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主催|ヒラマツグミ一級建築士事務所
淡路島を拠点に活動する設計事務所として、自身や身近にいる人たちを対象に「ここで暮らすための建築」に向き合いたいと願い設計をしています。
現在は、洲本市中川原町という周囲を自然に囲まれた場所に事務所を構え、工芸作家の作品や暮らしの品を集めた “gallery”、食を通して暮らしと土地に 向き合う “cafe” を併設。建築にまつわる実験的な取り組みやオリジナルプロダクト開発に向けた “studio” も始動。地の素材を使ったものづくりに取り組む「淡路島の家」や「JINO」、古民家再生プロジェクト「recominca」など、 島の多種多様な方々と共に様々な活動をしています。
< 「建築への手がかり展」とは >
何気ない日常の中に建築は息づいています。 それは、その場に明確に存在するものではなく、空気が動く、 光が入る、触れる、居るといった自然の働きかけや人の動きによって、たちまち存在が立ち現れるのです。
時にはそっと、あるいは、心を揺さぶられるほどに。
「建築への手がかり展」は、日常の中の現象に焦点を当てることで、新たな創造への手がかりとする取り組みです。 2019 年の開催から、コロナ禍を経てこの度、第2回を開催致します。
https://prtimes.jp/a/?f=d127004-1-ef7bb41dd4804b2c61bff451bb840f81.pdf
< 今展のテーマ『日常の事実』について >
「日常生活のむさくるしい諸事実の中にある美。それは本質的に不完全なものの崇拝であり、
人間と自然に関するわれわれの全見解を表現している。」
ー 岡倉天心「茶の本」の冒頭より
私たちはこの岡倉天心が綴った「日常の事実」という言葉を指針にして、いつもと同じように日常を過ごしながら、そこにある事実、そしてその中にある美を、少しだけ姿勢を整えて探してみました。
今展では淡路島の作家とヒラマツグミが、日常の中にあるゆるぎない事実を、それぞれの視点でみつけ、考え、 表現をします。なにか具体的なものになる一歩手前のやわらかい状態の、それぞれが見つめる「日常の事実」 をご覧ください。
< 参加作家 >
淡路島には、その豊かな自然や環境の力を受け、真摯に、伸びやかに制作活動に向き合う作家・アーティストたちがいます。今回は、ヒラマツグミのほか、書家 / 現代アート作家、美術家、木工家、ジュエリー作家という多様な4名の作家に参加いただき、それぞれが、それぞれの視点で見つける「日常の事実」を、さまざまな素材と技法で表現していただきます。
そして、今回の展示で得られた手がかりをもとに、新しいプロダクトを生み出すプロジェクトに展開していきます。
(順不同、敬称略)
< 開催概要 >
日時| 2023年 8月25日(金) ー 9月3日(日) 11:00 〜 17:00 ※会期中無休
(Cafe は 8月25日 (金)・26日 (土)、9月1日 (金)・2日 (土) の金・土曜日のみオープン)
場所| HIRAMATSUGUMI
〒656-0002
兵庫県洲本市中川原町中川原555
< 制作風景 >
記憶を受け継ぐ。かつて梁だったものを面影を残したまま次の世代の暮らしの中へ
島の様々な場所で採集した石から型をとり、吹きガラスでその形を写し取る
紙と墨で行う書を異素材に置き換える。金属に描かれた書は変化していくことを受け入れる
割れ跡を残した洗面ボウル。普段なら気にもとめない水の行方に気を配る
心動かされる自然の現象から着想し、デカルコマニーの技法を用いて表現する
「建築の手がかり展 vol.2 ー日常の事実ー」
写真 / 伊東俊介
題字 / 長谷若菜
フライヤーデザイン / 置田陽介
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同時展示 ー淡路島の小屋ー
「その土地の素材を使って、その土地の人たちとともに、その土地ならではの小屋を」
淡路島の木の製材からはじまり、淡路瓦、土壁など、 その土地にある身近な素材での家づくりを提案する「淡路島の家プロジェクト」 から、「淡路島の小屋」が生まれました。8 月下旬、ヒラマツグミの庭に、第一号の「淡路島の小屋」が誕生します。 会期中、合わせてご覧いただけます。
※「淡路島の小屋」は今後販売化を予定しております。(別途お知らせいたします)