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調査目的
梅雨入りを前に、湿度が高い日本の住宅において一般消費者の方がどんな悩みを抱え、対策しているのかを把握し、またその解消方法を伝え、快適に梅雨を乗り切っていただきたいと思い、調査を実施しました。
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アンケート概要
調査方法 :インターネットによるアンケート調査
調査期間 :2023年5月24日
調査対象 :東京都在住の30〜40代の男女1000人
※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、【ゼロリノベ調べ】と明記のうえ、ゼロリノベWEBサイト(https://www.zerorenovation.com)へのリンクを設置してください。
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調査サマリ
■家の中で特に湿気・カビが気になるのは、「サニタリー」が最多。次いで「収納」、「玄関」など過ごす時間が短い空間が上位を占める。
■家の湿気・カビの対策方法は「こまめな換気」が最多。「除湿剤」に次いで、「エアコン」「除湿機」「サーキュレーター」などの家電類。
■電気料金値上げを受け、検討・実施した対策方法は「電力の使用頻度を控える」が57%と最多。一部「太陽光発電設備の設置」も。
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調査結果
■家の中で特に湿気・カビが気になるのは、「サニタリー」が最多。次いで「収納」、「玄関」など過ごす時間が短い空間が上位を占める。
家の中で特に湿気・カビが気になるところを聞いたところ、以下の結果になりました。
・サニタリー(風呂洗面所トイレ)…588票
・キッチン…313票
・クローゼットや押入れ…309票
・玄関(シューズボックス含む)…300票
・寝室…240票
・リビングダイニング…196票
・その他…34票
また、「その他」としてあがったのは以下です。
・和室
■家の湿気・カビの対策方法は「こまめな換気」が最多。「除湿剤」に次いで、「エアコン」「除湿機」「サーキュレーター」などの家電類。
日常的に行なっている家の中の湿気・カビの対策方法を聞いたところ、以下の結果になりました。
・こまめに換気する…627票
・除湿剤を置く…337票
・除湿機を使う…222票
・エアコンを使う…216票
・サーキュレーターを使う…100票
・湿度の低そうな立地や物件を探した…79票
・その他…21票
また「その他」としてあがったのは以下です。
・カビ防止剤を使う
・壁を漆喰仕上げにした
2022年の調査(https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000031.000065261.html)と比較すると、お金のかからない「こまめな換気」が上位にのぼりました。
その一方で家電類の活用が下降傾向にあり、2023年6月から実施される「電気料金値上げ」に要因があるではないかと伺えます。
■電気料金値上げを受け、検討・実施した対策方法は「電力の使用頻度を控える」が最多。一部「太陽光発電設備の設置」も。
2023年6月から電力会社各社で実施される「電気料金の値上げ」を受け、検討・実施した対策方法を聞いたところ、以下の結果になりました。
・家電の使用頻度を控える…380票
・電力会社や料金プランの見直し…146票
・省エネ性能が優れている家電への買い替え…105票
・太陽光発電設備の設置検討…37票
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住まいのプロがご提案する対策方法
物件探しからリノベーション設計・施工までを手がけるゼロリノベが、家の湿気・カビの対策方法をご提案します。
■高台など風通しのよい場所の物件を選ぶ
建物が高台にある、窓が2箇所以上開放できる部屋は通気がしやすく、湿気がこもりづらくなります。川が近くにあると水分を含んだ風が吹いてくるため、湿気が気になる方は川が近くにないかを事前に確認すると良いでしょう。
■隣接住戸に面している壁ならコンクリート現しもOK
「コンクリート現しは素敵だけど結露が心配…」という懸念も。
結露は部屋の外気温と室内温度の差によりの温度差により発生します。
コンクリートは温度の影響を受けやすいため、外周部に接している壁がコンクリート現しだと、室内との温度差により結露が発生しやすくなります。
隣接住戸に接している壁がコンクリート現しになっている場合は温度差が少ないため、結露発生の可能性が下がります。
コンクリート現しの部屋に住みたいなら、現しになっている面に接する部屋があるかどうかを必ず確認しましょう。
■調湿建材やクロスを活用する
調湿建材には目には見えない微細な穴が空いていて、その穴から空気を出入りさせることで湿気を調整することができます。
