香りを言語化するAI「KAORIUM」子供のこころ治療専門クリニックに世界初導入!

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嗅覚のデジタライゼーションによって新たな顧客体験を提案するSCENTMATIC株式会社(代表取締役:栗栖俊治、本社:東京都、以下「セントマティック」)は、同社の開発する香りを言語化するAIシステム「KAORIUM(カオリウム)」を、子供のこころの治療を専門に行う「キッズハートクリニック外苑前(診療科:児童思春期精神科、心療内科、精神科、所在地:東京都港区南青山)」に2023年5月より設置。今までにない試みにより、ニーズの高まる子供のこころのケアへのサポートを目指します。※KAORIUMはSCENTMATIC株式会社の登録商標です。※KAORIUMは医療機器ではありません。

増加傾向にある不登校や児童の発達障害でニーズの高まる子供の心療治療
最先端の香りの言語化AIでサポートを目指す!

KAORIUM 香り体験デバイスKAORIUM 香り体験デバイス

「香り」は言葉で表現することが難しく、五感の中でも最も未知な領域であった嗅覚。しかし、テクノロジーの進化によって、その秘められたポテンシャルに注目が集まっています。香りを言語化するAIシステム「KAORIUM」を使うと、曖昧で捉えにくい香りの印象を言葉で可視化したり、ある言葉に紐づく香りを導き出したりすることを可能にします。また、香りを深く味わう体験は左右両脳を活性化する可能性が報告されており(※1)、新しい感性への気付きをもたらします。香りと言葉をつなぐ今までにない体験は、さまざまな領域において、その可能性に期待が寄せられています。
  
(※1)参照元:
「注意が脳での嗅覚処理に及ぼす影響 ―脳波計測により匂い呈示後1秒以内の脳活動の変化を検出―」
https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/topics_20190322-1.html

2022年10月27日に発表された文部科学省のデータによると、令和3年度の小・中学校における不登校児童生徒の人数は、24万4940人にのぼり、9年連続で増加傾向にあります。また、発達障害を抱える児童も増加傾向にあり、児童専門の心療内科の重要性が高まっています。発達障害を持つ子供たちの中には、特殊な能力を持っていたり、集中力が高いなどの特性もあり、その特性を生かし育むためには、早期に認知しサポートしていくことが求められています。

そこで、セントマティックでは、ニーズの高まる子供の心療治療への新しい試みとして、最先端のAIシステム「KAORIUM」を活用し、香りの言語化をきっかけとしたサポートを目指しています。

児童こころの精神科医 脳科学者 長崎大学名誉教授 キッズハートクリニック外苑前 院長 篠原一之 氏児童こころの精神科医 脳科学者 長崎大学名誉教授 キッズハートクリニック外苑前 院長 篠原一之 氏

子供の心療治療の専門医、

AI「KAORIUM」の“香りの言語化”への期待

香りを言語化するAI「KAORIUM」を導入することへの期待について、児童こころの精神科医、脳科学者、長崎大学名誉教授で、キッズハートクリニック外苑前の院長である 篠原一之先生に伺いました。

KAORIUMを当クリニックに導入することについては、精神的な課題を抱えるお子さんと、そのお母さんに2つの効果を期待しています。

1.子供の精神関連疾患・発達障害関連疾患の緩和ケア
子供の精神的な不安感・モヤモヤ・イライラの感情は、言葉にすることで治療につながるのではと考えています。メカニズムとしては、脳の下には、感情をつくり出す中心的な働きをする「扁桃体(へんとうたい)があり、つくられた感情が溜まっていきます。感情をうまく処理ができないと、扁桃体に溜まったままになるのですが、大脳皮質にある「前頭前野(ぜんとうぜんや)」の働きによって、これらを処理していくことで、感情をコントロールすることができます。その解決方法が、感情の言語表現です。

治療をサポートするという観点では、香りの記憶を言語に繋げる役割として、KAORIUMに期待しています。KAORIUMを活用して、好きな香りから想起される言語が導き出せると、子供の感情を解明する手助けになる可能性があると感じています。さらに、選択する匂いや言語によって、病気の症状が違うなどもわかると、より良いと期待しています。また、診療に来る子供は、最初自分の感情を言葉にできないことが多いので、「思い」を出すことが大切であり、そのひとつの方法としても、KAORIUM体験がなり得ると考えています。

2.発達障害関連疾患を持つ母親の緩和ケア(心疲労や更年期障害など)
子供の不調は両親にも連動します。また逆もしかり。特に、女性の更年期障害では、香りが女性ホルモンの分泌を高めることは実証されています。不登校の問題や、発達障害関連疾患のお子さんを持つ親御さんは、心疲労を抱えていたり、更年期障害などに悩まされるケースが多いため、KAORIUMを活用し、ご自身にあった香り選びをお手伝いし、香り効果による緩和ケアに期待をしています。

KAORIUM 導入施設情報
名称 :キッズハートクリニック外苑前
診療科:児童思春期精神科、心療内科、精神科
代表 :篠原一之 院長
住所 :東京都港区南青山2-11-13 青山サクセスビル 5階

香りと言葉を変換するAIシステム「KAORIUM」とは
KAORIUMは、セントマティックが開発した香りと言葉を相互に変換するAIシステムです。最先端のテクノロジーによって、曖昧で捉えにくい香りの印象を言葉で可視化したり、ある言葉に紐づく香りを導き出したりすることを可能にします。また、言葉を意識しながら香りを深く味わう体験は左右両脳を活性化し(※1)、私たちのまだ見ぬ感性への気付きをもたらします。香りと言葉をつなぐ今までにない体験が生み出す価値は、フレグランスの世界にとどまらず、感性教育、ヘルスケア、飲食体験、購買体験など様々な分野に新しいビジネスチャンスを生み出すものとして、その可能性に大きな期待が寄せられています。

(※1)参照元:
「注意が脳での嗅覚処理に及ぼす影響 ―脳波計測により匂い呈示後1秒以内の脳活動の変化を検出―」
 https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/topics_20190322-1.html

KAORIUM コンセプトモデルKAORIUM コンセプトモデル

KAORIUM コンセプトイメージKAORIUM コンセプトイメージ

【SCENTMATIC株式会社】

セントマティックは、香りを言語化するAIシステムを用いて、あらゆるものに“情緒的な体験価値”をプラスできる香りの共創型の香りのビジネスデザイン集団として2019年に設立しました。五感の中でも最も未知な領域であった「嗅覚」に着目し、香りを言語化するAIツール「KAORIUM」を開発しています。これまで「香り」という概念は個人の感覚の違いにより他者へのイメージの伝達が難しく、明確な指標というものが存在しませんでした。KAORIUMの登場により様々なビジネス上での”香り”の活用が期待できます。セントマティックが取り組むのは「嗅覚のデジタライゼーション」。それは、香りと言葉による「香りの体験」によって人の感性を進化させ、あらゆる業界のビジネスに革新をもたらします。

代表者:代表取締役 栗栖俊治
所在地:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿4丁目22番7号 3階
URL   :https://scentmatic.co.jp

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