洗浄溶剤のリサイクルシステム導入で廃棄溶剤を70%削減

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東洋インキグループの東洋モートン株式会社(代表取締役社長 小林 雄一、東京都中央区)は、埼玉工場(埼玉県比企郡)に洗浄溶剤のリサイクルシステムを導入し、生産設備の洗浄工程で発生する廃棄溶剤を昨年比で70%削減いたしました。

東洋モートン埼玉工場は主に軟包装材に使用されるラミネート接着剤を製造していますが、製品の切り替え時には生産設備を溶剤で洗浄する必要があり、洗浄後の溶剤廃棄物による環境負荷が課題となっていました。この度導入した洗浄溶剤のリサイクルシステムにより、使用済みの溶剤を蒸留し濃縮することで廃棄物を昨年比で70%削減し、蒸留後の溶剤を再度洗浄に使用することが可能になりました。また使用済み溶剤をタンクに収集してから再度洗浄として使用するまでクローズドラインで連続処理することで、効率的なリサイクルを実現し、人手が不足する製造現場の負荷低減にも貢献しています。

東洋モートン埼玉工場では、無溶剤型ラミネート接着剤など環境対応製品の開発・製造に注力するほか、トラッキング付FIT非化石証書の使用によって、2022年4月より使用電力の全量を実質的に再生可能エネルギー由来となる電力に切り替えるなど、製品のライフサイクル全体を通したCO2排出量削減に取り組んでいます。「すべての生活者・生命・地球環境がいきいきと共存・共生する世界」の実現を目指し、モノづくりでの環境負荷低減、脱炭素化を推進することで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

※   Toyo-Morton、およびToyo-Mortonロゴは、東洋インキSCホールディングス株式会社の登録商標です。

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