【本件のポイント】
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2023年度に日本初の学科「サステナビリティ学科」を開設
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サステナビリティ学科の必修科目「サステナビリティプロジェクト入門」で1年生が企業との共同プロジェクトを実施
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花王、サントリー、ライオンの3社が持つサステナビリティ課題の解決に向けたアクションを学生が企画・実証
【プロジェクトの背景と目的】
本学は2023年4月に“サステナビリティ”を名称とする日本初の学科、「サステナビリティ学科」を開設しました。本学科は「世界をつながりの中でとらえ、総合的な視点で持続可能な社会をデザインする」ことを追求し、より実践に力を入れること目指しています。今回、共同でプロジェクトを行うサス研は、生活者と共にサステナブルな暮らしを広げることを目的とした企業ネットワークとして、生活者とのダイアログやオンラインセミナー等を行っています。活動を通じて、サステナブルな暮らしの実践には、次の要素が大きな後押しになるとの仮説を立てており、その実証を目指す中で本学との連携が実現しました。
<仮説>
1. 楽しさ、手軽さ
2. 問題解決につながっていることへの実感(褒められる、喜ばれる)
3. 身近な人からの誘いや情報インプット
【プロジェクトについて】
今回のプロジェクトは、サステナビリティ学科の必修科目「サステナビリティプロジェクト入門」で実施します。まず、学生(ユースチーム)とサス研のメンバー企業である花王、サントリー、ライオンが生活者視点と企業視点でサステナビリティ課題や意識を共有し、共通項目やギャップについての理解を深めていきます。次に、学生がアンバサダーとして課題解決のためのアクションを企画・実証し、生活者の行動変容に関するデータを収集します。
上記のプロセスを重ね、拡大することにより、実際に生活者の行動変容を起こしたり、その実態を明らかにしたりすることを目指します。
【コメント】
■武蔵野大学 工学部サステナビリティ学科 明石 修 准教授
サステナビリティ学科ではリアルで実践的な学びを重視しています。今回、1年生82名がサステナブル・ライフスタイル研究会と連携してプロジェクトに取り組み、サステナブルな未来に向けての社会変化や、生活者の行動変容を起こすことに挑戦します。このプロジェクトを通じて実践力を身につけ、社会をよりサステナブルにするアイデアやアクションが生まれることを期待しています。
【武蔵野大学について】
1924年に仏教精神を根幹にした人格教育を理想に掲げ、武蔵野女子学院を設立。武蔵野女子大学を前身とし、2003年に武蔵野大学に名称変更。2004年の男女共学化以降、大学改革を推進し12学部20学科、13大学院研究科、通信教育部など学生数13,000人超の総合大学に発展。2019年に国内私立大学初のデータサイエンス学部を開設。2021年に国内初のアントレプレナーシップ学部を開設し、「AI活用」「SDGs」を必修科目とした全学共通基礎課程「武蔵野INITIAL」をスタートさせる。2023年には国内初のサステナビリティ学科を開設する。2024年の創立100周年とその先の2050年の未来に向けてクリエイティブな人材を育成するため、大学改革を進めている。武蔵野大学HP:https://www.musashino-u.ac.jp/
【関連リンク】
■武蔵野大学サステナビリティ学科特設サイト:https://esg.musashino-u.ac.jp/
■武蔵野大学工学部 サステナビリティ学科HP: https://www.musashino-u.ac.jp/academics/faculty/engineering/sustainability_studies/
■サステナブル・ライフスタイル研究会:https://www.sustainablelifestyle.jp/
■花王株式会社:https://www.kao.com/jp/
■サントリーホールディングス株式会社:https://www.suntory.co.jp/
■ライオン株式会社:https://www.lion.co.jp/ja/
■株式会社ワンプラネット・カフェ(サステナブル・ライフスタイル研究会事務局): https://oneplanetcafe.com/