漆喰や珪藻土などが有名ですが、下地材となる石膏ボードや、仕上げに使うクロスにも通気・調湿できるものがあり、それぞれの工程で調湿建材を取り入れることで高い調湿効果が期待できます。
ですが、調湿建材にも吸収できる水分量は限られているので、乾燥している日に換気や空気を循環させることは必要です。
■個室を作る場合は室内窓や開口を設け風通しを良くする
閉塞された個室や収納は空気が滞留し、湿気がこもりやすくなります。
居室には窓とドアが必ずあり、双方を開けることにより風通しがよくなりますが、収納には建築基準法上窓をつける必要はなく、出入り口しかない場合がほとんどです。
個室を作る場合は空気がこもらないよう、開口や室内窓を設けたうえで、サーキュレーターなどで空気を循環させることが望ましいです。
■収納にも電源を設け除湿機を使う
既存住宅を購入する場合、収納内に電源があることはあまりありません。
自由設計であれば好きな場所に電源を設けることができる場合がほとんどなので、収納にも電源を設けることをお勧めします。
電源があればサーキュレーターや除湿機を置くことができるので、何度も除湿剤を購入・交換する手間を省くことができます。
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リノベーションで「湿気・寒さに強い家事楽な家」を叶えた事例
20代後半の施主夫婦。
以前の住まいは川が近くにあり、湿気と冬の寒さに悩まれていたそう。
リノベーションでのご要望は、「湿気・寒さに強く、家事が楽になる間取り」であること。
角部屋の本物件。外周部に面した東側の空間には廊下を作り、LDKや寝室などの居室を遠ざけることで冬の寒さを解消しました。南北の窓をダイレクトに繋ぐことで風が抜け、湿気もこもりづらくなっています。
一方隣接住戸に面した西側にはサニタリーを設けるとともに、もう1つ廊下を作ることで、南向きの大きな窓から入った風が家全体を回り、風通しの良い住まいとなりました。
家全体に段差を作らないフルフラットの床にしたことで、お掃除ロボットが活用でき清潔に保つことができます。庭に面したキッチンは背面にパントリーを設けたことで、生活感を隠しながらも作業効率がアップ。
「湿気と寒さに強い」「家事楽」どちらも叶う住まいとなりました。
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出典について
本リリースは、自由に転載いただくことができます。
本リリースの著作権は株式会社groove agentに帰属しますが、以下の条件を満たす場合は利用権を許諾します。
▼利用条件
(1) 情報の出典元として「ゼロリノべ」を明記してください。
(2) 出典元として以下のURLへのリンクを設置してください。https://www.zerorenovation.com
(3) 当社が相応しくないと判断した場合には、転載の許可を取り消し、掲載の中止を求めることができます。
(4) 掲載内容をもとに、独自のコンテンツとして編集・執筆いただくことができます。
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アンケート概要
調査方法 :インターネットによるアンケート調査
調査期間 :2023年5月24日
調査対象 :東京都在住の30〜40代の男女1000人
※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、【ゼロリノベ調べ】と明記のうえ、ゼロリノベWEBサイト(https://www.zerorenovation.com)へのリンクを設置してください。
※本リリース内容はゼロリノベブログ(https://www.zerorenovation.com/blog/pr2305_rainy_season_measures)からもご確認いただけます。
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株式会社groove agentについて
2011年より中古住宅購入とリノベーションのワンストップサービスをスタート。
「大人を自由にすること」を目的に、住宅ローンや間取りにとらわれることのない「小さいリスクで家を買う方法」セミナーを無料開講し、物件探しから住宅ローン、リノベーションの設計・施工・アフターフォローまで、中古住宅購入とリノベーションの一連の流れをワンストップでサポートしています。
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会社概要
会社名:株式会社groove agent
代表取締役:鰭沼 悟(えびぬまさとる)
設立:2011年11月11日
所在地:東京都港区北青山2丁目12−42
事業内容:不動産仲介、リノベーション設計・施工
コーポレートサイトURL:https://www.zerorenovation.com
ゼロリノベ本店URL:https://g.page/zerorenovation-minatoku?we
ゼロリノベ駒込店URL:https://g.page/zerorenovation-komagome?gm