Green Innovator Project実行委員会(委員長:伊藤元重 東京大学名誉教授)は一般社団法人Green innovation(代表理事/共同代表:菅原聡、理事/共同代表:坂野晶)と共に、2030年までに脱炭素社会の実現を牽引する次世代のイノベーター育成プログラム「Green Innovator Academy」の第3期を2023年7月より開始することを発表しました。本プロジェクトは産官学の連携により、グリーンイノベーションへの関心を高め、優秀で熱意のある人材の発掘と育成に取り組むもので、2021年度の開始以来、3回目の実施となります。現在、本年度のプログラムに参加する大学生・大学院生を国内外から募集しており、募集要項などは、公式Webサイト(https://green-innovation-project.com/green_innovator_academy/recruitment_2023/)よりご覧いただけます。企業/団体や自治体などのパートナーも募集中です。詳細はお問い合わせください。
Green Innovator Academyは、約半年間にわたりグリーントランスフォーメーションの知⾒、共創を推進するスキルを養うとともに、リーダーとしての内省を通じた成長を支援する実践型プログラムです。昨年の第2期には、国内外より選抜された学生および企業、官公庁や自治体の職員など100名以上が参加、カーボンニュートラルを取り巻く国内外における最先端の知識を身に付けるとともに、フィールドワークや各界のリーダーたちとの対話など、新規事業立案や政策立案の場面でイノベーションを起こすための共創型価値創出の手法を学びました。本年度はより実践的なアウトプットとするため、新規事業立案に加えて浮体式洋上風力発電の早期実現やアジアのGX支援、日本の地域脱炭素といった政策提言テーマを新たに設定し、プログラム内容をさらに充実させて実施します。今期は昨年度と同様の100名以上の参加を見込んでおり、今期修了後には卒業生の数が300名を超える見通しです。
本プロジェクトについて、Green Innovator Project実行委員会で委員を務める菅原 聡(すがわら そう)は次のように語っています。
「カーボンニュートラルの達成には、イノベーションが求められます。イノベーションを起こすのは『人』です。本プログラムは世界経済フォーラムにより組織されているコミュニティGlobal Shapersのメンバーおよびアルムナイが中心となり運営を行っており、世界200ヶ国の次世代リーダーとのネットワークを活用しています。脱炭素社会の実現を牽引する次世代のイノベーターたちが本プロジェクトで出会い、セクターを超えた組織・人同士の連携や交流を促進することが、次なるイノベーションに寄与し、ひいては経済と環境の好循環の実現につながるものと確信しています」。
本プロジェクトの意義について、委員を務める坂野 晶(さかの あきら)は次のように語っています。
「環境政策を考えることは、個人のライフスタイルから経済活動の全サプライチェーン、福祉や税制まであらゆる分野を横断するものにほかなりません。本プログラムは単なる教育・研修プログラムではなく、まだ見ぬ未来に対する複雑な葛藤に向き合い、未来に思いを馳せ、未来のために行動する仲間との繋がりを育むことで、イノベーションを生み出すための思考やスキルを身に付けるためのプログラムです。本プログラムの修了生が200名を超え、イノベーターたちのコミュニティを形成しつつある中、第3期となる今回も、熱意あるさまざまなバックグラウンドの方々が集い、ともに学び、深く対話できることを楽しみにしています」。
■プロジェクト概要
名 称: Green Innovator Academy(グリーンイノベーターアカデミー)
時 期: 2023年7月~2023年12月
主 催: Green Innovator Project実行委員会
共 催: 一般社団法人Green innovation
[参加者募集サイト]
■企業/団体からの協賛に関するお問い合わせ先
Green Innovator Project実行委員会
E-mail: info@green-innovation-project.com