人道援助コングレス東京2023プレイベント 「人道援助を支えるのは私たち ──SNS時代に一人ひとりができること」

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国境なき医師団(MSF)と赤十字国際委員会(ICRC)は4月6日(木)に、トークイベント「人道援助を支えるのは私たち ──SNS時代に一人ひとりができること」を共同開催します。主に国際協力分野の関係者間の対話促進を目的とする「人道援助コングレス東京 2023」(4月11、17、18日開催)のプレイベントで、学生を含む一般の方を対象としています。参加者が人道援助について考え、人道危機下にある人びとと共に生きていくための行動につなげていくことが狙いです。オンラインおよび早稲田大学の会場での開催で、会場には18歳以上の学生の申込者の中から抽選で選ばれた100人がご参加いただけます。

 

戦争、地震、感染症の流行、気候変動、物価上昇──。人や物、インターネットやSNSなどを通じて、情報が国境を越えて飛び交うこの時代に、私たちはさまざまな問題とどう向き合い、どんな行動を起こせるでしょうか。会場には、テレビから大学での講演まで幅広く活躍しているパックンマックンをファシリテーターとして迎え、タレントやコラムニストとして活躍中の小原ブラス氏、ジャーナリストの竹下由佳氏、MSFとICRCからは人道援助活動に携わる海外派遣スタッフ2名が登壇し、地球規模の問題に対して何ができるのか、参加者と意見を交わします。

【「人道援助コングレス東京」とは】
日本において人道援助をめぐる諸問題を考える場をつくりたいと、2020年にMSFが立ち上げ、翌年からICRCと共同開催。国際協力分野の関係者(実務者、政策立案者、研究者等)、民間企業や国際協力を学ぶ学生、報道に携わるメディアをはじめ、世界の人道問題に関心を持つすべての人に門戸を開き、意見交換をしながら議論を深める場。4度目の開催となる今年は「顧みられない危機に光を」をテーマに、4月11日、17日、18日に開催予定。
 

  • イベント開催概要

人道援助コングレス東京2023プレイベント
「人道援助を支えるのは私たち ──SNS時代に一人ひとりができること」

日時:2023年4月6日(木) 16:30~18:00
参加方式:           
①    YouTubeでのオンライン配信/定員なし 申し込み期間3月6日~4月6日正午
②    早稲田大学 国際会議場井深大記念ホール(18歳以上の学生対象) 申込抽選100人 
   申し込み期間3月6日~3月20日正午 参加可否およびご案内を3月24日までにメールでご連絡します
参加費:無料
詳細・申込:https://www.msf.or.jp/event/detail/20230406.html
問い合わせ:event@tokyo.msf.org
※オンライン参加者には開催当日の13:00ごろまでに参加用のURLをメールでお送りします
※オンライン参加の場合、質問・コメントはYouTubeのチャットへ書き込む形で受け付けます。書き込むためにはYouTubeに登録する必要があります(登録をしなくても視聴は可能です)
※時間の都合上、すべてのご質問にはお答えできかねる場合があります
※イベントの取材をご希望の場合は、広報担当までご連絡ください
 

  • 登壇者プロフィール

 

タレント/コラムニスト
小原 ブラス

ロシアのハバロフスクで生まれ、6歳で来日し兵庫県姫路市で育つ。コテコテの関西弁で、ライトな話題から政治・社会問題までを鋭く斬り注目を集め、テレビコメンテーターとしても活躍。コラムの連載を多数持ち、外国人の目から見た日本の疑問点や違和感を率直につづる。2022年より「一般社団法人外国人のこども達の就学を支援する会」の理事長に就任。

 

ジャーナリスト
竹下 由佳

1988年 広島県生まれ。2011年、朝日新聞社入社。名古屋報道センター、岐阜総局、大阪編集センターを経て、2017年より政治部で勤務。2020年よりデジタル部門で若手ビジネスパーソン向けメディアの立ち上げに携わり、インターネットメディア「ハフポスト日本版」への出向を経てwith Planet編集長。

 

© MSF© MSF

国境なき医師団(MSF)プロジェクト・コーディネーター
末藤 千翔

1988年東京都生まれ。2011年法政大学卒業後、日本の国際協力NGOに就職。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、パリ政治学院修士課程を経て、2018年、人事・財務を担うアドミニストレーターとして国境なき医師団に参加。2020年より活動全体の指揮を執る代表者、プロジェクト・コーディネーターとして活動に参加。これまでにバングラデシュ、シリア、フィリピン、イラク、ナイジェリア、トルコで活動。

 

 

© ICRC© ICRC

赤十字国際委員会(ICRC)駐日代表部
広報制作/デジタルコンテンツ担当官
里 脩三

1990年 長崎県生まれ。神戸大学大学院国際協力研究科で修士号を取得。民間企業、経済協力開発機構(OECD)、国際協力NGOを経て、2019年から現職。ソーシャルメディアの運用やデジタルプロモーション、広報コンテンツの制作を手掛ける。2022年12月から3カ月間、ウクライナ代表部に広報要員として赴任。紛争下の人々の日常や赤十字の活動を写真や映像に記録し、現地から発信していた。

 

  • ファシリテータープロフィール 

 

タレント
パックン(本名:パトリック・ハーラン)

1970年 アメリカ・コロラド州出身。1993年 ハーバード大学比較宗教学部卒業。同年来日。福井県で英語教師を務めた後、1997年 吉田眞と「パックンマックン」を結成。日米の文化的な差異を取り上げたネタで人気を博すほか、その見識を活かし、相模女子大学、流通経済大学、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院などでの教鞭経験を持つ。著書に『逆境力』『ハーバード流「聞く」技術』『世界と渡り合うためのひとり外交術』などがある。

 

タレント
マックン(本名:吉田 眞)

1973年 群馬県富岡市出身。2003年12月のラスベガス公演では、パックンと共に英語で漫才を披露し成功させる。2009年「富岡ふるさと大使」、2012年「ぐんま観光特使」(群馬県)に就任。2010年、NHK大河ドラマ「龍馬伝」に岩崎弥太郎の通訳役として出演。2022年10月で、パックンマックンコンビ結成25周年を迎えた。

 

 

国境なき医師団(MSF)について
民間で非営利の医療・人道援助団体。紛争地や自然災害の被災地、貧困地域などで危機に瀕する人びとに、独立・中立・公平な立場で緊急医療援助活動を届けている。現在、世界約70の国と地域で、医師や看護師をはじめ4万6000人のスタッフが活動(2021年実績)。1971年にフランスで設立、1999年にはノーベル平和賞を受賞。1992年に日本事務局が発足し、日本国内では、援助活動に参加する人材の採用・派遣、人道危機や医療ニーズを伝える証言・広報活動、現地医療活動を支える資金調達などを行っている。

赤十字国際委員会(ICRC)について
「敵味方の区別なく、傷ついた人はすべて救う」という理念のもと、1863年に永世中立国のスイス・ジュネーブで発足。政府、反政府勢力、ゲリラ勢力などすべての紛争当事者と対話し、戦時の決まりごとである国際人道法の守護者として、戦禍の人々に寄り添い、命と尊厳を守る役割を与えられている。その活動は多岐にわたり、生活の自立支援や食料・水・避難所の提供、離散家族の連絡回復・再会支援事業、戦争捕虜や被拘束者の訪問、戦傷外科やトラウマケアなど。現在、約2万人の職員が100カ国で、「公平・中立・独立」を原則に活動を展開中。

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