予防医療の推進を支援する株式会社キャンサースキャン（本社：東京都品川区、代表者：代表取締役社長 福吉 潤、以下「キャンサースキャン」）は、厚生労働省が発行する「がん検診受診率向上施策ハンドブック 第3版」（以下「本ハンドブック」において、事業メンバーとして企画・制作に参画いたしました。※1
※1：本ハンドブックは、厚生労働省「予防・健康づくりに関する大規模実証事業」における「がん検診のアクセシビリティ向上策等の実証事業」の一環として制作したものです。
■ 背景
現在、日本人で最も多い死因は「がん」となっています。がんの死亡率軽減に向けて、がん検診による早期発見・早期治療が重要とされる一方、令和元（2019）年時点で、男性の肺がん検診を除き、「第3期がん対策推進基本計画」が定めるがん検診受診率50%の目標を達成できていない状況にあります。※2
これまで、キャンサースキャンは、がん検診等の受診率向上の一助となるべく、700以上の市区町村にて検診・健診の受診率向上を支援してきた実績を活かし、2016年、2019年に厚生労働省発行の「受診率向上施策ハンドブック」の企画・制作に携わってまいりました。※3 ※4
第3版となる本ハンドブックでは、市区町村担当者様向けに、検診の受診率向上につながった全国の好事例を取りまとめています。勧奨方法をはじめ、検診体制、申し込み方法の改善など多岐にわたる事例を掲載しており、がん検診運営の見直しにより受診率向上につながることが分かる内容となっています。また、受診率向上のポイントを一覧化した「がん検診受診率向上チェックリスト」は、具体的な施策検討にもご活用いただけます。
※2：厚生労働省 「2019年 国民生活基礎調査の概況」
（https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa19/index.html）
※3：厚生労働省「がん検診受診率向上施策ハンドブック」
（https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/handbook_tanP_180113.pdf）
※4：厚生労働省「がん検診受診率向上施策ハンドブック（第2版）」
（https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000506623.pdf）
■「がん検診受診率向上施策ハンドブック 第3版」概要
タイトル： エビデンスに基づく全国の取り組み分析
～受診率向上施策ハンドブック第3版～
内容 ： ・がん検診受診率向上チェックリスト
①検診の案内について
《事例》京都府宇治市：検診ガイド・広報の内容の見直し
②申し込みについて
《事例》京都府福知山市：Web申込を導入
《事例》広島県東広島市：申込方法を変更し、資材の見直し
③検診当日について
《事例》愛媛県：検診の待ち時間における受診率との関連性
④勧奨について
《事例》京都府福知山市：受診率向上に向け個別に再勧奨
《事例》東京都八王子市：割引きチケットの導入
《事例》希望の虹プロジェクト：無料で使える受診勧奨資材の提供
⑤その他について
《事例》東京都港区・静岡県長泉町：他にも受けられる検診を可視化
《事例》東京都八王子市：大腸がんキットの事前送付
《事例》広島県：精密検査を受診できる医療機関一覧を提示
《事例》北海道：薬局、薬剤師との連携により声かけを実施
発行 ： 厚生労働省
企画制作： がん検診のアクセシビリティ向上策等の実証事業
（厚生労働省「予防・健康づくりに関する大規模実証事業」）
公益財団法人 日本対がん協会
国立がん研究センター 希望の虹プロジェクト
静岡社会健康医学大学院大学
株式会社キャンサースキャン
株式会社プロセシング
デザイン： 株式会社グラフソニック
掲載URL： https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_32470.html
■ キャンサースキャンについて
キャンサースキャンは、「人と社会を健康に」というミッションの達成に向け、データサイエンスとマーケティング、行動経済学、公衆衛生の専門知識を掛け合わせ、特定健診の受診勧奨や生活習慣病の重症化予防を目的とした受療勧奨、がん検診の受診勧奨、予防医療に関する新たな事業開発等、日本の予防医療の推進を支援する各種事業を展開しております。累計700以上の市区町村での各種予防医療事業の実施支援を通じて、コミュニケーションを変え、社会の仕組みを変えながら、健康になるための行動変容にフリクションがない社会の実現を目指しています。
■会社概要
社名 ：株式会社キャンサースキャン
所在地 ：〒141-0031 東京都品川区西五反田1-3-8 五反田PLACE 2F
設立 ：2008年11月
代表 ：代表取締役社長 福吉 潤
