今後起こると予想される南海トラフ地震や首都直下地震などの大規模地震では、陸路が寸断されるため、空と海の活用が災害対応の肝になるとされています。
陸路の寸断による主な課題の一つが「病院の機能不全」です。医療スタッフが病院にたどり着くことが難しく、 首都直下地震では、傷病者6500人余が「未治療死」に陥ると推計されています。
そこで、災害医療支援船とヘリコプターを連動させ、空と海からの支援体制を構築。災害支援の経験豊富なピースウィンズをはじめ民間の医療チームの力を結集し、この未治療死を防ぎます。
災害医療支援船は、災害支援時の洋上基地として、傷病者や被災者の受け入れ、診療、物資・燃料の補給、支援者の休息等に活用する予定です。
【就役披露式概要】
●開催日時:2023年7月2日(日)14:00-16:00
●開催場所:早川港岸壁(愛媛県今治市宮窪町早川)
●お申込みフォーム:https://forms.gle/zKXfmQN4tY1eFhn67
※回答期限:2023年6月28日(水)
※7月2日時点で当船は外国船籍である可能性があり、乗船に必要な手続きがございます。取材をご希望の方は、上記のフォームにてお申込みをお願いいたします。
※今後順次、災害医療支援船としての機能をインストールして参ります。当日は船内ツアーにて、今後の活用方法をご説明させていただきます。
【災害医療支援船 Power of Change概要】
・長さ:68.00m
・幅:17.40m
・最大航続距離:6,000マイル(約1万キロ、8ノット)
・最大搭載人員:49名
災害医療支援船としての特長と活用
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国際規格のヘリパッド
→軍用大型ヘリを除くほぼすべての機体の運用に対応し、岸壁の損壊などで着岸が難しい場合でも、船─陸地間で被災者や医療スタッフを迅速に輸送することができます。
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49人分の居室、電気・水・通信設備等の充実したインフラ
→傷病者以外にも医療的ケア児などの要支援者を受け入れ、環境の整った避難所として過ごしていただけます。支援者の休息場所としても活用する予定です。
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広い汎用スペース
→大量の物資や燃料を保管できます。災害支援の洋上プラットフォームとして、離島向けの支援物資の備蓄・運搬やヘリへの給油等に活用します。
災害医療支援船Power of Changeの就役に伴い、母港となる今治市の早川港で就役披露式を行います。
報道関係者の皆様におかれましては、ぜひとも取材いただきますよう、ご案内申し上げます。
●認定NPO法人ピースウィンズ・ジャパンについて
認定NPO法人ピースウィンズ ・ジャパンは、国内外で自然災害、あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人びとを支援する認定NPO法人で、1996年に設立されました。これまでに世界36の国と地域で活動してきました。医療を軸とした災害緊急支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”」を運営し、西日本豪雨、令和2年7月豪雨、トルコ・シリア地震など、国内外の災害被災地に支援チームを派遣しています。国内の社会問題の解決にも力を入れており、地域活性化や犬の殺処分ゼロを目指す保護・譲渡活動などにも取り組んでいます。
これまでの活動は、SNSでも随時お伝えしていますので、ぜひご覧ください。
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Twitter::https://twitter.com/PeaceWindsJapan
■団体概要
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン
代表理事兼統括責任者:大西 健丞
設立年月:1996年2月
所在地:広島県神石高原町近田1161-2 2F
東京事務所:東京都渋谷区富ヶ谷2-41-12 富ヶ谷小川ビル2F
主な活動:海外人道支援、災害緊急支援、地域復興・開発支援、犬の保護・譲渡活動
団体URL :https://peace-winds.org/