四半世紀目を迎える本年度のテーマは「科学」です。少子化に伴う急激な人口減は、生産年齢人口の減少、国内需要の低下、経済規模の縮小、労働力不足を生んでいいます。また、我が国の投資先としての魅力低下による国際競争力の低下、医療・介護費の増大の他、社会保障制度の給付と負担のバランスの崩壊、財政の危機、基礎的自治体の担い手の減少など様々な社会的・経済的な課題が加速度的に深刻化しています。更に気候変動による自然災害多発なども含め、日本社会の課題は山積しています。
そのような山積する課題を解決する一つの方策が、日本の「科学」を見つめ直し、分野の垣根を超えた新たな学知を生み出すことです。今、ニッポンの未来を拓くため、「科学」への取り組みが強く問われています。この夏、全国から参集した学生が、「科学」とは何か、そして日本の未来の行く末を7泊8日泊まり込みで白熱議論を重ね、山積する様々な課題に対し、政策立案による解決へチャレンジします。
▪︎全国の学生140名が代々木に集結
全国各地から社会課題や政策に関心のある学生が集結し白熱の議論を交わします。例年は80名〜100名の募集のところ、本年度は過去最多、140名の学生が参集し、日本の未来・科学について語り、政策による社会課題解決を目指します。1チーム5名、28チームが各々政策立案にチャレンジします。各チームにはGEILスタッフの、CC(Case Checker),CS(Care Staff)がサポート役として付き、CCが立案、CSが合宿生活においての補助を行います。
(参加学生・運営学生の所属大学、GEILスタッフの出身先については一番下に詳細を記載しております。)
(熱心に議論する参加者・GEILスタッフ(一番左)、模造紙に付箋など貼り付け現状分析など行う。)
▪︎学生たちが政策立案にチャレンジできるよう様々にサポート
(上)ケースブックと呼ばれる、政策や課題テーマに関連のデータ、情報ブックを作成しています。参加学生は事前に課題について知識を補強できる他、立案中に必要なデータを容易に探すことができるようになっています。
(下)コンテスト参加まで、常に参加者をサポート致しております。当日、円滑な議論ができるような交流促進や、参加者がコンテストの情報をわかりやすく入手でき、安心して参加できる体制作りに努めております。
▪︎産学官の有識者からヒアリングし、学生ならではの多様な角度から他にはない政策を立案
8/29(火)及び、9/3(日)に関しては、GEIL御関係者の皆様・官公庁の皆様・地方自治体関係者の皆様・メディア関係者の皆様には、公開致します。
産学官の「科学」や行政、政治に関する有識者の皆様に、応援団・ヒアリング講師・審査員としてご登壇いただきます。参加ご希望者は以下よりご申請くださいませ。
参加フォーム:
8/29 – https://forms.gle/oHKByExQoaRzHUBd7、
9/3 – https://forms.gle/KNewUiD4V94dpL4d9
8/29 (火)衆議院第一議員会館においての勉強会 12:00~16:00 (※途中入退可能です。)
(12:15~13:15 応援講演)
・高市早苗 様(経済安全保障担当大臣、内閣府特命担当(知的財産戦略、科学技術政策、宇宙政策、経済安全保障)大臣)
・齋藤健 様(法務大臣)
・片山さつき 様(参議院議員)
・平将明 様(衆議院議員)
・玉木雄一郎 様(衆議院議員)
・穂坂泰 様(衆議院議員)
・尾崎正直 様(デジタル大臣政務官兼内閣府大臣政務官)
(13:15~14:15(質疑応答あり) 環境省ヒアリング )
講演者:小笠原靖 様(環境省総合政策課長)
(14:15~16:00(質疑応答あり) 「科学」に関するパネルディスカッション)
モデレーター:
・若新雄純 様(株式会社NEWYOUTH代表取締役社長、慶應義塾大学特任准教授)
パネラー:
・合田圭介 様(東京大学大学院理学系研究科化学専攻教授)
・岡島礼奈 様(株式会社ALE代表取締役社長)
・西内啓 様(株式会社データビークル取締役副社長CPO)
9/3(日)決選プレゼンテーション @国立オリンピック記念青少年総合センター 13:00~16:30 (※途中入退可能です。)
審査員:
・柴山昌彦 様(衆議院議員)
・波多野睦子 様(東京工業大学工学院電気電子系教授、東京工業大学学長特別補佐、内閣府総合科学技術・イノベーション会議議員(非常勤))
・森田朗 様(東京大学名誉教授、一般社団法人 次世代基盤政策研究所 代表理事)
▪︎岸田文雄内閣総理大臣含め、各大臣、各大学総長から応援
(岸田文雄内閣総理大臣)
第25回「学生のための政策立案コンテスト」の開催を心よりお喜び申し上げます。今、日本、そして、世界は歴史の転換点を迎えています。世界の平和と安定を支えてきたポスト冷戦期の国際秩序が終わり、世界に繁栄をもたらしてきたグローバリゼーションの変容も顕著です。そうした中にあって、気候変動や、民主主義の動揺、人口の減少や、格差の拡大といった課題を解決し、持続可能で、包摂的な経済社会を創り上げていかなければなりません。
今年のコンテストのテーマは、「科学」だと伺いました。科学技術、そして、イノベーションの力こそが、様々な困難な課題を乗り越え、未来を切り拓くための鍵であり、まさに、この変化の時代にふさわしいテーマだと考えています。
