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「毎日仕事が忙しくて疲れる」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
「暇よりは忙しい方がいい」と考える方もいますが、仕事が忙しすぎると疲労が抜けず、仕事のパフォーマンスやプライベートにも影響してしまいます。仕事が忙しすぎて、退職や転職を考える人も。
そこで今回、株式会社ビズヒッツ( https://bizhits.co.jp/ )が運営するビジネス上の問題解決を考えるメディアBiz Hits( https://bizhits.co.jp/media/ )は、現在お仕事をしている男女498人に「仕事が忙しい理由」についてアンケート調査を実施。その結果をランキング形式でまとめました。
調査概要
調査対象:現在お仕事をしている方
調査期間:2023年5月6日~13日
調査機関:自社調査
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:498人(女性261人/男性237人)
回答者の年代:10代 0.4%/20代 14.5%/30代 38.9%/40代 30.3%/50代 13.1%/60代以上 2.8%
調査結果サマリー
・仕事が忙しい理由1位は「仕事量が多い」
・仕事が忙しいことでプライベートに悪影響が出ている人は80.2%
・仕事が忙しいことでプライベートにもたらされる悪影響は「寝不足・体調不良に陥る」
・仕事が忙しすぎるときの対処法は「誰かに手伝ってもらう」
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仕事が忙しい理由1位は「仕事量が多い」
現在お仕事をしている498人に「仕事が忙しい理由」を聞いたところ、1位は「仕事量が多い(167人)」でした。2位「人手不足だから(111人)」、3位「要領よく仕事できない(99人)」、4位「突発的な仕事が多い(34人)」と続きます。
「仕事量が多い」「人手不足」と答えた人が多数。職場全体の仕事量が多いうえに人手不足の職場もありそうですね。
また、「要領よく仕事できない」「人の頼めない」など自分に原因があると考えている人もいました。
<1位 仕事量が多い>
・頼まれた仕事を断れないため、仕事が溜まってしまう(21歳 女性)
・同僚の仕事まで片付けなければならないから(37歳 男性)
・担当している顧客の数が多すぎる(40歳 男性)
仕事量が多くなる原因は「そもそも職場全体の仕事量が多い」「頼まれたら引き受けてしまう」など。フリーランスの方からは「単価が低いので、仕事を増やすしかない」という声もありました。
スケジュールを考えず処理能力以上の仕事を引き受けてしまうと、のちのち周りに迷惑をかけることもあるので注意が必要です。
<2位 人手不足だから>
・介護業界は人手が足りません。働き手の少なさが忙しい理由です(24歳 男性)
・人員が少なく、しわ寄せがくるから(33歳 女性)
・人員削減のため人手が足りていない(49歳 女性)
「採用活動しているのに応募者がいない」「新人がすぐ辞める」「業績不振のため人を減らしている」などの理由で、人手が足りない企業も多数あります。人が少なくなったのに仕事量が変わらないと、当然ひとりあたりの負担は増えてしまいます。
<3位 要領よく仕事できない>
・未経験で転職したため、仕事に慣れておらず、効率よくこなせないため(25歳 女性)
・スキル不足で作業効率が悪いこと(37歳 女性)
・頭が混乱してしまい、効率良く仕事をこなせない(48歳 男性)
「スキル不足」「スケジューリングが下手」「まだ仕事に慣れていない」などの理由で、効率よく仕事をこなせないと感じている人も多数。効率が悪いと作業に時間がかかって仕事が溜まっていくため、忙しくなります。
<4位 突発的な仕事が多い>
・同僚からの質問が多い。質問のたびに手を止めるので、自分の仕事が中断されて進まない(38歳 女性)
・突発的な仕事の対応が度々あるので、日常業務が溜まってしまう(44歳 女性)
・仕事中にしょっちゅう電話対応があるから(62歳 男性)
トラブルや問い合わせへの対応で時間をとられてしまい、「予定していた仕事」をする時間が減ってしまうという人も多数。作業内容や仕様の変更が多く、振り回されてしまうケースもあるでしょう。
仕事が予定通りに進まないと忙しくなるのはもちろん、思い通りにならなくてイライラしてしまう人も多いのではないでしょうか。
<5位 人に頼めないから>
・「人に説明して手伝ってもらうよりも自分で片付けた方がラク」と思い、すべて自分でやろうとしてしまう(37歳 女性)
・人に頼める性格じゃない(49歳 男性)
