『ケアきょう』介護職×ベイシア、約1年に渡る開発!介護職のべ1,000人のリアルな声が反映された高齢者にも介護職にもやさしいパジャマ
一昨年には介護用肌着、昨年には介護用靴下を共同で開発。好評だったことからさらに第3弾として「パジャマ」の開発に取り組んでまいりました。
ストレッチプラスシリーズの特長
開発には介護職1000人の意見、1年弱の検討を実施。
ストレッチプラスシリーズの開発にあたっては株式会社ベイシアの軽衣料部部長兼衣料MD岡村様・衣料MD佐藤様とケアきょうチームとの強い連携が背景にあります。
(写真左:岡村様 写真右:佐藤様)
もともと介護専用商品にはマイナスのイメージがあります。高齢者向けというと地味な色味に固定化してしまったり、機能性ばかりが重視されおしゃれさが置き去りになっていました。
ケアきょうユーザーの介護職からはこうした高齢者向け商品のイメージが介護現場全体のイメージを暗いものにしてしまっているのでは?という意見があがっていました。
肝心の機能性についても既存の商品については高齢者の一面的なニーズばかりをとらえ、細かいニーズが拾えていませんでした。ベイシア様とケアきょうのディスカッションでは細かいポイントについて多くの議論が交わされました。
ポイント①生地
今回の製品では脇下に「マチ」があるのが特長です。
このポイントの前段階ではお年寄りの好みと着替え時の利便性についての議論がありました。
ベイシア様の課題感
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「一般的にはお年寄りの方が好まれる綿100パーセント、しかし全然伸びない」
介護職から寄せられたアイデア
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「一部が伸びるのはどうか」
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「拘縮の人に対応して腕の部分が伸びればOK」
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「伸縮性は着替えの時だけ課題になる」
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「化学繊維が多いのはのびるが高齢者の肌に悪影響があるパターンもある」
上記のやりとりをふまえ、「袖下だけマチを作る」という今までにはないデザインの商品になりました。
ポイント②マジックテープ
続いての特長はマジックテープです。市場では高齢者向け衣料品にマジックテープがあるのは当たり前のような扱いになっていますが、ベイシア様では当たり前のものを当たり前とはとらえず、ケアきょう介護職の意見を取り入れていただき1から検討いただきました。
ベイシア様の課題感
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マジックテープは本当に必要なのか?
介護職から寄せられたアイデア
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「マジックテープは褥瘡のもとになる」
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「洗濯の際に糸などが付着しどんどんつきにくくなってしまう」
マジックテープが楽だという固定観念にとらわれず検討したことで、介護職からの様々な意見を取り入れた商品になりました。
そのほかにもキッズ・成人と異なり多様な体型・体格にあわせてゴムを取り替えられる仕様、
脱ぎ着しやすくADLの維持に配慮したボタンホールなど細かな部分にまで介護職の意見が取り入れられた商品です。
上記のようなニーズをとらえ、デザイン性にも配慮した高齢者向け商品というのは現在市場にほぼありません。高齢化がすすんでいる日本国内ですが、高齢者向けのシリーズかつパジャマというのは非常にニッチな商材です。
ベイシア様は「介護現場を変えたい」「高齢者向け商品のイメージを変えたい」という強い熱意をもって商品開発にあたっており、この熱意に答える裏付けとしてケアきょうがお手伝いをさせていただきました。
ストレッチプラス・パジャマが生まれるまでの壁
開発の過程ではYouTubeチャンネル『ケアきょう』のコミュニティの介護職のべ1000人に対してアンケートを実施しました。
また、現役介護職とベイシア様との議論の内容もシリーズ3本にわたって配信し、介護職従事者でもある視聴者の皆さまからも様々なコメントもいただいてまいりました。
たとえば大きな議論となったのが「マジックテープ」です。
現行の高齢者向けのパジャマは多くがマジックテープ付きのものです。しかし、ケアきょうコミュニティの介護職からは褥瘡の原因になるという意見や洗濯の際の負担など、見直しの意見が飛び交いました。
また、デザインについては今までにない画期的なデザインです。
兵隊柄や猫柄など高齢者向けにはなかったデザインが出揃っています。
ケアきょうコミュニティの介護職のアンケート調査でもほとんどの介護職がこうしたデザインを好意的に受け止めました。
ケアきょうでは今後もベイシア様と一緒に日本の介護現場を少しでも明るく、前向きにするような商品を介護職コミュニティを通じて実現していきたいと考えております。
ケアきょう代表 向笠コメント(株式会社カイゴメディア 代表取締役)
ケアきょうでは、日本の介護を支える介護職やご家族の皆様のお役に立つ情報配信やサービス提供を行っております。
