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募集する背景
災害で車を被災した被災者は、通勤・通院・手続き・片付け・その他生活の移動全般に支障をきたし、大きな影響を受けてしまいます。また、支援活動においても貨物車両やワゴン車が不足して、活動がはかどらない状況に陥ることが多くあります。協会では、寄付で集めた車を被災地に届け、被災者や支援団体に一定期間(3ヵ月~半年程度)車を無償で貸し出す支援を行っています。これまで東日本大震災以降の17の災害でのべ約2,500件の貸し出しを行ってきました。
協会の支援活動には、現地に車と拠点と「対応する人」が必要となります。そして、現場の対応には簡単な研修と少しの実践で身につけることができるとはいえ、一定のノウハウが必要なため短期ボランティアでは対応できません。その都度、現地で求人を行い本部のメンバーが現地で臨時スタッフを育成しながら活動を行ってまいりました。ただ、人材獲得に時間とエネルギーを費やすことが支援の遅れにつながるため、本プロジェクトで事前の登録を行うことで、より迅速な対応を実現することが狙いです。
令和4年8月に新潟県で発生した豪雨災害で被災され、お車を利用した方の声(対応の様子もご確認いただけます)
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募集する人材のイメージ
近隣で災害が発生した際、現地での臨時スタッフとしての対応を検討いただける方
※下記「対応いただく際の具体的な条件と内容」を参考にご参照ください。
※登録いただいた後でも、その時のご都合が合わない場合などは対応は不要です。
これまでの各災害現場では、主に「お仕事を引退された方」、「主婦」、「フリーランスのお仕事をされている方」等にご活躍いただいてきました。そういった方々に主に登録いただけたらと考えています。
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災害発生時の流れ
ご登録いただくと、近隣の地域で災害が発生し、協会が現地で拠点を設け対応することになった場合、ご案内が届きます。以下の流れで進めていく予定です。
1.ご登録いただいた方へ対応人材募集のご案内
2.申込
3.ご説明・面接
4.採用の決定
5.臨時スタッフとして活動開始
6.研修(本部スタッフによるオンザジョブトレーニング)
※発災時の対応に必要な人材は、定員や適性もあるため、ご説明と面接をさせていただいたうえで実際に従事いただくかどうかを決定します。
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希望する経験者は全国の災害へ派遣されることも
災害対応を経験した方で希望される方は、他の地域で起こる災害にも派遣され活躍いただくことも可能となります。災害が多発するからこそ、支援を対応する人材の確保と育成をこのプロジェクトで実現したいと思っています。
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対応いただく際の具体的な条件と内容 ※対応いただく現場によって異なります。
形態:当協会の有期のパートタイムスタッフとしてご協力いただきます。
業務内容:問い合わせ対応・予約の受付・車の登録・貸渡対応・洗車・車両の運搬など
※車に詳しくなくてもOK。力仕事などもないため体力に自信のない方でも大丈夫。
時給:950円前後で調整
時間:1)AM 2)PM 3)終日(8時間程度)
頻度:週3日以上
勤務場所:被災地域で開設する日本カーシェアリング協会 臨時拠点
期間:3カ月~半年程度
備考:入力程度のパソコンを使った業務あり。年齢不問。拠点までの交通費補助あり。
普通自動車免許必須(マニュアル車の運転もできるとよいですが、必須ではありません)
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登録方法
以下のフォームよりご登録いただきます。
https://forms.gle/3niZ4T9jg1UNwC9VA
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日本カーシェアリング協会について
2011年4月に東日本大震災後の宮城県石巻市で設立された「寄付で集める車」を活用して社会貢献を行う非営利団体(非営利徹底型の一般社団法人)。寄付で集めた約300台のを活用し、災害時の車の無償貸出支援、生活困窮者やNPOへの車の貸出支援、地域コミュニティで車で支え合い活動を行う支援などを行っています。
団体名:一般社団法人日本カーシェアリング協会
代表者:代表理事 吉澤武彦
本部住所:宮城県石巻市駅前北通り1丁目5‐23
九州支部住所:佐賀県武雄市東川登町大字永野6766-1
栃木支部住所:栃木県栃木市吹上町1300-3
静岡支部住所:静岡県富士市岩淵752
設立:2011年4月 (法人化は2011年7月)
電話:0225-22-1453
メール:info@japan-csa.org
FAX:0225-24-8601
HP:https://www.japan-csa.org