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国際認証「B Corporation」取得に向けたe-dash導入の背景と目的
デニムは、製造過程で綿花栽培にたくさんの水を使用するため、世界的にも環境負担が大きいと言われています。加えて化学染料を使うことも踏まえて、アパレル産業における環境負担のイメージを変えていくためには、サステナブルで環境に配慮したものづくりを追求していくことが大切と考えました。そこでナイスコーポレーションではe-dashを導入し、算出が困難な「炭素強度」の計算に活用し、アメリカの国際認証制度である「B Corporation」を取得することができました。(2023年4月取得)
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e-dash導入効果
1.e-dashを使って炭素強度の可視化を実現
国際認証「B Corporation」取得に必要な「炭素強度」を、e-dashを活用することで特定の期間のCO2排出量を元に簡単に算出できました。
2.炭素強度の算出時間を大幅に削減
これまでは自前で手間をかけて計算していましたが、e-dashの活用により、請求書をアップロードするだけでScope1・2のCO2排出量算出が可能になったことで、あとは関数を入れるだけで炭素強度の算出時間を削減することができました。
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「e-dash」とは
「e-dash」は、CO2排出量削減への取り組みを総合的にサポートする三井物産発のサービスプラットフォームです(※2)。
脱炭素の第一歩であるCO2排出量の可視化については、電気やガス等のエネルギーの請求書をアップロードするだけで、事業を通じたCO2排出量(Scope 1・2)を自動で簡単に算出するなど、計算の手間を削減しながら正確なデータを蓄積できる仕組みを提供しています。サプライチェーン排出量(Scope 3)についても、ソフトウェア上で手軽に算出・可視化が可能です。
「e-dash」でのCO2排出量の算出については、大手監査法人による第三者検証を実施し、日本政府が策定した算定ガイドラインに基づいた正確な算定方法でご提供しています。
さらに、当社は全国の金融機関との連携や、三井物産のネットワークの活用も通じ、CO2排出量の可視化に留まらず、排出量削減の各種施策の実行を支援し、中小企業をはじめ地域企業の脱炭素化の後押しを行っています。
※1:炭素強度はCO2の排出量を収益で割って計算する数値で収益1円当たりのCO2排出量
※2:三井物産、CO2排出量可視化・削減クラウドサービスを提供する「e-dash株式会社」を設立(2022年3月1日)
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e-dash株式会社 会社概要
設立:2022年2月7日(三井物産100%子会社)
所在地:〒100-0004 東京都千代田区大手町1-2-1
事業内容:
▼CO2排出量可視化・削減サービスプラットフォーム「e-dash」の開発・運営
▼カーボンクレジットのマーケットプレイス「e-dash Carbon Offset」の運営
▼カーボンニュートラルを加速させるメディア「accel.」の運営
▼国内企業における環境対策情報の検索サイト「accel.DB」の運営
【お客様からのお問い合わせ先】
e-dash株式会社 営業担当
e-mail: hello@e-dash.io