【社会人の必須スキルに関する調査】社会人の約9割が経営や会計の知識が必要と回答!

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大阪商工会議所(本部所在地:大阪市中央区、会頭:鳥井 信吾)は、会社員を対象に、「社会人の必須スキル」に関する調査を実施しました。
ビジネスパーソンが業務において「(スキル不足が原因で)困ってしまった」と感じるのは、どのくらいの割合なのでしょうか。

現代社会では、さまざまなビジネスシーンでITC(情報や通信に関する技術の総称)を利用する機会が増えています。
それに加えて、業務内容の効率化や社員同士のコミュニケーション、将来のライフプラン設計、企業の経営や運営に関する可視化や合理化など、実に多くのスキルが求められる時代となっています。
一昔前と比べると「何か1つのスキルさえ持っていればビジネスを行ううえで困ることはない」というのは少なくなっているかもしれません。

その一方で、足りないスキルを補うための「資格・検定」には、国家資格や国際資格、各認定団体によるものなど数多くありますが、現代社会のビジネスパーソンに必要なのはどのような資格・検定なのでしょうか。
最も一般的だと思われる「簿記」検定は、実際の職場でどのくらい活かせているのでしょうか?

そこで今回、ビジネス会計検定試験https://www.b-accounting.jp/)を主催する『大阪商工会議所』https://www.osaka.cci.or.jp/)は、会社員を対象に、「社会人の必須スキル」に関する調査を実施しました。

調査概要:「社会人の必須スキル」に関する調査
【調査期間】2023年8⽉1⽇(火)〜2023年8⽉2⽇(水)
【調査⽅法】リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
【調査⼈数】1,009⼈
【調査対象】調査回答時に 会社員 と回答したモニター
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ
 

  • ビジネスパーソンの約7割に困った経験があることが判明

はじめに、社会人になって仕事をするうえで困ったことがあるか伺いました。

「社会人になって、業務を行ううえで“スキルが足りなくて困った”と感じたことはどのくらいありますか?」と質問したところ、『とてもある(23.7%)』​『ややある(46.9%)』と社会人の約7割が、業務を行ううえでスキルが足りず困った経験があることが明らかになりました。

具体的なエピソードを伺ってみましょう。

■具体的に困ったエピソードとは?
・エクセルの関数を使いこなせなくて困った(20代/女性/兵庫県)
・簿記ができずに迷惑かけた(30代/男性/茨城県)
・マクロができない。計算結果の整理が効率よくできない(30代/男性/茨城県)
・海外との会議で、相手の英語がよくわからなかった(40代/男性/広島県)

などの回答が寄せられました。
また、会計や経理の知識が無く、伝票の起票の際に対応できなかったり、試算表の入力時に勘定科目の振り分けに困ったりしたという回答も寄せられています。
 

  • 経営や会計の知識は社会人として必須?不要?それぞれの理由について

先程の調査で、約7割の方が、業務を行ううえでスキルが足りず困ったことがあることがわかりました。
続いて、社会人としての経営や会計の知識について伺いました。

「社会人として、企業の経営状況や財政状況を分析する知識は必須だと思いますか?」と質問したところ、『必須だと思う(29.1%)』​『ある程度は必要だと思う(59.7%)』とおよそ9割の方が、経営や会計の知識は社会人に必要だと回答しました。

そう思う理由について伺ったところ、それぞれの回答は以下のようになりました。

【必須だと思う】
・部の管理職となった場合、予算管理が必要となるほか、早期から組織全体のお金の流れを考えて行動することが大事だと思うため(30代/男性/兵庫県)
・企業の財務内容を知っておくといろんな角度から問題を見つけられると思う(30代/女性/香川県)
・企業の経営状況によっては転職もありえる(40代/男性/愛知県)
・経営状況や財政状況を知らずに適切な提案するのは難しいから(40代/男性/兵庫県)

