文書情報取扱い規準 ISO4669-1発行のお知らせ

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【標準化ニュース】ISO 4669-1が発行されました!

組織間における文書情報の安心安全な取扱い運用に関する国際規格 ISO 4669-1:2023 Document management — Information classification, marking and handling — Part 1: Requirements が発行されました。

本規格は、ハンコレス社会を迎えるにあたり、文書の機密性をはじめ、信頼性の提示、所有権の主張などで使用されるマーキング運用について規定しています。

注記

マーキングは、「秘」「社外秘」など文書の取扱い範囲を示す「印」や、所有者(発行者)のサインをイメージした概念です。本規格では、第三者認証による「電子署名」「電子シール(封印)」などの取扱いについても言及しています。

本規格を適用することにより、取引先などに信頼のおける文書を配信していることを説明することができるようになります。

また、先行して発行された ISO 19475:2021 Document management — Minimum requirements for the storage of documents と共に適用することにより、営業秘密管理指針(経済産業省)に沿った文書情報の取扱いを実現することができます。

この規格は主に以下の組織又は個人を対象にしています。
a) 文書情報を作成、保存、共有、またはその他の方法で処理する組織又は個人
b) 文書管理、情報ガバナンスと管理、情報セキュリティ、データ保護、プライバシー及び/又はコンプライアンスの責任者
c) 上記を可能にするツールの作成、提供、またはサポート組織

※文書情報マネジメントに関する規格について

公益社団法人日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)標準化戦略委員会は、文書の作成、流通、活用の視点での文書やその取扱いプロセスの信頼性維持を目的に、文書情報マネジメントに関する規格を開発しています。
JIIMA会員各社は、関連した規格を活用して、信頼性の高い製品・サービスを提供していくこととしています。

※本件に関するお問い合わせ先
公益社団法人日本文書情報マネジメント協会

標準化戦略委員会
https://www.jiima.or.jp/about/contact/

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