三井物産プラントシステム株式会社(以下「MPS」*1)、Abalance株式会社(以下「ABL」*2)及び、WWB株式会社(以下「WWB」*3)は、2023年8月10日付で「Offsite Corporate PPA型太陽光発電事業共同開発に関する覚書」を締結し、脱炭素社会の実現に向けて、共同事業検討を進めることに合意したことをお知らせします。
MPSはこれまで、累計約300MW超のFIT太陽光発電所を全国で開発してきました。この豊富な実績により培った太陽光発電所の開発・運用・プロジェクトファイナンス組成等のプロジェクトマネジメントに関する知見を活かして、Onsite Corporate PPA(*4)の開発を推進し、既に10MW超の実績を有します。Onsite Corporate PPAに加えて、Offsite Corporate PPA(*5)の開発にも取り組んでおり、ABL及びWWBとの覚書締結は、同事業の開発体制強化取組の一環となります。
更なる脱炭素化の推進に向けて、太陽光設備の開発及び運営におけるワンストップソリューションを提供するABL及びWWBと、プロジェクト組成及び履行に強み持つMPSの協業による開発体制を構築しました。これにより、需要家様の脱炭素ニーズに対して、大規模な再生可能エネルギーの供給を可能とするOffsite Corporate PPAの早期提供を実現致します。
MPSは、Offsite Corporate PPAを含む太陽光発電所を活用した脱炭素ソリューションに取り組む一方、三井物産グループとしては、アンモニアや水素混焼、燃料転換技術、CO2回収技術等に関連するソリューション開発に取り組んでおり、これらのソリューションを組み合わせたご提案により、脱炭素社会の実現に向けて貢献していきます。
*1 MPS:三井物産プラントシステム株式会社
本社:東京都港区、代表取締役社長:谷垣匡輝
三井物産株式会社の100%子会社。エネルギー(発電、高圧受電)基礎産業設備関連業務及び鉄道(線路保線機器)関連業務を行う。
*2 ABL:Abalance株式会社
本社:東京都品川区、代表取締役社長:光行康明
グリーンエネルギー(太陽光発電)、建設機械、IT及び光触媒事業を行う。グループ内にパネル製造事業会社を有し、太陽光発電事業における垂直型のワンストップソリューションを提供。
*3 WWB:WWB株式会社
本社:東京都品川区、代表取締役会長:龍潤生
Abalanceグループ内で太陽光発電を主としたグリーンエネルギー事業全般を担う中核企業であり、メーカーやEPC事業、O&M事業だけでなく発電所を自社保有することにより、継続的に売電収入を収受するストック型のビジネスモデル、PPA 事業等を推進している。
*4 Onsite Corporate PPA
電力会社等のPPA事業者が需要家様の敷地や屋根などを借り受け、太陽光発電設備を設置し発電した電力を需要家様に販売する事業モデル。
*5 Offsite Corporate PPA
需要家様の需要地外の遠隔地にある日本全国の遊休地等に太陽光発電所を設置し、一般送配電事業者の持つ既存電力網を利用して電力または環境価値を供給する事業モデル。
<本リリースに関する問い合わせ先>
三井物産プラントシステム株式会社 次世代事業開発本部
Email: mps-TKZPA-ppa@dg.mitsui.com