また、Megloo容器と使い捨て紙容器を比較してCO2排出量が9割減少することが、 ライフ・サイクル・アセスメント(Life Cycle Assessment)分析により算出されましたので、公表いたします。
なお、6月5日現在、Meglooを活用する地域は5地域(神奈川県鎌倉エリア、横浜エリア/東京都蔵前エリア、目黒エリア、静岡県袋井エリア)に拡大しています。カマンはリユース容器シェアリングサービスMeglooの導入地域、店舗を拡大することにより、テイクアウトやデリバリーで発生する使い捨て容器を削減する仕組みの構築を目指していきます。
-
ライフ・サイクル・アセスメント(LCA)分析レポートを公開 〜CO2排出量を90%削減〜
LCAとは、製品・サービスの資源採取から、生産・流通・消費・廃棄・リサイクルに至るまで製品の一生(ライフサイクル)を通じた環境負荷を定量的に分析、評価する手法です。カマンは、一般財団法人地球・人間環境フォーラム監修の元、Megloo容器と使い捨てプラスチック容器、使い捨て紙製容器のLCA分析を行いCO2排出量の算出を実施しました。その結果を元に弊社独自に編集してまとめたものを公開します。
LCA分析レポートのポイント ・CO2排出量は使い捨て紙製の容器と比較して90%削減 ※Megloo容器を100回繰り返し使用した場合と、紙素材の使い捨て容器を100個使用した場合の比較 |
-
「捨てる」から、「めぐる」へ。
Megloo(メグルー)は地域共通のリユース容器をシェアすることで、テイクアウト時の使い捨て容器ごみを削減するサービスです。Meglooで使用する容器は、100%ポリプロピレン(PP)で構成されており、高い強度・耐熱性に優れています。そのため、100回以上のリユースが可能です。耐久回数を超えたものは、カマンで回収の上、新たな製品の原料として再利用するリサイクル方法(マテリアルリサイクル)により、廃棄物をゼロにできます。捨てずに巡る社会を実現させます。
「Less waste, More taste」
それが、カマンの目指す美味しくて、ヘルシーで、地球に優しい、地域資源循環型の社会です。
<廃棄物排出量>
<CO2排出量>
【CO2排出量のLCA分析前提】
1. 比較に使用した容器(1000ml)
Meglooに参加する飲食店で一般的に使用されている容器を参考に、以下の3つを比較。
- Megloo容器(PP製)265g
- 使い捨てプラスチック容器 (PSP製) 20.6g
- 使い捨て紙製容器 36g
2. 洗浄機
Meglooに参加する飲食店で一般的に使用されている小型の業務用食器洗浄機で洗浄したと仮定。
3. Megloo容器は破損等なく正しく回収され、100回使用された場合を仮定。
4. 本分析はPSP、紙容器は焼却処理、Megloo容器はリサイクル処理、Megloo容器の洗浄時の電力、上水、洗剤に関して、IDEA データを使用して分析を行った。
5. 以下の体制のもと実施した結果を元に弊社で編集
– 監修 一般財団法人地球・人間環境フォーラム
– アドバイザー 東京大学
-
環境の日から、都内2エリアで実証実験開始
カマンは、これまでも鈴鹿サーキット(三重)や渋谷キャスト(東京)、神奈川県庁(神奈川)などで、Meglooの実証実験を実施してきました。今回は、6月5日「環境の日」に合わせて下北沢BONUS TRUCKで実施する環境月間イベント「雨と地球」の期間中、BONUS TRACK内の4店舗で、Meglooの食品用容器と新たに製作したドリンク容器をテイアウト容器として活用いただきます。
また、中目黒駅周辺では、目黒銀座商店街周辺の4店舗で同様に実証実験を実施します。
【実証実験概要】
1.下北沢BONUS TRACK
6月5日が「環境の日」であることから、2023年6月5日(月)〜25日(日)の3週間にわたり、「雨と地球」と題し、環境イベントを開催します。同期間中、「Megloo(メグルー)」の実証実験を、BONUS TRACKの参加店舗にて行います。雨の日のテイクアウトでも、CO2削減を目指して、ぜひ一度試してみてください。
期間:2023年6月5日(月)〜25日(日) |
2. 中目黒駅周辺
周辺企業や目黒銀座商店街周辺の飲食店のご協力により、エリア内でのニーズ調査のための実証実験を実施します。
期間:2023年6月5日(月)〜30日(金) |
■ Meglooとは
「テイクアウトでゴミを出すのは、おしまい。」
Megloo(メグルー)は地域共通のリユース容器をシェアすることで、テイクアウト時の使い捨て容器を削減します。テイクアウト容器のゴミを削減すると共に、飲食店側にとってもリユース容器を店舗間でシェアすることで、テイクアウト容器のコスト削減にも繋がります。
Meglooという名前には、「容器が巡る」という意味と、「ごちそうさま」「ありがとう」という感謝の気持ちも地域でめぐるという思いが込められています。
現在、鎌倉を中心に、全国への導入を進めており、蔵前(東京都)、袋井(静岡)、目黒(東京)、横浜(神奈川)の5都市で導入済。実証実験は、鈴鹿サーキット(三重)や渋谷キャスト(東京)、神奈川県庁(神奈川)など多数の地域で実施実績あり。
【渋谷での実証実験の様子】
■株式会社カマン代表取締役 善積真吾のコメント
いくつかの実証実験を進めていく中で、感度の高い人たちが多いエリアほど、環境意識も高いということが分かってきました。新しく生まれ変わった洗練された下北沢BONUS TRACK、古くから良い店が並ぶ中目黒の目黒銀座商店街、どちらも非常に感度の高い人々が多く、そこから新たな文化を根付かせていきたいです。
また、環境効果に関しては、ゼロウェイストを実現することで、CO2排出量が紙容器よりも9割削減できることは予想以上の結果でした。世の中に溢れた”使い捨て”を減らしていけば、より良い地球を作れると確信しました。
■株式会社カマン 会社概要
大手電機メーカーで新規事業をリードしてきた代表・善積が次世代に残したい社会をつくるため、株式会社カマンを鎌倉で創業。テイクアウト容器ゴミを削減するリユース容器シェアリングサービス「Megloo(メグルー)」を2021年10月に開始し、現在は鎌倉駅周辺や墨田区の商店街、鈴鹿サーキットなどで導入。2022年6月にプラスチック汚染防止に関する世界最大のネットワークAlliance to End Plastic Wasteが主催する「廃棄プラスチックをなくし、循環型経済を実現する」という国際的な目標を達成することを目的にした日本初のプログラムに選出される。
会社名:株式会社カマン
所在地:神奈川県鎌倉市大町1−1−14
代表者:善積真吾
設立:2020年11月
事業内容:リユース容器シェアリングサービスの開発・運営
【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
【導入したい飲食店様からのお問い合わせ先】