店舗内装のデザイン、設計、施工を手がける「店舗デザインラボ」のマーケティング業務を担う株式会社LITUS(本社:東京都港区、代表取締役社長:沢辺 敦志)では、店舗やオフィス、クリニックなどの内装・改装を業者に依頼したことがある人を対象に、アンケート調査を実施いたしました。
【アンケート結果要約】
① 業者を選ぶ際に一番重要なポイントは「コスト、費用」
② 「コンセプト変更」に、より高い費用をかける傾向
③ 費用が上がると「要望に答えてくれるかどうか」や「対応や説明の丁寧さ、誠実さ」の回答が増加
【調査概要】
調査対象:内装・改装を業者に依頼したことがある人
調査地域:全国
調査期間:2023年6月14日~2023年6月21日
調査方法:クラウドソーシングサービスを利用し回答を収集
回答数 :287件
業者を選ぶ際に一番重要なポイントは「コスト、費用」
まず、内装・改装を業者に依頼したジャンルをランキングと共にご紹介します。第1位のオフィスは、最も多い88票を獲得しています。
図表:業者に依頼した内装・改装のジャンル
【内装・改装の人気ジャンルランキング】
第1位 オフィス(事務所やショールームなど):88票
第2位 飲食店(カフェ、レストラン、バー、クラブなど):83票
第3位 物販店(アパレル、薬局、ペットショップなど):36票
第3位 その他(塾、アミューズメントパークなど):36票
第5位 美容室、理容室:12票
第5位 クリニック(整体院なども含む):12票
第7位 スタジオ(ヨガ、フォト、ダンスなど):11票
第8位 サロン(エステ、ネイルなど):9票
回答全体の得票数は、第1位のオフィスと第2位の飲食店の層がボリュームゾーン、続いて第3位の物販店とその他の層、第5位以降の層の3つに分かれる結果となりました。
また、「内装・改装にかかった費用はおよそいくらですか?」という質問では、「~300万円」が61パーセントを占め、最も多い割合となりました。
図表:内装・改装にかかった費用
続いて「300~500万円」が24パーセント、「500~1000万円」が11パーセントとなり、費用の安い順に回答数を多く獲得していることがわかります。
▼参考:エステサロンの内装費用をおさえる方法
そして、「内装・改装を業者に依頼したきっかけを教えてください」という設問では、「内装・設備が古くなったため」が57パーセントを占め、最も多い割合となりました。
図表:内装・改装を業者に依頼したきっかけ
続いて「内装業者を選ぶ際に最も重視するポイントを教えてください」という質問では、「コスト・費用」が43パーセントを占め、最も多い割合となりました。
図表:内装業者を選ぶ際に最も重視するポイント
この結果は、設問「内装・改装にかかった費用はおよそいくらですか?」で、最も安い「~300万円」が最多比率の回答だったことにも繋がります。
「コンセプト変更」に、より高い費用をかける傾向
では次に、内装・改装を業者に依頼したきっかけと費用のあいだに、関係性があるかどうかを見ていきましょう。
設問「内装・改装を業者に依頼したきっかけを教えてください」を、費用別に絞って確認します。なお、1000万円以降の回答に関しては、回答数が僅かであるため割愛し、票が集中している【~300万円】【300~500万円】【500~1000万円】の3つを中心に分析します。
図表:【~300万円】内装・改装を業者に依頼したきっかけ
まず【~300万円】の回答では、「内装・設備が古くなったため」が65パーセントとなり過半数を占めています。続いて「新たに開業するため」が19パーセントの割合となりました。
図表:【300~500万円】内装・改装を業者に依頼したきっかけ
同様に【300~500万円】の回答でも、「内装・設備が古くなったため」が41パーセント、「新たに開業するため」が38パーセントとなり、多くの票が集まっています。このように、【~300万円】と【300~500万円】の回答には類似点が確認できます。
では次に【500~1000万円】の結果も見ていきましょう。
図表:【500~1000万円】内装・改装を業者に依頼したきっかけ
【500~1000万円】の場合も同様に「内装・設備が古くなったため」が63パーセントとなり一番多く票を集めていますが、続いて「コンセプト変更のため」が20パーセントを占め、高い比率となりました。