この夏、全国から集まる学生の皆さんにより繰り広げられる論戦や、同じ志を持つ仲間との出会いが、科学技術創造立国である我が国の明日を築く大きな力となることを願ってやみません。皆さんの活発な議論を、心より期待しています。
(高市早苗経済安全保障担当大臣、内閣府特命担当大臣)
「学生のための政策立案コンテスト 2023」の開催をお祝い申し上げます。
近代社会において、科学の発展が我が国の発展を支えてきました。
いまや世界中で、科学に関心を有する若い世代の皆さんが、新たな価値を生み出し社 会の持続的な発展に貢献すべく、しのぎをけずっています。
そのような中、次世代の科学技術・イノベーションの担い手となる学生の皆さんが、 「科学とは何か」という本質的な問いに立ち向かい、政策のあり方や科学への理解を深 めることは非常に意義深いものと受け止めています。
また、似て非なるものと捉えられがちな「科学」と「科学技術」ですが、それぞれの 発展がもう一方の発展に寄与する相互関係があります。皆さんが抱く志も、このコンテストを通じて相互に高めあい、未来を拓く力に繋げてほしいと願っています。
今年は、顔と顔を突き合わせ、議論を熱くぶつけ合う夏がようやく戻ってきました。皆さんの多彩で柔らかな発想に大いに期待します。
(永岡桂子文部科学大臣・教育未来創造担当大臣)
今、世界は予測不可能な時代を迎えています。地球規模 のエネルギー・資源・食料等の制約や、気候変動に代表さ れる環境問題、さらにポストコロナにおける社会変革など 大きな課題を抱えています。我が国がこれらの社会課題を 乗り越えるためには、「科学技術・イノベーション」の力が 不可欠です。
文部科学省は、科学技術立国の実現のために、我が国の科学 技術・イノベーションの基盤を担う優秀で多様な人材の育成 と確保に向けた取組を進めています。
こうした中、これからの我が国の未来を担う皆さんが、 「科学」というテーマで、研究力の向上に資する政策について深く考え議論していただくことは、極めて有意義なことです。
文部科学大臣として、今回の政策立案コンテストが、皆さんにとって実りあるものになることを、心から願っています。
(藤井輝夫東京大学総長)
「学生のための政策立案コンテスト2023」の開催を心よりお慶び申し上げます。
現代は、様々な人類史的な課題が我々の目の前に突きつけられている時代であるといってよいでしょう。こうした地球規模課題の解決に向け、今回のテーマである「科学」には、さらなる発展が期待されていますが、各専門分野における学知を生み出すだけでなく、それぞれの学問領域を超えて議論することも必要です。今回のコンテストでは、多様なバックグラウンドを持つ学生の皆さんがお互いに議論することを通じて、これからの「科学」の在り方に関わる優れたアイディアが生み出されることを期待しています。
東京大学もまた、教育研究ひいては公共を担う組織体として、多様な人材を輩出しつつ、皆さんと共に我々が直面する地球規模課題に取り組みたいと考えています。
学生ならではの自由かつのびのびとした提案を楽しみにしています。
(ご支援者皆様方の応援のお言葉はこちらからご覧頂けます。:https://waavgeil.jp/25th-ouen-all/)
<主催>学生団体GEIL
<後援>内閣府、財務省、経済産業省、厚生労働省、文部科学省、農林水産省、環境省、デジタル庁、国立研究開発法人科学技術振興機構、国立大学法人一橋大学、公益社団法人日本医師会、一般社団法人次世代社会研究機構、株式会社日本経済新聞社、株式会社Basis Consulting
以 上
(下記 参加・運営学生情報、()内は人数を示しております。)
参加学生所属大学(順不同):
東京大学(15)、早稲田大学(18)、慶應義塾大学(15)、上智大学(7)、大阪大学(16)、京都大学(3)、同志社大学(18)東京理科大学(2)、お茶の水女子大学(1)、中央大学(3)、九州大学(4)、創価大学(5)、岐阜薬科大学(1)、立命館大学(3)、一橋大学(2)、法政大学(2)、千葉大学(5)、金沢大学(1)、北海道大学(1)、筑波大学(1)、立命館アジア太平洋大学(1)、南山大学(1)、國學院大學(1)、東洋大学(1)、椙山女学園大学(1)、横浜国立大学(1)、拓殖大学(1)、東北大学(1)、神戸大学(1)、長崎大学(1)、茨城大学(1)、国際基督教大学(1)、山梨県立大学(1)、甲南大学(1)、University of the People(1)、University of British Columbia(1)、KREMS University of Applied Sciences(1)
運営スタッフ所属大学(順不同):
東京大学(16)、一橋大学(17)、早稲田大学(18)、慶應義塾大学(10)、上智大学(15)、国際基督教大学(2)、中央大学(2)、立教大学(5)、法政大学(1)、日本大学(1)、東京女子大学(1)、University of Washington(1)、成城大学(1)、千葉大学(1)、津田塾大学(1)、東京外国語大学(1)、東京学芸大学(1)、東京工業大学(1)、明治大学(1)
運営スタッフ出身地(順不同):
北海道(1)、秋田(1)、福井(2)、石川(2)、栃木(2)、群馬(1)、長野(2)、大阪(1)、兵庫(2)、愛知(2)、愛媛(1)、広島(3)、徳島(1)、福岡(1)、沖縄(1)、首都圏(その他メンバー)