「ほっかいどう企業の森林づくり」協定は、北海道釧路総合振興局と森林整備事業の株式会社北都(本社:北海道釧路市/代表取締役:山﨑正明)との三者間で締結しています。
これにより、森林整備や木育活動などの“森林づくり”を行うと共に、道有林釧路管理区内の整備区域のネーミングライツ(命名権)取得により、「エステークリアフォレストの森」と命名しています。「植樹会」及び「木育教室」は2022年10月5日に初めて実施し、今回が2回目の実施となります。
「植樹会」と「木育教室」には、北海道釧路総合振興局長・菅原裕之氏、北都代表取締役・山﨑正明氏、厚岸町立真龍小学校の5年生児童・教員、そしてエステー社員らが出席しました。
「植樹会」
「エステークリアフォレストの森」は、厚岸霧多布昆布森(あっけしきりたっぷこんぶもり)国定公園内の北海道釧路総合振興局が所管する道有林地のうち、厚岸町登喜岱(あっけしちょうときたい)道有林釧路管理区16林班の1.74haが対象で、「植樹会」では、トドマツの苗木300本の植樹を行いました。
なお、トドマツの植樹は、2022年度から5年間かけて行い、2027年度からの5年間を育樹期間として設け、森林整備を推進していきます。
「木育教室」
また、厚岸町立真龍小学校5年生の児童、教員等を対象に、厚岸町生活改善センターにて「木育教室」を実施しました。
北海道釧路総合振興局の藤田大輝氏より、森林のはたらきについての説明、エステーR&D本部フェローの金子俊彦より、最新の抽出装置を用いたトドマツ精油抽出のデモンストレーション、森林の未利用資源から生まれた製品についての説明を行いました。さらに、木育マイスターの鈴木憲太郎氏の説明のもとトドマツ精油を利用した木工作体験を行いました。
こうした木育活動は、5年間(2022年度~2026年度)にわたり、毎年実施していく予定です。
「植樹会」と「木育教室」に参加した児童からは、感想として「木を植えるのは大変だったけれど、自然を大切にする活動ができて嬉しかった」「工作をしたり色々なことを知れて楽しかった」などの声が上がりました。また、教員からは「植樹と木工作を体験することで、児童が楽しみながら学びを深められた」という声が寄せられました。
「ほっかいどう企業の森林づくり」
エステーでは、北海道のトドマツから抽出した空気浄化作用に優れる「機能性樹木抽出成分」を活用する「クリアフォレスト事業」を2011年から進めており、2022年の「ほっかいどう企業の森林づくり」協定締結に先立ち、2015年1月には釧路地域の活性化に向けて協働事業に取り組むことを主旨とする包括連携協定を北海道釧路総合振興局および北都と締結し、各種協働事業に取り組んできました。
北海道の森林は、全国の森林面積の約1/4を占め、針葉樹や広葉樹など多くの樹木があります。森林には、住宅資材や紙の原料、国土の保全、二酸化炭素の吸収、野生動物の住処などの役割があり貴重な財産です。
こうした財産を将来に引き継ぐため、「ほっかいどう企業の森林づくり」は社会貢献活動として森林の整備に取り組む企業・団体等の支援を受け、協働による森林整備を行っていく事業となっており、エステーにおいてもESGを重視した活動に積極的に取り組み、社会課題の解決に貢献していきます。
◆「ほっかいどう企業の森林づくり」協定に基づき第2回「植樹会」及び「木育教室」を実施
日時:2023年5月16日(火)
〇植樹会 9:00~10:00
〇木育教室 10:30~11:45
場所:〇植樹会
北海道厚岸霧多布昆布森(あっけしきりたっぷこんぶもり)国定公園内 厚岸町登喜岱(あっけしちょうときたい)道有林釧路管区16林班
〇木育教室
厚岸町生活改善センター
出席者:北海道釧路総合振興局 局長 菅原裕之氏 他
株式会社北都 代表取締役 山﨑正明氏 他
厚岸町立真龍小学校 5年生児童・教員等
エステー株式会社 社員