【ある程度は必要だと思う】
・BSやPL、CFはある程度読めないと仕事にならない(20代/男性/東京都)
・普段の業務には関係ないかもしれないが今後の自分のためには知ってて損は無いと思う(20代/女性/東京都)
・決算書を読めるようになれば、仕事の幅が広がるから(30代/男性/神奈川県)
・会社の財務を理解するのは、ある程度重要(40代/男性/兵庫県)

【不要だと思う】
・わからなくても今現在困っていないから(20代/女性/東京都)
・経営のプロがやればよい(40代/男性/広島県)
・その業務に関係しなければ、あえて取り込む必要はない(50代/男性/静岡県)
・投資等を行わないのであれば、その知識は不要(50代/男性/神奈川県)

経営や会計の知識が必要だと感じている方の中には、転職に有利だからという回答も見られました。
逆に、不要だと思う方は、今現在困っていない、または、経営や会計の知識が必要な業務をしていないことが原因のようです。
 

  • 資格を取得したい!と思わせるきっかけ。実際に取得・検討している資格で多いのは…

およそ9割の方が、経営や会計の知識は社会人に必要だと感じていることが明らかになりました。
次に、資格を取得したいと思う動機を伺ってみましょう。

「“資格を取得したい”と強く思う動機やきっかけとして、特に当てはまると思うものを教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『自分の足りないスキルを補いたいとき(43.3%)』と回答した方が最も多く、次いで『業務を行ううえで必要に迫られたとき(41.4%)』『自分の価値を高めたいとき(37.4%)』『転職を考えたとき(17.4%)』『昇進を考えたとき(15.9%)』と続きました。

業務を行ううえで自分のスキルが足りないと感じたときに、資格の取得を考える方が多いようです。
では、どのような資格が必要だと思ったのでしょうか。

 

 

 

「以下の中で、取得している、あるいは取得を検討した資格を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『簿記(16.5%)』と回答した方が最も多く、次いで『TOEIC(14.4%)』『英検(実用英語技能検定)(11.7%)』『FP(ファイナンシャル・プランナー)(9.3%)』『ITパスポート(7.3%)』『ビジネス実務マナー検定(7.2%)』『ビジネス実務法務検定(6.7%)』『ビジネスマネジャー検定(6.2%)』『宅建士(5.8%)』『ビジネス会計検定(財務諸表理解力検定)(5.3%)』と続きました。

15%を超える方が、簿記を取得した、または取得を検討したことがあると回答しました。どのような理由から簿記を取得しようと思ったのか伺ってみましょう。

■どのような経緯、または理由で簿記の資格を取得(検討)をしましたか?
・この先持っていたら何かと便利(20代/女性/東京都)
・資格を持っておくと転職などの際に便利だと思う(20代/女性/北海道)
・経理の仕事をするうえで必要な知識だと思ったため(20代/男性/神奈川県)
・どこへいっても事務職につくなら有利だと思うから(20代/女性/沖縄県)

などの回答が寄せられました。
簿記の資格を持っていると、就職や転職に有利になるためと考える方が多いようです。また、キャリアアップを目的として資格の取得を検討する方が多いことがわかりました。
 

  • 簿記の資格は業務にどのくらい活かせている?簿記だけではダメな理由は?

先程の調査で、およそ2割の方が、簿記の資格を取得または検討したことがあることがわかりました。
簿記の資格は、主催する組織によって区分され、日商簿記・全経簿記・全商簿記の3つに分けられます。

社会人の多くが取得を目指すのが、日商簿記と言われています。
そこで、日商簿記を取得した方はどのくらいいるのか伺いました。

「日商簿記の資格を取得していますか」と質問したところ、およそ3割の方が『はい(27.0%)』と回答しました。

日商簿記は、商工会議所が主催する資格検定ということもあり、就職・転職に有利な資格とされています。
では、実際に簿記の資格を取得した方は、学んだ知識を業務に活かせているのでしょうか。

