7月22日(土)墨田区にある民謡酒場・栄翠(東京都墨田区向島4丁目2−4)にて、民謡こども食堂が開催された。
民謡未来ネットワーク(代表・小池梨沙)が中心となり、都心部で減少しつつある民謡酒場の維持存続と、日本民謡の継承のために、民謡酒場を会場として子ども食堂を不定期で開催する。立ち上げにあたっては、クラウドファンディングで資金を募集し、60人の支援者から295,200円の支援を集めた。
初回は、今年4月に開催された津軽三味線コンクール全国大会<小学生の部>で準優勝を果たした小学4年生の沢目真宙(まさひろ)君が、津軽三味線の腕前を披露し会場を盛り上げた。また、メニューは、一般社団法人ベジモア食育協会(代表・高橋思歩)がプロデュースし、初回では七夕に食べられていた行事食「索餅(さくべい)」を提供した。
今後は子供たちの長期休暇中の居場所を提供するために、夏休み期間は毎週金曜日の開催が予定されており(8月4日、11日、18日)毎回、和文化に関するワークショップと共に趣向を凝らしたプログラムも企画している。今後の開催予定に関しては、民謡未来ネットワーク・HP参照
民謡未来ネットワーク
2022年より減少しつつある民謡酒場の維持存続及び活性化を目的に活動をスタートし、2023年4月に「民謡未来ネットワークを」設立しました。
若者や子供たちが民謡文化に親しめる機会や空間を創出し、未来に伝承する仕組みを作ると共に、全国で伝承活動をしている方々とネットワークを築き、情報交換し協力体制を構築していきます。
(写真・小野ともひで)