その中でも、ベイシア様とのプロジェクトは、
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ケアきょうの介護職コミュニティを通じたアイデア創発
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介護現場に寄り添うベイシア様の強力な商品開発
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ケアきょうのメディアを通じた介護現場の皆様への浸透
の3つが組み合わさった、ケアきょうが目指す「共創」を体現した、非常にケアきょうらしい取り組みになっています。
ベイシア様とのコラボレーションも、肌着、靴下に続き、今回のパジャマで第三弾。
また、第四弾として、靴の共創プロジェクトもスタートしており、今後の展開にもぜひご期待頂きたいと思います。
これからもケアきょうでは、皆様から頂くご意見を踏まえて、介護を取り巻く企業様とのコラボレーションを通じ、日本の介護現場を支える皆様により一層役立つ情報発信、サービス提供に取り組んでいきたいと思います。
商品特徴
介護職の声を商品開発に活かした、脱ぎ着がラクで快適な着心地のパジャマです。高齢者の方はもちろん、若い方にも年齢関係なく着用いただけるデザインです。
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腕が通しやすい! 脇下ゆったり設計
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“着脱ストレス軽減” ボタンホールとボタンのこだわり
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ハンカチ・携帯などを入れるとき便利!上着に2つのポケット
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ウエストゴムを2本使用 取り換えも可能
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上着・ズボンの両方に名前を記入できるタグつき
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着やすさ、着せやすさを重視した、伸縮性のあるカットソー素材
<商品概要>
紳士
婦人
◇販売店舗
衣料品取り扱い店舗 以下70店舗
※フードセンター八街店は4月20日以降展開
<福島県>
白河モール店、安達店
<茨城県>
玉造店、古河総和店、潮来店
<栃木県>
矢板店、ベイシアファッション今市店、烏山店、さくら氏家店、益子店、那須塩原店、真岡店、大平モール店
<群馬県>
IS伊勢崎店、大間々店、吉井店、榛名店、渋川店、西部モール店、ベイシアファッションあかぼりモール店、前橋ふじみモール店、ベイシアファッション沼田店、渋川こもち店、富岡店、前橋モール店、安中店、吾妻店、月夜野店、おおたモール店、前橋みなみモール店、大泉店、フードセンター前橋吉岡店、everywear前橋おおごモール店
<埼玉県>
寄居北店、鶴ヶ島店、栗橋店、ひだかモール店、なめがわモール店、本庄早稲田ゲート店
<千葉県>
鴨川店、茂原店、富里店、佐倉店、市原八幡店、長生店、大網白里店、ちば古市場店、野田さくらの里店、東金店、いすみ大原店、木更津金田店、千葉ニュータウン店、勝浦店、成田芝山店、フードセンター香取小見川店
<東京>
青梅インター店
<新潟県>
新潟豊栄店、小千谷店
<山梨県>
山梨店
<長野県>
更埴店、飯山店、あづみの堀金店、東御店
<岐阜県>
関店
<静岡県>
フードセンター浜松雄踏店、フードセンター磐田豊岡店
<愛知県>
三好店
<滋賀県>
彦根店、フードセンター甲賀店
◇今後の商品開発
お客様の声をお伺いしながら、引き続き介護の現場で必要な商品を開発中です。
利用シーンを想定しながら、お客様によりそった商品開発をしてまいります。
株式会社ベイシア概要
1996年11月設立、「より良いものをより安く」提供するショッピングセンターチェーンを展開する。群馬県、栃木県、埼玉県、東京都、神奈川県、茨城県、千葉県、福島県、新潟県、長野県、山梨県、岐阜県、静岡県、愛知県、滋賀県の1都14県に136店舗(2022年2月末現在)を構え、商圏ニーズに合わせた多彩な店舗形態で、商勢圏を拡大している。
ケアきょうとは
介護職向けSNS動画メディアとして国内最大級のフォロワーを有している。
2023年時点でケアきょうをフォローしている介護職はおよそ20万人と全国の介護職のおよそ1割をカバー。YouTubeやTwitterなどで介護に関する情報を配信している。
YouTube
Twitter(ツイッター)
WEBサイト
[企業情報]
商号 :株式会社カイゴメディア
代表取締役:向笠 元
設立 :2018年7月
所在地 :東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目27ー5 リンクスクエア新宿15階
事業内容 :動画配信・SNSメディア運営事業
介護事業法人向けマーケティング支援事業
ホームページ:https://kaigomedia.co.jp/
▼本プレスリリース・マーケティング支援内容に関するお問合せはこちら
カイゴメディア 広報担当
info@kaigomedia.co.jp