「簿記の資格は業務に活かせていると思いますか?」と質問したところ、『ややそう思う(34.2%)』と回答した方が最も多く、次いで『とてもそう思う(30.5%)』『あまりそうは思わない(25.7%)』『まったくそうは思わない(9.6%)』と続きました。

3割以上の方が簿記の資格を業務に活かせていないと回答しました。
その理由を伺ってみましょう。

■簿記の資格が業務に活かせていない理由とは…?
・財務に関わる仕事をしていないため(20代/男性/栃木県)
・事務仕事に就けていないから(20代/女性/福岡県)
・今はITの部門にいるから(20代/女性/大阪府)
・会計関係の業務は行っていないので、簿記の知識が自分の業務に直接的に活かせてはいない(40代/男性/奈良県)

簿記の資格が活かせていない理由として、簿記の知識を活かす部門にいないためという回答が多く見られました。

簿記の資格の取得を検討する方が多いものの、その知識を活かせない部門ではスキルアップを実感できないかもしれません。社会人として得るべき知識は、簿記だけで十分とは言えないようです。
 

  • まとめ:現代ビジネスパーソンの資格取得への意識が明らかに

今回の調査で、現代ビジネスパーソンの資格取得に対する実態が明らかになりました。
社会人の約7割が、業務を行ううえでスキルが足りず困ったことがあり、その経験から、資格の取得を考える方が多いこともわかりました。

また、およそ9割の方が、経営や会計の知識は社会人に必要だと感じていることも明らかになっており、15%を超える方が、簿記を取得した、または取得を検討したことがあると回答しています。

しかしながら、簿記の知識が活かせる部署に配属されていない方も多く、約35%の方が簿記の資格を業務に活かせていないと回答しました。

簿記は知名度もあり、会計知識が身につくものの、現代ビジネスパーソンに必要なスキルはそれだけではないことが浮き彫りになったと言えるのではないでしょうか。
 

  • 現代ビジネスパーソンの会計知識の取得なら、『ビジネス会計検定試験』

今回、「社会人の必須スキル」に関する調査を実施した、『大阪商工会議所』https://www.osaka.cci.or.jp/)は、ビジネス会計検定試験https://www.b-accounting.jp/)を主催しています。

ビジネス会計検定試験は、財務諸表に関する知識や分析力を問うもので、財務諸表が表す数値を理解し、ビジネスに役立てていくことに重点を置いています。

ビジネス会計検定試験は、あらゆるビジネスパーソンのスキルアップに役立ち、営業・企画担当者、財務・経理担当者、経営者をはじめ、公務員・団体職員、学生の方にもオススメの資格です。
 

 

■試験日程・受験地

  第33回 第34回
試験日 2023年10月15日(日) 2024年3月10日(日)
実施級 2級・3級 1級・2級・3級
申込期間 【団体受付】
2023年7月31日(月)~8月16日(水)
【一般受付:コンビニ店頭決済】
2023年8月18日(金)~9月3日(日)
【一般受付:クレジットカード決済】
2023年8月18日(金)~9月7日(木)
【団体受付】
2023年12月20日(水)~2024年1月10日(水)
【一般受付:コンビニ店頭決済】
2024年1月12日(金)~1月28日(日)
【一般受付:クレジットカード決済】
2024年1月12日(金)~2月1日(木)

受験地:札幌、仙台、さいたま、東京、横浜、新潟、金沢、静岡、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、山口、松山、福岡の中から受験地を選択していただきます。
※受験地の会場(場所)につきましては、受験票にてお知らせいたしますので、事前のお問い合わせはご遠慮ください。

個人申込はコチラ:https://www.b-accounting.jp/apply/
団体申込はコチラ:https://www.b-accounting.jp/apply/group.html

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■ビジネス会計検定試験:https://www.b-accounting.jp/
■お問い合わせ:https://www.b-accounting.jp/contact/

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