「ゼロカーボンシティ江東区」の実現に向けた包括連携協定の締結について

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江東区(区長:木村 弥生)、東京ガス株式会社(社長:笹山 晋一)、東京ガスネットワーク株式会社(社長:沢田 聡)は、このたび、「ゼロカーボンシティ江東区」の実現に向けた包括連携協定(以下「本協定」)を締結しました。

 江東区は、2021年7月に、脱炭素社会の実現に向け2050年までに区内の温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「ゼロカーボンシティ」の実現を目指すことを表明しました。
 本協定は、3者がそれぞれの有する知見や技術を活かし、人的・物的資源を有効に活用した協働により、安全で安心な暮らしと将来の「ゼロカーボンシティ江東区」実現のために、区民の意識向上、災害に強い都市機能の構築を目指します。
 将来的な脱炭素社会の実現に向けた取組や災害時にも都市機能を止めないまちづくりなどの具体的な実施内容は、今後3者にて決定していきます。

(左から 東京ガスネットワーク常務取締役:奥村栄吾、江東区長:木村弥生、東京ガス常務執行役員:小西雅子)(左から 東京ガスネットワーク常務取締役:奥村栄吾、江東区長:木村弥生、東京ガス常務執行役員:小西雅子)

【連携事項】
(1)「ゼロカーボンシティ江東区」の実現に向けた取組のトータルコーディネートに関する事項
(2)エネルギーの地産地消に関する事項
(3)個人、事業者への太陽光発電設備等の普及に関する事項
(4)低炭素エネルギーの調達や公共施設等への提供に関する事項
(5)エネルギーデータの活用等によるエネルギー設備や運用等の最適化に関する事項
(6)地域の防災機能強化等レジリエンス強化に関する事項
(7)「木のまち江東区」として官民一体となった木材の利用促進等に関する事項
(8)地域の目線で新しい価値や営みを創る地域共創に関する事項
(9)学校等における環境エネルギー教育や食育等を通じた啓発活動に関する事項
(10)「ゼロカーボンシティ江東区」の実現に向けた取組における専門人材の支援強化に関する事項
(11)「ゼロカーボンシティ江東区」の実現に係る魅力等の情報発信に関する事項
(12)その他区民へのサービス向上、「ゼロカーボンシティ江東区」の実現に関する事項

【締結日】
2023年7月27日

【関係者コメント】
■江東区長 木村 弥生 コメント
 本区は2021年7月に「ゼロカーボンシティ江東区」を表明し、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロの実現を目指し、取組んでいます。今年度は脱炭素社会の実現に向けたロードマップとなる「ゼロカーボンシティ江東区実現プラン」を策定中です。
地球温暖化が要因とされる気候変動による自然災害の発生は、荒川や隅田川、東京湾に接する本区においては水害の危険性が増すことからも、地球温暖化対策は防災対策につながる重要な行政課題の一つと考えております。
 「ゼロカーボンシティ江東区」の実現は行政のみの力では限界があり、区民、事業者と共に取組むことが重要です。本協定により東京ガスと東京ガスネットワークの有する脱炭素社会に関するノウハウ・技術をお借りし、木材と共に発展してきた「木のまち江東区」らしい、木材利用の推進や地域の防災機能の強化等も含め、本区の課題解決と「ゼロカーボンシティ江東区」の実現に向けた取組をより一層強化してまいります。

■東京ガス株式会社 常務執行役員 地域統括 小西 雅子 コメント 
当社は、東京ガスグループ2023-2025年度中期経営計画「Compass Transformation 23-25」において、3つの主要戦略の一つとして「エネルギー安定供給と脱炭素化の両立」を掲げ、多くの企業・自治体の皆さまとの協業を通じ、カーボンニュートラルの実現等に向けた取組を進めています。
本協定の締結により、江東区のパートナーとして、当社が有する様々な知見、経験を活かし、地域課題の解決に貢献できることを大変嬉しく感じています。

■東京ガスネットワーク株式会社 常務取締役 需要開発本部長 奥村 栄吾 コメント
 当社は、これまでの知見・経験を活かし、多くの自治体の抱える地域課題の解決に向けた取組を進め、地域の皆さまとの信頼関係の向上に努めてまいりました。
 今回の協定締結により、これまで様々な地域の活性化や環境配慮の取組を推進してきた江東区とともに、「ゼロカーボンシティ江東区」の実現に向けて連携できることを大変嬉しく思います。本協定の目的達成と江東区の発展に向けて、地域の皆さまに寄り添い、江東区の地域課題の解決に取組んでまいります。

以上

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