・資格などが必要で、できる人が限られているため、仕事を振れない(53歳 男性)
性格上人に助けを求められない人も、仕事内容が特殊で周囲は任せられないという人もいました。
後輩や部下に手伝ってもらう場合、仕事のやり方をイチから教えなければいけないケースもあります。そのため、自分でやった方がラクだし早いと思う人も多そうですね。
<6位 職場自体が非効率>
・DXが進んでいない(33歳 男性)
・無駄な会議が多い(47歳 男性)
・社内のナレッジが適切に管理されていない。よく似た事案に遭遇しても、以前の経験が生かせず非効率(56歳 女性)
具体的には「無駄な会議や作業が多い」「システム化されていない」など。「もっと効率化できるのでは」と思っている社員がいても、多忙なあまり具体的な改善には着手できず、時だけが過ぎている可能性もあります。
<7位 丁寧に仕事しているから>
・完璧主義な傾向があって仕事を妥協できない(26歳 女性)
・ミスが許されない仕事なので、確認に時間を取られ、仕事が遅くなってしまう(39歳 女性)
ミスのないよう、丁寧に仕事するのは当然です。ただ中には「細かいことが気になりすぎる性格で、必要以上に時間がかかる」と悩んでいる人もいました。
丁寧さと作業スピードのバランスがうまくとれず、困っている人もいるようです。
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仕事が忙しいことでプライベートに悪影響が出ている人は80.2%
次に「仕事が忙しいせいで、プライベートに悪影響が出ることはありますか」と聞いたところ、「頻繁にある」「たまにある」と答えた人が合わせて80.2%でした。
「仕事の忙しさが、プライベートにも影響を与えてしまう」というケースが多いとわかります。残業や休日出勤が多いと疲れがたまりますし、プライベートの時間も確保しにくくなるからでしょう。
「勤務時間中は忙しいが、終業後や休日は気分を切り替えて楽しめる」という人ばかりではないようです。
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仕事が忙しいことでプライベートにもたらされる悪影響は「寝不足・体調不良に陥る」
続いて「仕事が忙しいことでプライベートにもたらされる悪影響」を聞きました。
その結果、ダントツは「寝不足・体調不良に陥る(201人)」でした。
身体的な影響を感じている人が多いとわかります。
次ぐ2位は「自由な時間がなくなる(83人)」、3位は「ストレスが溜まりイライラする(76人)」、4位は「休日を充実させられない(63人)」でした。
<1位 寝不足・体調不良に陥る>
・睡眠時間を削るため、不健康な生活習慣になってしまう(22歳 男性)
・自律神経が乱れ、夜寝られない。胃がモヤモヤする(47歳 女性)
・過労が原因で何度か倒れて、働けなかったことがあります(52歳 女性)
残業や休日出勤が続くと、休息できる時間が少なくなり、寝不足にもなりやすくなります。睡眠不足が続くと、頭痛や便秘・下痢などの体調不良につながる可能性も。
また体調不良のせいで仕事を長く休んだり辞めたりすると、経済的な影響も出てくるでしょう。
<2位 自由な時間がなくなる>
・自由時間が減ってしまう(34歳 男性)
・遊ぶ時間がなくなる。家族の行事に参加できない(44歳 男性)
・資格のための勉強時間が平日にまったくとれず、週末にしかできない(51歳 女性)
仕事が忙しくて働いている時間が増えると、趣味や遊びの時間がなくなります。家族や友人との時間がとれなくなり、不満をもつ人も少なくありません。
自由な時間がとれないとリフレッシュできませんし、家族や友人との交流が減ると孤独を感じやすくなる可能性もあります。
<3位 ストレスが溜まりイライラする>
・イライラしてしまうことや落ち込んでしまうことが多い(29歳 女性)
・無意識のうちにストレスが溜まってしまい、家族にあたってしまうことがあります(40歳 女性)
忙しすぎてストレスを抱えていると、プライベートにもイライラを持ち込んでしまいがちです。
職場で上司や同僚へのイライラを抑え込んでいる場合、イライラの吐け口は「自分より立場の弱い子ども」や「自分を受け入れてくれる家族・恋人」に向かいます。そのためイライラを家族や周囲にぶつけてしまい、後悔している人もいました。
<4位 休日を充実させられない>
・休日に寝てしまい、休みを満喫できない(28歳 女性)
・土日に何もできない(32歳 男性)
・休日はほとんど寝て過ごしているため、何もしないままに一日が終わってしまう(55歳 男性)
忙しく働いている人の中には、「疲れているため、休日は寝て終わる」「部屋の掃除をするだけで精一杯」という人も多いのではないでしょうか。
