Roktが、日本のリテールメディア市場の拡大を目指して電通との業務提携を強化

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EコマーステクノロジーのリーディングカンパニーRokt(本社:米ニューヨーク州、CEO:ブルース・ブキャナン、読み方「ロクト」)は、このたび、日本のECサイトによるリテールメディア市場の拡大を目指して、株式会社電通(本社:東京都港区、代表取締役社長執行役員:榑谷 典洋、以下「電通」)との業務提携を強化しました。これにより、国内のEC事業者のリテールメディア事業の参入を支援するとともに、こうしたECサイトに広告出稿する広告主の開拓を、両社で戦略的に取り組みます。

リテールメディアとは、小売業者が、店舗やECサイトから独自に収集・所有する顧客の購買データや行動データなどのファーストパーティデータを活用して、自社サイト等をメディア化して広告を配信し、広告による新たな収益を創出する手法です。クッキーレスやATT(App Tracking Transparency)などの規制に影響を受けない新たな広告手法として注目されており、調査会社eMarketerが2021年10月に発表したレポートでは、米国では検索広告、SNS広告に次ぐ市場規模に拡大していると分析しています。


Roktは2012年にオーストラリアで設立され、ECサイトの買い物を完了した直後の「購入確認画面」上に、顧客ごとに最適化した広告を表示するソリューションを提供します。Roktが持つ機械学習技術と、ECサイトが収集・所有する顧客のファーストパーティデータを活用して、顧客の「次の行動(商品購入やダウンロードなど)」を喚起できる精度の高い広告を表示。これによりEC事業者は、自社サイトの購入完了ページを広告メディア化し、広告収入という付帯収益の創出が可能となります。


Roktと電通は2019年より業務提携を結んでおり、電通はRoktの日本国内におけるGo-to-market戦略の立案と実行を支援してきました。国内におけるリテールメディア市場の拡大を目指した今回の提携の強化に伴い、電通は、電通が支援するEC事業者に対し、Roktの提供するEコマースマーケティングソリューション「Rokt Ecommerce」の導入を支援し、EC事業者のリテールメディア型広告事業への参画をサポートします。同時に電通は、国内の広告主に対してはRoktが提供する広告主向けソリューション「Rokt Ads」の提案及び導入を推進し、広告主の広告メディア戦略においてリテールメディアを広告出稿先として選択できる環境を構築していきます。


Roktは、今回の電通との提携の強化を通してさらに国内のリテールメディアの市場拡大を戦略的かつ積極的にリードしていきます。

電通について

所 在 地: 東京都港区東新橋 1-8-1

設   立: 1901 年 7 月 1 日

資 本 金: 100 億円

代 表 者: 代表取締役社長執行役員 榑谷 典洋

事業内容: 顧客のマーケティング全体に対するさまざまなソリューション提供に加え、デジタル時代の変革に対応する効率的な広告開発、最適な顧客体験のデザイン、マーケティング基盤そのものの変革や、さらには顧客事業の変革をも推進しています。また、マーケティング領域を超えて進化させた多様なケイパビリティを掛け合わせ、顧客と社会の持続的成長に貢献する統合ソリューションを提供していきます。

Roktについて

Roktは、Eコマーステクノロジーのグローバルリーダーです。買い物客のエンゲージメントが最も高まったタイミングでレレバンシー(関連性)の高いお知らせを提示することで、ECサイトにおけるトランザクションあたりの収益性の最大化を実現しています。Roktの機械学習テクノロジーは、Live Nation、AMC Theatres、PayPal、Uber、Hulu、Staples、Lands’ End、HelloFreshといった、世界中の主要企業に利用され、年間数十億件ものトランザクションの収益化を支えています。Roktはオーストラリアで設立され 、米国ニューヨーク市に本社を構え、現在は北米、ヨーロッパ、日本を含むアジア太平洋地域の15カ国で事業を展開しています。2022年には、急速な成長を遂げた米国民間企業のランキングであるInc. 5000社リストに2年連続で選出されました。

詳細については、Rokt.jpをご覧ください。

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