DNPブースでは、「Surfaces for future life standard」をコンセプトに掲げ、高い品質と信頼を実現する“技術”と、快適で豊かな空間を設計する“デザイン力”というDNPグループの強みを掛け合わせた各種製品・ソリューションを全世界からの来場者に提案します。
【「Architecture Expo(A’23)」の概要と、DNPの生活空間関連の取り組みについて】
American Institute of Architects(AIA:アメリカ建築家協会)が主催する「A’23」は、年に1回開催される「AIA conference」と同時に開催される建築関連の展示会です。DNPはこの「A’23」に出展し、高い専門性を持つ建築家やデザイナー、住宅設備や建築資材のメーカー等の来場者に対して、国内外で多くの実績を持つ内装材・外装材を訴求します。
DNPは独自の「P&I」(Printing & Information:印刷と情報)の強みを掛け合わせ、環境・社会・経済のサステナビリティ(持続可能性)と人々のウェルビーイング(心豊かな暮らし・生き方)に貢献する価値を創出し続ける総合印刷会社です。今回、電子線(Electron Beam)を活用する独自のEBテクノロジーによって各種機能を高めた「外装用化粧シート」と、木目等を印刷したシート(紙・塩ビ)の上から塗装できる突板代替化粧シートをDNPブースで訴求します。EBテクノロジーは、フィルム等の基材に薄く均一にコーティングした各種機能性材料をEBの照射で瞬時に硬化させ、耐候性・耐傷性等の機能を付与する技術です。
会期 |
2023年6月8日(木)~9日(金) |
会場 |
米国・サンフランシスコ Moscone Center(747 Howard Street, San Francisco, CA 94103) |
DNPブース |
ホール:North and South Buildings Halls A-F ブース番号:5535 |
【DNPブースでの主な出展内容と製品の特長】
1.EBテクノロジーで各種機能を高めた「外装用化粧シート」
建築物のドア・窓枠・ルーバー等の外装に使用する装飾フィルムです。木材等の柄に対して質感をエンボス加工できるため、多彩なデザインバリエーションを演出できます。EBテクノロジーや耐候剤の配合などにより、紫外線による風化や色・デザインの退色を防ぐなど、耐久性を高めています。また、シックハウス症候群の原因とされる化学物質のホルムアルデヒド、トルエン、キシレンなど(厚生労働省の指針対象物13VOC)の排出量が低い製品です。
2.木目等を印刷したシートに後から塗装できる「突板代替化粧シート」
突板代替化粧シートは、木材資源の枯渇による流通の不安定化や価格の高騰という課題に対し、環境保護・供給不安解消の観点から、これまで家具・建具・窓枠等に使用していた突板(木材を薄くスライスした化粧材)の代替品となる、アフター塗装が可能な化粧シートです。ベースとなる材料に紙または塩ビを使用した2種類の製品があり、用途や加工形状に合わせて使い分けできます。
【今後の展開】
DNPはこれまで、家具・室内建具用化粧シート等の内装材を中心に、北米のインテリア関連企業等に向けて多くの実績を重ねてきました。今後はさらに、独自の技術と高いデザイン力を活かし、外装材にも力を入れて、快適で豊かな空間づくりに貢献していきます。
※記載された製品の仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。