高齢者の健康課題を学び、不足するカルシウム、タンパク質を補うため、浜田漁港(島根県浜田市)で水揚げされ、加工会社で処理された魚の未食部分の粉末をカレーの隠し味に考えました。試作を繰り返し、チキンカレー、豆カレーを完成させ、2023年7月20日にメニュー決定の試食会を実施します。
通常であれば廃棄される魚の未食部分は、マトウダイの頭と骨の部分
高校生にもサステナブルな社会を目指す活動を一緒に体験
隠し味に考えた魚の未食部分の粉末は、イカやカニなども試し、癖がなく、カルシウム、タンパク質が豊富なマトウダイに決定しました。(カルシウム181,158mg/100gあたり、タンパク質34.2g/100gあたり)マトウダイは、浜田漁港で年間100トン近く水揚げされ、地元では淡白な白身フライなどで馴染みのある魚ですが、マトウダイの身を処理し、頭と骨の部分は70%もあり、ほとんどが破棄されています。マトウダイの未食部分の粉末をカレーの隠し味に活用して、高校生と一緒に高齢者のカレーのメニュー開発を通して、サステナブルな社会を目指す一歩として、取り組んでいます。
カレーの隠し味に使用するマトウダイの粉末の量は、75歳以上の女性の1日の推奨カルシウム量620mgを一食で摂取できるように調整しています。
※厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020年版)参考
高校生の背中を押すアドバイザーは、カレーのベンチャー企業
サステナブルな取り組みに賛同して高校生を応援
高校生のカレー開発を応援してくれているのは、地方創生SDGsに取り組むカレーのベンチャー企業で、ホクトカレーでお馴染みの株式会社ブルーコネクト(東京都港区南青山5-17-2 代表取締役 藤原優太)です。アドバイザーをお願いした経緯は、ブルーコネクトが取り組む地方創生SDGsに共感して、地域を元気にしたい想いをカレーのメニュー開発を通して実現できないかと相談したことがきっかけです。地域が元気になり、笑顔が増える取組みが、サステナブルな活動に繋がっていることに共感いただき、生徒の背中を押してくれています。
株式会社ブルーコネクトの大津アドバイザーは、SNSで情報共有し、オンラインで定期的にアドバイスを行い、2023年7月20日(木)の試作時にもアドバイザーとしてオンラインで参加予定。
※株式会社ブルーコネクト https://blue-conect.com/
■サービス概要
「矢上高校とのカレーメニュー共同開発」内容
・サステナブルな活動を通して、高校生のアイデアで介護施設の大人気メニューであるカレー開発
●メニュー試食会
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日時:2023年7月20日(木)13:00~ ※13:00~調理開始 15:00~試食、意見交換
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場所:島根県立矢上高等学校
〒696-0198 島根県邑智郡邑南町矢上3921
TEL (0855-95-1105)
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矢上高校担当者:小林圭介コーディネーター
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出席:矢上高校「食と農研究会」生徒、弊社担当者(齋藤)、介護施設長、学校教員など
ブルーコネクト 大津アドバイザー(オンライン参加)
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内容:2種類のカレーの食べ比べを行い、メニュー決定の試食会
※10月に開発したメニューを介護施設で高校生が調理して提供(予定)
■会社概要
会社名:有限会社 齋藤アルケン工業
住所:島根県浜田市下府町327-119
連絡先:0855-22-1773
URL:hohoemilife-shimane.com