現役高校生が介護食で大人気の新たなカレーメニュー開発。7/20に2種類(チキン、豆)のカレーの試食会実施

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介護施設への食事の提供を展開する「有限会社 齋藤アルケン工業(島根県浜田市)」は、コロナ禍で介護施設内の催しもなくなり、楽しみも減ってしまった介護施設の入居者に少しでも元気になってもらうため、島根県立矢上高校の「食と農研究会(島根県邑智郡邑南町矢上)」の1~3年生18名と共同で介護施設の人気メニューであるカレーの新たなメニュー開発に2023年4月から取り組んでいます。
高齢者の健康課題を学び、不足するカルシウム、タンパク質を補うため、浜田漁港(島根県浜田市)で水揚げされ、加工会社で処理された魚の未食部分の粉末をカレーの隠し味に考えました。試作を繰り返し、チキンカレー、豆カレーを完成させ、2023年7月20日にメニュー決定の試食会を実施します。

通常であれば廃棄される魚の未食部分は、マトウダイの頭と骨の部分

高校生にもサステナブルな社会を目指す活動を一緒に体験

隠し味に考えた魚の未食部分の粉末は、イカやカニなども試し、癖がなく、カルシウム、タンパク質が豊富なマトウダイに決定しました。(カルシウム181,158mg/100gあたり、タンパク質34.2g/100gあたり)マトウダイは、浜田漁港で年間100トン近く水揚げされ、地元では淡白な白身フライなどで馴染みのある魚ですが、マトウダイの身を処理し、頭と骨の部分は70%もあり、ほとんどが破棄されています。マトウダイの未食部分の粉末をカレーの隠し味に活用して、高校生と一緒に高齢者のカレーのメニュー開発を通して、サステナブルな社会を目指す一歩として、取り組んでいます。

カレーの隠し味に使用するマトウダイの粉末の量は、75歳以上の女性の1日の推奨カルシウム量620mgを一食で摂取できるように調整しています。

※厚生労働省 日本人の食事摂取基準(2020年版)参考

「日本人の食事摂取基準(2020年版)」策定検討会報告書

高校生の背中を押すアドバイザーは、カレーのベンチャー企業

サステナブルな取り組みに賛同して高校生を応援

高校生のカレー開発を応援してくれているのは、地方創生SDGsに取り組むカレーのベンチャー企業で、ホクトカレーでお馴染みの株式会社ブルーコネクト(東京都港区南青山5-17-2 代表取締役 藤原優太)です。アドバイザーをお願いした経緯は、ブルーコネクトが取り組む地方創生SDGsに共感して、地域を元気にしたい想いをカレーのメニュー開発を通して実現できないかと相談したことがきっかけです。地域が元気になり、笑顔が増える取組みが、サステナブルな活動に繋がっていることに共感いただき、生徒の背中を押してくれています。

株式会社ブルーコネクトの大津アドバイザーは、SNSで情報共有し、オンラインで定期的にアドバイスを行い、2023年7月20日(木)の試作時にもアドバイザーとしてオンラインで参加予定。

※株式会社ブルーコネクト https://blue-conect.com/

■サービス概要

「矢上高校とのカレーメニュー共同開発」内容

・サステナブルな活動を通して、高校生のアイデアで介護施設の大人気メニューであるカレー開発

●メニュー試食会

  • 日時:2023年7月20日(木)13:00~ ※13:00~調理開始 15:00~試食、意見交換

  • 場所:島根県立矢上高等学校

    〒696-0198 島根県邑智郡邑南町矢上3921

    TEL (0855-95-1105)

  • 矢上高校担当者:小林圭介コーディネーター

  • 出席:矢上高校「食と農研究会」生徒、弊社担当者(齋藤)、介護施設長、学校教員など

       ブルーコネクト 大津アドバイザー(オンライン参加)

  • 内容:2種類のカレーの食べ比べを行い、メニュー決定の試食会

 ※10月に開発したメニューを介護施設で高校生が調理して提供(予定)

■会社概要

会社名:有限会社 齋藤アルケン工業

住所:島根県浜田市下府町327-119

連絡先:0855-22-1773

URL:hohoemilife-shimane.com

 

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