「DX銘柄」は、東京証券取引所に上場している企業の中から、企業価値の向上につながるDXを推進するための仕組みを社内に構築し、優れたデジタル活用の実績が表れている企業が選定されるものです。
双日は、中期経営計画2023の中で、デジタルは全ての事業、業務プロセスの大前提であり、全従業員が持つべき共通言語と位置付けています。最高責任者を社長とし、デジタル技術による事業モデル変革とデジタル人材育成の2本柱でDXを推進しています。2021年4月には「DX推進委員会」を立ち上げ、進捗と効果検証の結果を月次で共有する委員会を設置しました。同年12月には、初代CDO(チーフ・デジタル・オフィサー)を選任し、新規事業の創出と事業モデルの変革を、デジタルの実装・活用により加速化させています。
今回の選定においては、こうしたDXを実践するための体制づくりと、経営戦略・事業戦略に紐づいた実践によりデジタルが業務に浸透している点が評価されました。
双日は今後も、「Digital in All」を合言葉に、全事業にデジタルの実装を進め、企業価値の向上に努めていきます。
【DX の取り組み~クロマグロ養殖での活用】
双日は、長崎県・玄界灘で展開しているクロマグロの海上養殖事業で、2018年より、カメラやソナー、各種センサーを導入し、生簀内のマグロの遊泳状況や尾数を正確に把握し、養殖の効率化を目指しています。生簀を丸ごとデジタル空間で再現する「デジタルツイン」のアプローチに挑戦し、試行錯誤を重ねながら、濁った海水の中を高速に泳ぐマグロの尾数を計測。当初目標の精度95%を実現(※1)することができました。全工程を双日社員が行っており、事業にテクノロジーを実装するモデルケースとなっています。
双日公式 YouTube チャンネル https://youtu.be/htjuXsTEQd0
※1 生簀の大きさやマグロの大きさ等の条件によって異なります。
♦2023年4月14日付
クロマグロ養殖にデジタル変革を。スマート養殖プロジェクトにみる、商社×研究機関の理想のかたち
URL: https://www.sojitz.com/caravan/special/dx/2.html
(ご参考)
♦2023年4月14日付
学びユーグレナCEO永田暁彦さんと探る、テクノロジーと商社の「最高の関係」
URL: https://www.sojitz.com/caravan/special/dx/1.html
♦2023年5月24日付
学びDX時代に”必要とされる人材”になれていますか?
URL: https://www.sojitz.com/caravan/special/dx/4.html
DX銘柄2023選定について
https://www.meti.go.jp/press/2023/05/20230531001/20230531001.html
(経済産業省ウェブサイト)
https://www.jpx.co.jp/corporate/news/news-releases/1120/20230531-01.html
(東京証券取引所ウェブサイト)