「コンセプト変更のため」と回答した人は先述の【~300万円】では8パーセント、【300~500万円】では7パーセントの比率です。「コンセプト変更のため」の回答率の高さは【500~1000万円】に特有の結果だということがわかります。
このことから、内装や設備の老朽化を修繕したり、新たに開業したりというビジネス上の必要に迫られた場よりも、ビジネスの規模の拡大やブランディングなどが関わる「コンセプト変更」に、より高い費用をかける傾向があることが伺えます。
▼参考:内装デザインには明確なコンセプトが必要
https://www.xn--eck9awcweycxcy422cjmxc.com/media/bbq_house/
費用が上がると「要望に答えてくれるかどうか」や「対応や説明の丁寧さ、誠実さ」の回答も増加
続いて、「内装業者を選ぶ際に最も重視するポイント」に関しても、費用との関係性があるかどうかを見ていきましょう。
図表:【~300万円】内装業者を選ぶ際に最も重視するポイント
【~300万円】では、「コスト、費用」が40パーセント、「施工実績」が20パーセント、そして「要望に答えてくれるかどうか」と「対応や説明の丁寧さ、誠実さ」が並んで14パーセントという結果になりました。
図表:【300~500万円】内装業者を選ぶ際に最も重視するポイント
【300~500万円】では、「コスト、費用」が23パーセント、「施工実績」が22パーセント、そして「要望に答えてくれるかどうか」が20パーセントという結果になりました。【~300万円】と比べても大きな違いは見られません。
図表:【500~1000万円】内装業者を選ぶ際に最も重視するポイント
一方で【500~1000万円】では、「要望に答えてくれるかどうか」が30パーセントでトップ、「対応や説明の丁寧さ、誠実さ」が27パーセント、「コスト、費用」が20パーセントという結果になりました。
「要望に答えてくれるかどうか」や「対応や説明の丁寧さ、誠実さ」は、費用が上がるにつれて増加していることがわかります。
また、【500~1000万円】の「その他」の自由記述回答では、「工事や職人さんの管理ができる担当者の能力」や「アフターケアや追加・新規依頼ができる地元密着の実績がある」など、幅広いスキルや柔軟な対応を業者に求める意見が集まりました。
逆に【~300万円】でトップだった「コスト、費用」は、費用が上がるにつれて緩やかに減少し、【500~1000万円】では半減しています。また、【~300万円】では11パーセント、【300~500万円】では18パーセントだった「完成までのスピード」は、【500~1000万円】では0パーセントです。
このように、費用を安く抑える場合は、施工のスピードや技術面を重要視するのに対し、費用をかける場合は、個々の事例に合わせたサービスの手厚さや担当者とのやりとりを重視する傾向にあることがわかります。
内装・改装の業者への依頼について、依頼した動機と重要視するポイントの2点を費用ごとに分析した結果、費用の大きさに影響を与えるのは施工物件の種類や規模だけではないことが読み取れます。
今回の調査全体では「コスト、費用」を最重視するという回答が最多になりましたが、内装・改装はそもそも高額な投資です。業者選びの際には、安さ・スピードなど量的なコストパフォーマンス面だけを考えるのではなく、企業・ブランドのコンセプトを大切にしてくれるか、複雑な要望にも丁寧に対応してくれるかなどの質的なポイントもおさえておくと、より満足のいく選択になるでしょう。
【店舗デザインラボについて】
店舗デザインラボは、物件選定から、パースの作成、店舗内装・内装工事まで一貫してサービス提供するデザイン・施工企業です。数多く手がけてきた飲食店のデザイン・内装工事の経験を活かしつつ、アパレル企業様の店舗や美容室やサロン、クリニック、オフィスの内装など多数手がけております。
実際の施工事例も、できるだけ多くご覧いただけるようサイト上で公開しておりますので、ぜひご確認ください。
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事業内容:店舗デザイン・設計・施工、改装工事全般、店舗メンテナンスなど
【株式会社LITUSについて】
年間8,570万円自腹を切って実証できた集客施策でお客様のビジネスを発展させる、Webマーケティング・ネット広告・SEO代行会社です。
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