「booost Sustainability Cloud」のアプリケーションの一つである、CO2排出量の見える化・カーボンオフセット・報告レポート等のGXを促進する「booost GX」を活用することにより、アルプスアルパインのアメリカ・ヨーロッパリ・アジアオセアニアリージョン含むグループ全191拠点において、事業全体で発生するCO2排出量の可視化・管理・オフセット・報告等の効率的なマネジメントが可能となります。
■ 導入の背景
アルプスアルパインは、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言への賛同、CDPの気候変動スコアリング等の情報開示などを含む、サステナビリティおよびESGマネジメント、サプライチェーンマネジメントを積極的に推進するNET-ZERO、サステナビリティリーダー*1です。今回、全社的に脱炭素化を加速するため、把握したい粒度での可視化および予実管理をグラフ等で明確に実施するべく、当社が開発・運営を行う「booost Sustainability Cloud」の導入に至りました。
なお、車載情報機器を扱うアルプスアルパインは、ヨーロッパにおいても多くのビジネスを展開しており、2024年よりEUで適用される、企業のサステナビリティ情報開示を拡張するための法律であるCSRD*2への、2025年度からの対応も見据えてCO2排出量等のマネジメントを強化しています。
*1 NET-ZERO、サステナビリティリーダー: NET-ZERO、サステナビリティの実現に向けて先進的に取り組み、各業界を牽引する個人や企業
※NET-ZERO:CO2排出量を極限まで削減したうえで残余を吸収量と除去量により差し引いて合計をゼロにすること
*2 CSRD:Corporate Sustainability Reporting Directive/企業サステナビリティ報告指令
参考:https://booost-tech.com/column/015/
■ 導入で実現すること
1.アルプスアルパイングループ、全191拠点を一元管理し、CO2等排出量可視化(Scope1,2,3)・管理・オフセット(省エネ・創エネ等)・報告を効率的にワンストップで実行
2.アルプスアルパイングループ、全191拠点およびサプライヤー各社のCO2等排出量可視化の集計工数の大幅な削減
3.RE100、SBTi等への対応
■導入の決め手、今後の展望
アルプスアルパイン株式会社 サステナビリティ推進室 室長 桐生 真弓 氏 コメント
「booost Sustainability Cloud」では「booost GX」の活用により、特に課題と感じていた、拠点ごとといった、こちらが把握したい粒度での可視化と、そのデータに基づく予実管理をグラフ等でわかりやすく実施することができるため、当社のニーズにマッチしました。また、オフセットにおける非化石証書の購入機能など、カスタマイズに柔軟性があり、将来的な拡張性も見込み導入を決めました。
2023年度は、SBTi申請及びRE100加盟を予定しており、国際イニシアティブに当社の脱炭素化計画をコミットしていくことが重要となります。「booost GX」を活用し、予実を適切に可視化することで、社内で脱炭素化を推進しやすい環境作りを進めていきたいと思います。
■「booost Sustainability Cloud」について
当社は、NET-ZERO/ESGを牽引する企業のTechnologyパートナーとして、サステナビリティ経営の加速を支援するためのプラットフォーム「booost Sustainability Cloud」を提供しています。構成アプリケーションとして、CO2排出量の見える化・カーボンオフセット・報告レポート等のGX(グリーン・トランスフォーメーション)を促進する「booost GX(旧ENERGY X GREEN)」、サプライチェーン全体のCO2排出量の見える化を実現する「booost Supplier」、ESGの開示項目を見える化しESGパフォーマンス向上につなげる「booost ESG」、 CO2フリー電力等の調達や供給を可能とする「booost Energy(旧ENERGY X)」を展開しています。
サービスサイト:https://booost-tech.com/solutions/bsc/
■「booost GX」について
「booost GX」は、「booost Sustainability Cloud」のアプリケーションの一つで、CO2排出量の見える化・カーボンオフセット・報告レポート等のGX(グリーン・トランスフォーメーション)を促進します。各業界のNET-ZEROリーダーから選ばれ、1000社以上に導入いただき、16.8万拠点で利用されています。製品・サービスごとの排出量が可視化でき、計画に沿ったCO2の削減(省エネ、再エネ、非化石証書の購入等)を実行できます。さらに、国際イニシアティブ(RE100、SBTi、TCFD等)や温対法等の各種報告レポートを自動で作成。効率的な脱炭素経営をサポートします。
サービスサイト:https://booost-tech.com/solutions/bsc/gx/
■アルプスアルパイン株式会社について
アルプスアルパインは「コンポーネント」「センサ・コミュニケーション」「モジュール・システム」3つの事業を展開し、エレクトロニクスとコミュニケーションで人々の生活に貢献し続け、持続的な『価値創造型企業集団』を目指します。 車載・家電・モバイル・ゲームなど多くの市場でお客様のニーズに応える製品とサービスを提供するとともに、産業機械やIoTをはじめ、新たな領域へチャレンジして可能性を広げていきます。
<会社概要>
会社名: アルプスアルパイン株式会社
所在地: 東京都大田区雪谷大塚町1番7号
設 立: 1948年11月1日
代表者: 代表取締役 社長執行役員 栗山 年弘
資本金: 387億3000万円(2022年3月末現在)
事業内容: コンポーネント、センサ・コミュニケーション、モジュール・システム、その他
コーポレートサイト:https://www.alpsalpine.com/
■booost technologies株式会社について
持続可能な未来を次世代に残すため、Technologyの力でNET-ZEROの実現を目指します。
サステナビリティ経営を加速するためのプラットフォーム「booost Sustainability Cloud」を提供しています。構成アプリケーションとして、CO2排出量の見える化・カーボンオフセット・報告レポート等のGX(グリーン・トランスフォーメーション)を促進する「booost GX(旧ENERGY X GREEN)」、サプライチェーン全体のCO2排出量の見える化を実現する「booost Supplier」、ESGの開示項目を見える化しESGパフォーマンス向上につなげる「booost ESG」、 CO2フリー電力等の調達や供給を可能とする「booost Energy(旧ENERGY X)」を展開しています。また、サステナビリティ領域のコンサルティングサービスも提供しており、NET-ZERO/ESGリーダーのSX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)を一気通貫で支援しています。
<会社概要>
会社名: booost technologies株式会社
所在地: 東京都品川区大崎一丁目6 番4 号新大崎勧業ビルディング10階
設 立: 2015年4月15日
代表者: 代表取締役 青井 宏憲
資本金: 14億6065万円(資本準備金を含む/2022年3月31日時点)
事業内容: booost Sustainability Cloud(booost GX、booost Supplier、booost ESG、booost Energy)の開発運営
コーポレートサイト:https://booost-tech.com/