リアルテックファンド、独自の高速育種技術により農業の課題を解決する東京大学発ベンチャーのCULTAへの出資を実施

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リアルテックホールディングス株式会社(所在地:東京都墨田区、代表:丸幸弘、永田 暁彦)が運営するリアルテックファンド*は、東京大学発のアグリテックベンチャーである株式会社CULTA(本社:東京都渋谷区、代表取締役:野秋 収平、以下「CULTA」)へ投資を実施したことをお知らせ致します。CULTAは今回の調達資金をもとに、多様な環境で育成できる高品質な農産物の研究開発を進め、将来は世界の農業の持続可能性と収益性の向上実現を目指します。

 

■企業概要

 CULTAは「世界中の農業の地位を上げ強い産業に変える」ことをミッションに、日本発のグローバル農作物ブランドを生み出し世界中に展開することを目指す、東京大学発のグローバル農業ベンチャーです。
 温暖化ガスによる世界の気候変動の悪影響を最も受けるのは農業セクターと言われており、すでに世界のさまざまな地域で農業の生産性が低下しています。
 CULTAの開発した高速育種技術は、従来は10年程度の時間を要することも多い農作物の品種改良を高速化し、2年程度でさまざまな育種の開発が可能となります。これらの技術により、世界の気候変動への耐性を有する新規品種や、気候変動下でも高い品質を維持する生産技術を提供していきます。 同時に従来以上に高品質な農産物を提供することで、農業の持続可能性に必要な収益性向上に寄与していきます。

■資金調達の目的と使途

  • 多様な環境で育成可能な高品質なイチゴの品種開発

  • 高速育種技術の開発

  • ASEANをはじめとした海外展開の開始

■担当者コメント

国内においては主に高齢化と収益性の低さや不安定さを理由として、農業という職業から離脱する人々は今後も増え続けると予測されていますが、フルーツなど我が国の農産物は海外の農産物と比較しても非常にレベルの高い農産物を提供しております。海外でも育成できるような新たな品種を開発することで、日本の優れた農産物のポテンシャルを拡大させ、我が国の農業に大きく貢献できるベンチャーであると思い投資を決めました。若い人たちが胸を張って我が国の農業に就業できるような未来の為にがんばるCULTAを支援できることを楽しみにしています。(リアルテックホールディングス株式会社 グロースマネージャー 室賀 文治)

*正式名称:「リアルテックファンド3号投資事業有限責任組合(通称:「グローカルディープテックファンド」)

■株式会社CULTAについて

  • 設立年月:2017年11月

  • 所在地:東京都渋谷区恵比寿4丁目20番3号

  • 代表者:野秋 収平

  • 資本金:非公開

  • 事業内容:日本発プレミアム農作物ブランドを開発するグローバルファームレスメーカー

  • 公式サイト:https://culta.jp/

  • 出資時期:2022年3月

■リアルテックファンドについて

地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジーを有するスタートアップ(リアルテックベンチャー)への投資育成を行うベンチャーキャピタルファンドです。国内外の政府・企業・自治体と密に連携し、技術の社会実装を最速・最大化させるためにフルハンズオンで支援を行っています。これまで200億円以上を運用し、国内外のスタートアップ80社以上に投資しています。 2021年には、ディープテック領域に投資するファンドとしては日本で初めてのインパクト投資ファンドを設立しました。

■リアルテックホールディングスについて

地球や人類の課題解決に資する革新的テクノロジー(リアルテック)の社会実装を目指して創設された、株式会社ユーグレナと株式会社リバネスの合弁企業です。研究開発型スタートアップとして幾多の困難を乗り越えてきたユーグレナと、研究から技術の社会実装への包括的な支援を行うリバネスの知見を活かし、投資育成などの事業を行っています。

HP: https://www.realtech.holdings

<お問い合わせ先>

リアルテックホールディングス株式会社

広報担当:成田 https://www.realtech.holdings/contact

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