最終日の4月13日には、Y7各国の代表団が国際連合大学(東京都渋谷区)を訪問し、「Y7 Summit 2023 Japan」で合意された政策提言書(コミュニケ)の内容を発表し、大学学長および各国大使館関係者からフィードバックをいただきました。
「Y7 Summit 2023 Japan」代表団による国連大学訪問では、最初に国連大学学長のチリツィ・マルワラ博士からオープニングメッセージをいただき、「Y7 Summit 2023 Japan」共同代表の大倉由莉より団体の説明および「Y7 Summit 2023 Japan」での議論の内容について説明を行いました。続いて、「Y7 Summit 2023 Japan」の5つの議題「気候・環境」「経済の回復力」「デジタル・イノベーションとトランスフォメーション」「グローバルヘルスと幸福」「平和と安全」について、議論を担当した代表団メンバーがそれぞれ各議題についての説明を行い、国連大学学長およびG7各国の大使館関係者からのフィードバックセッションが行われました。
「グローバルヘルスと幸福」に関しては、健康の公平性を達成するために、特に若者や女性、LGBTQIA+などを含む不特定多数の人々に不当に影響を与える制度や社会的格差を解消する必要があるという点や、「デジタル・イノベーションとトランスフォメーション」に関しては、若者のデジタルエンパワーメントの必要性ついて、また「平和と安全」に関しては、武装縮小への若者の有意義な参加などについて、対話が行われました。政策提言書(コミュニケ)の発表およびフィードバックセッション後には、国連大学学長および各国大使館関係者と代表団との交流会が行われました。
最後に、国連大学のチリツィ・マルワラ学長からは、「Y7 Summitは、ユースが自主的に運営し、代表団もユースであるという点で、大変重要な意味を持つイベントです。政策の影響を長く受けることになるユース世代こそ、政策決定の場に参加しなければなりません。G7がY7を公式エンゲージメントグループとして認定したことは喜ばしいことですが、形式的な参加で終わらせないことが重要です。これからも声を届け続けてください。」という貴重なお言葉をいただきました。
4月10日(月)〜 4月13日(木)の期間で実施された「Y7 Summit 2023 Japan」では、5つの議題「気候・環境」「経済の回復力」「デジタル・イノベーションとトランスフォメーション」「グローバルヘルスと幸福」「平和と安全」についてY7各国で議論し、最終日の4月13日には、内閣総理大臣への政策提言書(コミュニケ)を提出しました。今後、Y7各国代表団がそれぞれの国に政策提言書(コミュニケ)を持ち帰り、アドボカシー(提唱)活動を行ってまいります。
■Y7/Y20 Summitについて
Y7 Summit 及び Y20 Summit(以下Y7/Y20 Summit)とは、G7及びG20首脳会議の公式附属会議として、開催国政府の主催又は後援のもと年に一度開催される、各国を代表するユース(Youth)のリーダーによる国際会議です。研究者や官僚、学生など多様なバッググラウンドをもつ30代以下のユースがG7/G20首脳会議に先立って、協議した成果を共同宣言文としてまとめ、G7/G20に対し提出する形式で政策提言を行います。2023年のY7サミットは日本で、Y20サミットはインドでそれぞれ開催されます。
Y7 Summit 2023 Japan特設Webサイトはこちら: https://y7summit2023japan.studio.site/
■ G7/G20 Youth Japanについて
G7/G20 Youth Japanは、日本におけるユース世代(高校生〜30代以下の社会人)の国際問題解決に対する意欲・関心をさらに高め、その声を外交に届けることで、世界および日本の社会に貢献することを目的とする任意団体です。主な活動は、Y7/Y20 日本代表団の選考と派遣、ユースを対象とした国際問題に関するイベントの開催、G7/G20日本開催時のY7/Y20主催、そして政府や国際機関、企業とのパートナーシップの推進などがあります。
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