しています。葬儀の基礎知識、独自収集の調査データといったコンテンツも提供しています。
URL:https://ansinsougi.jp/

【株式会社エス・エム・エスについて】
2003年創業、2011年東証一部上場、2022年4月より東証の市場区分変更によりプライム市場へ移行。「高齢社会に適した情報インフラを構築することで人々の生活の質を向上し、社会に貢献し続ける」ことをミッションに掲げ、「高齢社会×情報」を切り口にした40以上のサービスを開発・運営しています。
名称:株式会社エス・エム・エス
所在地:東京都港区芝公園2-11-1住友不動産芝公園タワー
代表者:代表取締役社長 後藤夏樹
会社設立:2003年4月
資本金:23億1,518万円(2023年3月31日現在)
従業員数:連結3,703人、単体2,343人(2023年3月31日現在)
事業内容:高齢社会に求められる領域を、医療・介護・ヘルスケア・シニアライフと捉え、価値提供先であるエンドユーザ・従事者・事業者をつなぐプラットフォームとしての情報インフラを構築し、40以上のサービスを展開
URL:https://www.bm-sms.co.jp/

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