忙しすぎて、外出する気力をなくす人も多いようです。休日に外出している人からも、「友人と出かけても、話が頭に入らない」「休日を楽しみたいのに、疲れていて楽しみきれない」という体験談が寄せられています。
<5位 食生活が乱れる>
・食事するのを忘れてしまう(27歳 男性)
・ストレスでつい甘いものを食べ過ぎてしまう(36歳 女性)
・食事がつくれず、既製品に頼ってしまう(44歳 女性)
仕事が忙しくなると、食事の時間が不規則になったり、食べ過ぎてしまったりする人も多いようです。一方で帰宅時間が遅くなりすぎると、「食べるより寝たい」と、食欲がなくなってしまう人もいます。
食生活の乱れから体調不良につながることも懸念されますね。
<6位 家事がおろそかになる>
・遅く帰るときは育児に影響がでる(35歳 男性)
・家事の手を抜いてしまい、後で「もっとやっておけばよかった」と悔しい思いをします(48歳 女性)
・掃除など、自分の家事が十分にできない(52歳 男性)
帰宅時間が遅くなると、食事の準備や掃除などの家事がままならないこともあります。育児中の人からは「子どものお迎えが間に合わないこともあり、他の家族に迷惑をかける」という声も寄せられました。
家庭をもつ人のコメントからは、配偶者や子どもに対する「家事・育児をちゃんとできなくてごめん」という罪悪感が伺えました。
<7位 常に仕事が気になってしまう>
・土日も仕事のことを考えてしまい、プライベートの用事に身が入らない(28歳 女性)
・プライベートで遊んでいても、仕事のことが忘れられない(40歳 女性)
・仕事ばかり気になってしまって、暗い気持ちになります(54歳 男性)
忙しいと帰宅後や休日も仕事のことが気になり、心身が休まらない人も多いようです。楽しくて仕事のことを考えているならいいのですが、不安や心配事があり、休日も仕事について悩んでいるなら問題でしょう。
頭から仕事を追い出したいなら、「仕事を持ち帰らない」「気分転換する方法を見つける」などの工夫をしてみましょう。
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仕事が忙しすぎるときの対処法は「誰かに手伝ってもらう」
最後に「仕事が忙しすぎるときの対処法」を聞いたところ、1位は「誰かに手伝ってもらう(119人)」でした。
2位「なんとか自分でこなす(85人)」、3位「勤務時間を増やす(76人)」、4位「上司に相談する(62人)」と続きます。
「誰かに手伝ってもらう」が多くなっています。ただ「なんとか自分でこなす」という人も。
「勤務時間を増やす」「仕事を効率化する」という回答からも、周りに頼るよりも、まずは自分の力で乗り切ろうとする人が多いと伺えます。
<1位 誰かに手伝ってもらう>
・誰でもできる単純作業や下準備を、手の空いている人に手伝ってもらう(23歳 女性)
・同僚に助けを求める(33歳 男性)
同僚など周りのスタッフに声をかけ、仕事を手伝ってもらう人が多数。手伝ってもらえば、仕事量が減って忙しさは軽減されます。
手伝ってもらう前には、相手が「面倒な仕事を押し付けられた」と思わないよう、相手の状況を把握してから依頼しましょう。また同僚が困っているときには自分から率先して手伝って、お互いさまと思ってもらえるといいですね。
<2位 なんとか自分でこなす>
・自分でできる範囲のことなら、自分でこなす(29歳 女性)
・相談できる相手がいないので、何とか自分でこなしています(30歳 男性)
・気が弱くて人に頼めないので、自分でなんとかする(47歳 男性)
周囲に頼らない理由は「忙しくても、自分で何とかできるから」「頼める雰囲気ではないから」など。「忙しい状況を乗り越えたら自分のためになると思うから、自力で頑張る」という声もありました。
ただ明らかに自分だけでは処理できないのに、誰にも頼れない状態だとかなり辛いですね。
<3位 勤務時間を増やす>
・朝早く出勤する。残業または休日出勤する(32歳 女性)
・残業をしてでも1日のノルマは終わらせます(49歳 男性)
・休日出勤で自分の仕事はこなします(55歳 男性)
就業時間内では仕事が終わらないため、残業や休日出勤で働く時間を増やす人も多数。「周りに手伝ってもらっても、さらに自分が残業しないと終わらない」という人もいるでしょう。
残業や休日出勤が常態化すると、かなりプライベートや心身に影響しそうです。
<4位 上司に相談する>
・上司に相談して、人員補充や一時的なヘルプ要員がいないか検討してもらう(25歳 女性)
・上司に「キャパオーバーだ」と相談する(32歳 男性)
・仕事の進め方について、上司に相談します(40歳 男性)
相談内容は「仕事の進め方」「業務分担・業務負荷の見直し」「人員補充」など。できるところまで自分でやり、どうしても無理なときだけ相談するという声も目立ちました。
