TBM、Jリーグ・ベガルタ仙台と循環型イノベーションの連携・協力に関する協定を締結

この記事は約6分で読めます。
株式会社TBM(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:山﨑敦義、以下TBM)は、公益社団法人日本プロサッカーリーグに加盟する「ベガルタ仙台」を運営する株式会社ベガルタ仙台(本社:宮城県仙台市青葉区、代表取締役社長:佐々木知廣、以下ベガルタ仙台)と、この度、宮城県内における循環型イノベーションの創出及び地域活性化への貢献を目的とする連携協定を締結いたしました。
TBMとベガルタ仙台は、宮城県内における新素材「LIMEX」の更なる普及拡大と、使用済みのLIMEX製品をスタジアムで回収し、アップサイクルした製品の普及による地域連携を強化し、持続可能な社会の実現に向けた資源循環の取り組みを推進してまいります。

©︎VEGALTA SENDAI©︎VEGALTA SENDAI

■ 背景
TBMは、石灰石を主原料とする新素材「LIMEX」の開発・製造・販売しています。資源保全やCO2 排出抑制による気候変動問題への貢献などが評価され、現在、国内 8,000 社以上の企業や自治体で、プラスチックや紙の代替素材として、LIMEX を導入いただいています。また、世界中でニーズが高まる循環型社会の実現に向けて、自治体や企業とのパートナーシップを強化し、資源循環モデルの普及を推進しています。
宮城県内においては、白石市と多賀城市に自社製造拠点を構え、県内の雇用創出に努めているほか、白石・多賀城の2工場は実質100%の再生可能エネルギーで稼働しています。
ベガルタ仙台は、チーム創設以来、ホームタウンや活動区域(宮城県)におけるスポーツの普及、社会・地域振興をクラブの理念、基本方針に掲げ、地域に根ざした様々なホームタウン活動を行なっています。また J リーグのクラブとして初めてスタジアム内でのゴミ分別回収を実施するなど、チーム全体として環境意識の高いクラブ運営に取り組んでいます。

■ 本協定による取り組み
2019年、TBMはベガルタ仙台の「CSRパートナー」に認定され、スタジアムを拠点としたサステナビリティ活動を推進するために、ベガルタ仙台の活動で使用するグッズにおける新素材LIMEXの活用を開始しました。
この度、TBMとベガルタ仙台は更なる連携強化を目指し、循環型イノベーションの創出及び地域活性化への貢献を目的とする連携協定を締結し、下記の取り組みを通じて、宮城県での持続可能な社会の実現に向けた取り組みを推進していきます。

 

1 SDGsへの貢献を目指した、環境配慮型の新素材「LIMEX」活用の促進
ベガルタ仙台の「SDGsアクション」の一環として、ホームスタジアムで使用されるポケットガイドや飲料用カップ、ショッピング袋などにLIMEXを採用いただいています。今後も環境負荷削減に向けた取り組みとして、LIMEXの普及促進の連携と、ユアテックスタジアム仙台でのLIMEX製品の回収スキームの構築を共同で推進していきます。

2 資源循環の推進を通じて、地域活性化に貢献
TBMとベガルタ仙台が取り組むアップサイクルの第1弾として、ユアテックスタジアムで回収した後に溶融・再資源化したLIMEXと、地元資源である宮城県産木材の木粉を混ぜ合わせた、人工木材の製品開発を推進します。アップサイクルした人工木材は、ベガルタ仙台が宮城県内で実施するホームタウン活動の一環として、2022年中に宮城県南三陸町へ寄贈する予定です。2022年5月、ベガルタ仙台は従来の仙台市に加えて、県内の全市町村をホームタウンに登録し、今後、TBMとベガルタ仙台は県内の全自治体と連携した資源循環の推進も目指していきます。

3  地域社会発展に向けたファン・サポーターとの連携
ベガルタ仙台と連携して、ファンやサポーター、地域の方々に対する啓発活動を積極的に実施し、宮城県内の地域社会の発展に貢献していきます。今回、ファンやサポーターも参加したLIMEX製品の回収の様子や、LIMEXの普及や資源循環を通じて、仙台の持続可能な社会の実現に向けたTBMとベガルタ仙台の想いを収録したメッセージ動画を公開しました。
・「メイドイン宮城で広がる、東北から世界への挑戦 | ベガルタ仙台×TBM スタジアム発のLIMEX資源循環」
https://youtu.be/TIY-h9QPDqI

なお、TBMの自社工場(白石工場、多賀城工場)では、中途採用を行っています。「宮城発の新素材を世界に広めたい」「地球規模の挑戦を共にしたい」と心から思う方のご応募をお待ちしています。
・TBM 工場採用情報はこちら|https://hrmos.co/pages/tb-m/jobs?category=1694587939618242561

■ LIMEX(ライメックス)とは
LIMEXは、炭酸カルシウム等の無機物を50%以上含む、無機フィラー分散系の複合素材です※。主原料が石灰石であるため、プラスチックや紙の代替製品を製造する際に使用する石油や水や森林資源等、枯渇リスクの高い資源の保全に貢献することが可能です。その環境性能については、製品の原材料調達から生産、流通、使用、廃棄に至るまでの製品のライフサイクルにおける環境影響を科学的に分析するライフサイクルアセスメント(LCA)という手法を用いて算定し、素材開発に活用しています。すでに8,000以上の企業や自治体等にて採用されており、世界40ヵ国以上で特許を取得、COPやG20等の国際会議で紹介される他、日本の優れた技術として、UNIDO(国際連合工業開発機関)のサステナブル技術普及プラットフォーム「STePP」 に登録されています。
※一般社団法人日本規格協会が発行するJSA規格では「無機成分を主成分とする無機・有機複合マテリアル(JSA-S1008)」と定義されています。

<石灰石について>
LIMEXの主原料である石灰石は地球上に豊富に存在し、資源輸入国である日本においても自給自足が可能な資源です。そのため原油価格の変動に左右される石油由来プラスチック等と比較して、安定した価格での原料調達が可能であり、供給面においても安定性を有しています。さらに、石灰石は石油由来プラスチックと比較して、原材料調達段階のCO2排出量を約50分の1に抑えることができ、焼却時のCO2排出量を約58%削減できます。

 <リサイクルについて>
LIMEXは複合素材でありながら、主要構成素材である無機物と熱可塑性樹脂を分離することなく、単一素材で設計された製品と同様に、そのまま再生利用することができます。これまでに事業者や消費者、自治体と連携し、既存のリサイクル設備を活用したLIMEXのマテリアルリサイクルの取り組みを数多く実施しています。
※LIMEX Sheet製品は、古紙回収には混ぜないでください。事業系廃棄物として処分する場合は、産業廃棄物として処理してください。家庭系廃棄物として処分する場合は、可燃としてお住まいの自治体のルールに従いご対応ください。

■ 株式会社TBM
代表取締役CEO :山﨑 敦義
本社 :東京都千代田区有楽町1-2-2 15F
設立 :2011 年
資本金 : 234億2,993万円(資本準備金含む)/ 2021年7月時点
事業内容 :環境配慮型の素材開発及び製品の製造、販売、資源循環を促進する事業等
URL :https://tb-m.com/

*本リリースに記載された会社名および商品・サービス名は各社の商標または登録商標です。
*本リリースに記載された内容は発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。

タイトルとURLをコピーしました