“SuMPO環境ラベルプログラム”の運用改善のお知らせ-「PCRモデレーター制度」の導入とPCRのプログラム外使用の緩和-

この記事は約4分で読めます。
 一般社団法人サステナブル経営推進機構(東京都千代田区、代表理事:壁谷武久、以下、「SuMPO(さんぽ)」という。)は、2023年8月以降、“SuMPO環境ラベルプログラム”におけるPCR(Product Category Rule:製品カテゴリールール)策定の負担低減のために「PCRモデレーター制度」を新たに導入するとともに、PCRのプログラム外での使用を可能とするなど運用改善を図り、より利用しやすいプログラムとしてさらなる発展を目指します。
 なお、本運用改善に関する内容とともに、“SuMPO環境ラベルプログラム”の近況と今後について、2023年8月29日(火)11:00~12:00にてオンライン説明会を開催します。

 近時、カーボンニュートラル実現への対応やESG投資の進展に伴い、企業間においてはサプライチェーン全体での共通言語化した「カーボンフットプリント」を含めた環境情報のコミュニケーションのニーズが世界的に高まっております。

 今般、こうした流れの中、ISO国際規格に準拠した信頼性・透明性の高い環境定量情報を開示する“SuMPO環境ラベルプログラム”への注目が高まっています。

SuMPOでは、こうした社会ニーズに応えるため、以下の「PCRモデレーター制度」の導入、PCRのプログラム外での利用の容認化などの運用改善を推進していくこととします。

「PCRモデレーター制度」の導入

製品種別の算定と宣言の基本ルールであるPCRの策定においては、その専門性の高さ、工数の多さ、費用面などから新規策定提案者の負担が大きいのが現状でした。それらを打開するとともに、PCRの対象範囲をより適切なものにするため、「PCRモデレーター制度」を新たに導入します。

■PCRモデレーター制度概要

1.新規策定提案者より申請を受けた“SuMPO環境ラベルプログラム”事務局がLCAエキスパートの中からPCRモデレーターを選定します。なお、PCRモデレーターは、新規策定提案者・参加企業側からの立候補も可とします。

2.PCRモデレーターが主体となり、WG(ワーキンググループ)募集・原案作成・試算などのPCR策定作業を参加企業と協議のうえ行います。

3.当制度では、対象範囲が適切で公益性が高いPCRがより多く策定されることを目的としているため、PCR策定に係る費用を一定条件下で原則無料とします。ただし、当プログラム内での利用(少なくとも1件以上の宣言の登録公開)を確約いただくことを条件とします。

<PCRモデレーター制度イメージ>

PCRのプログラム外での使用の緩和

 これまで認定されたPCRは、“SuMPO環境ラベルプログラム”内での利用に限定しておりましたが、このたびPCR利用料をいただくことを条件に当プログラム外での利用を認めるようPCR使用規程の改定を実施することとします。

■PCR利用規程の変更概要

1.これまで不可であった当プログラム外でのPCR利用を有料で認めます。

2.当プログラム外でのPCR利用料は、内容・条件に応じて、別途見積することとします。

なお、当制度は、2023年8月より順次受付を開始し、準備が整い次第、本格稼働を目指します。

また、これらの運用改善の内容およびSuMPO環境ラベルプログラムの近況と今後について、オンライン説明会を以下のとおり開催します。

<“SuMPO環境ラベルプログラム”運用改善に関する オンライン説明会>

日程 :2023年8月29日(火)11:00~12:00

内容:

 (1)PCRモデレーター制度およびPCR利用規程の改定の説明について

 (2)eco platform参加報告について

 (3)SuMPO環境ラベルプログラムの今後について

申込方法:以下のフォームよりお申込み下さい

フォームズ-エラー

【本件に関する問い合わせ先】

一般社団法人サステナブル経営推進機構(https://ecoleaf-label.jp/

担当:EPD事業部

連絡先:ecoleaf@sumpo.or.jp

タイトルとURLをコピーしました