スポGOMI(SPOGOMI)は「スポーツ×ごみ拾い」の略で、3人1組のチームを結成し、制限時間60分の中で規定エリア内のごみを拾い、その量や種類に応じて与えられるポイントを競う日本発祥のスポーツです。
2023年度に初開催となるスポGOMIの世界大会「スポGOMI ワールドカップ 2023」は、スポGOMIの国際的な普及を促進するとともに、国や世代を問わず海洋ごみの削減活動に参加いただく機会を日本から創出し、海洋ごみ削減の世界的ムーブメントにつなげていくことを目的として、日本財団「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として実施するものです。
<参考>
■スポGOMIとは https://www.spogomi.or.jp/
■「スポGOMI ワールドカップ」全体概要
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イベント概要
・日程 2023年7月9日(日)
・開催場所 うるま市 照間海岸
・参加人数 1チーム3名×39チーム=117人
・協力団体
企画・支援・総括:日本財団
大会運営:一般社団法人 海と日本PROJECTin沖縄県、(一社)ソーシャルスポーツイニシアチブ
協力:(株)ファーストリテイリング
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優勝は「マスターチーター」!拾ったごみの総量は圧巻の17.98kg!
全39チームが参加した沖縄 STAGE。優勝した「マスターチーター」は普段からボランティアでごみ拾いを行っている親子とその友人で組まれたチーム。結果、「マスターチーター」は、ごみ総量17.98kg/2885.5ポイントを獲得し、準優勝チームに800ポイント差をつけて沖縄県代表の座を勝ち取りました。2023年10月に東京で行われる予定のスポGOMI ワールドカップ 2023 日本 STAGEでも好成績が期待されます。
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沖縄 STAGEで集められたごみの総量は201kg
海に囲まれた沖縄県。海岸に落ちているごみは私たちが出してしまうごみ、海から流れついて漂着するごみ等、想像をはるかに越える量になります。元々沖縄は「海は県民の財産」と考えている人も多く、海の大切さは子どものころから学びます。清掃活動をするボランティア団体も多いですが、範囲が広すぎて拾い切れていないのが現状です。そんな中今回集まったのは海が大好きな友達グループ、企業チーム、家族連れはもちろん、海を守っていただいている海上保安庁の皆さん、そして各方面で普段からごみ拾い活動をしているボランティア団体の皆さんなど多数の方々が参加しました。総勢39チーム117人!応援も駆けつけ、ビーチは大賑わいでした。想定を上回る参加者を盛り上げてくれたのは、司会のお笑い芸人ゴリラコーポレーションのお二人。笑いも交えながら、会場の照間海岸の特別ルールも説明していただきました。
沖縄 STAGE当日の天気は良好!日差しも強く熱中症を予防するために運営判断で1時間のごみ拾い時間を40分に短縮して実施しました。それにも関わらず参加者は砂浜だけでなく茂みの中にも入り込み、奥の奥にあるごみも「ポイントゲットだ!」と収集していきます。しっかりと水分補給をし、ルールを守りながら楽しく集められたごみは201.77㎏!運営の予想をはるかに上回るものでした。今大会の会場である照間海岸は金武湾という内海に面している海岸です。ごみが溜まりやすい構造のこの海岸を掃除することで台風などによるごみの流出も防ぎ、沖縄全体のごみ削減に繋げられたのではないかと思います。
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優勝チームコメント
「暑かったけど頑張りました!」
「東京に行けることが嬉しい!自分にご褒美も準備したい。」
「沖縄の海の美しさ、素晴らしさを世界に伝えていきたいです。」
<団体概要>
団体名称:一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブ
URL:https://www.spogomi.or.jp/
活動内容:ゴミ拾いをスポーツと捉え、競い合い汗を流しながらゴミを拾うことで、健康な体づくりと子どもから大人までゴミを捨てないリサイクル習慣を意識させ、きれいで暮らしやすい街づくりに貢献し、スポーツと環境の融合を実現させ、スポーツの新たな魅力を提案することで、日本スポーツ界の発展に付与することを目的としております。
CHANGE FOR THE BLUE
国民一人ひとりが海洋ごみの問題を自分ごと化し、”これ以上、海にごみを出さない”という社会全体の意識を向上させていくことを目標に、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として2018年11月から推進しているプロジェクトです。産官学民からなるステークホルダーと連携して海洋ごみの削減モデルを作り、国内外に発信していきます。
■日本財団について
痛みも、希望も、未来も、共に。
日本財団は1962年、日本最大規模の財団として創立以来、
人種・国境を越えて、子ども・障害者・災害・海洋・人道支援など、
幅広い分野の活動をボートレースの売上金からの交付金を財源として推進しています。