「自分ひとりではどうにもならない場合」「職場全体が忙しすぎる場合」には、上司に相談してみるしかなさそうです。ただ、上司に相談してもどうにもならなかったという体験談も見られました。
<5位 転職・退職を考える>
・今のままだと体に悪いため、転職を検討しています(29歳 女性)
・「どうにもならないとき」「我慢が限界に達したとき」は、転職が頭をよぎる(37歳 男性)
忙しすぎて心身に悪影響が出ており、転職・退職を検討していると人も多くなりました。「まずは頑張ってみるが、改善の見込みがないなら転職するしかない」という意見も多数。
「努力しても状況を変えられない」「今のままでは心身に不調をきたす」と感じる場合には、無理せず転職を検討してみましょう。
<6位 適度に休みをとる>
・リフレッシュするための休みをとる(26歳 女性)
・深呼吸したり、一旦休憩をする(33歳 女性)
・どんなに忙しくても、週2日は絶対に残業しないで帰宅する(57歳 男性)
仕事の合間に適宜休憩をはさむ人もいれば、有給休暇を取得したり、自分で「ノー残業デー」を決めたりする人も。
忙しいときに休むのは気がひけるかもしれませんが、疲れがたまると仕事のパフォーマンスが落ちてしまいます。無断欠勤したり休みすぎたりするのは問題ですが、「きっちり仕事するために休む」という意識も大切ではないでしょうか。
<7位 仕事を効率化する>
・工夫して早く終われるようにする(46歳 女性)
・効率よく回せるように、マニュアルに合わせないで、自分で時間配分している(51歳 女性)
多くの仕事をなんとか自力でさばいていくため、仕事を効率化するという人も効率化の方法としては「ToDoリストをつくる」「スケジュール管理をおこなう」「メールチェックの時間を決める」などの方法があります。
仕事を効率化する方法はネット記事・動画や書籍で盛んに紹介されていますね。仕事がはやい同僚に、コツを聞いてみるのもいいかもしれません。
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まとめ
「仕事が多すぎる」「人が少なすぎる」などの理由で、仕事が忙しいと感じている人は多数。
仕事が忙しすぎると、体調不良になったり家族や友人と過ごす時間が減ったりなど、プライベートにも影響が出てしまいます。
忙しいせいで思うように家事ができなかったり、家族にイライラをぶつけてしまったりして、罪悪感をもっている人もいました。
忙しいときは周囲に手伝ってもらったり、なんとか自分でこなせるよう工夫する人が多くなっています。ただ職場全体があまりに忙しいと、手伝いをお願いできなかったり効率化しても追いつかなかったりするでしょう。改善が見込めない場合には、転職を考えてみるのもおすすめです。
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■株式会社ビズヒッツについて
当社では、社名と同じ「Biz Hits」という名の仕事・転職・求人情報サイト( https://bizhits.co.jp/work/ )と、ビジネスの問題解決を考えるメディア( https://bizhits.co.jp/media/ )を運営しています。
また、上記メディア運営の中で得た知識と経験を元に、業務効率化サポート・リモートワークとクラウドソーシング導入コンサルティングも行っております。
■Biz Hits編集長:伊藤陽介のプロフィール
株式会社ビズヒッツ代表取締役。
2011年から東京~鈴鹿間でリモートワークによる遠隔経営を10年以上続けており、スタッフの8割以上がリモートワーカーによる複数のWebメディア、求人サイト運営を行う。
その知識と経験を元に、中日新聞の専門家ガイド「中日教えてナビ」に『在宅ワーカーマネジメントの専門家( https://oshiete.chunichi.co.jp/tokai/pro/387/column/1585/ )』として登録。その後はクラウドソーシング「クラウディア( https://www.craudia.com/ )」や「RS MEDIA( https://www.rise-square.jp/contents/ )」のアドバイザーに就任。
※プロフィール詳細はこちら
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■会社概要
社名 : 株式会社ビズヒッツ
所在地 : 〒510-0208 三重県鈴鹿市鈴鹿ハイツ22-21
代表者 : 代表取締役 伊藤 陽介
設立 : 2009年1月19日
資本金 : 300万円
事業内容 : WEBメディアの運営・コンサルティング
URL : https://bizhits.co.jp/company/