双日株式会社(以下「双日」)は、宮崎県と、同県内の農業資源(早生樹、ソルガム(※1)など)を活用した資源循環事業に関する連携協定書を締結しました。G7宮崎農業大臣会合(2023年4月22、23日)の開催を契機に、官民連携により農業資源を活用し、宮崎県内での地域循環型モデルの構築を目指し、実証を行います。
双日は、2022年5月、早生樹事業の一環として、宮崎県児湯郡川南町で、早生樹のハコヤナギ(※2)の試験植林を開始しました。今月、同県内において、遊休農地や未利用期間の農地も活用して、ハコヤナギに加え、新たにソルガムの試験生産を開始する予定です。さらに、それらを原材料とするバイオマス燃料や家畜用飼料に加工し、需要家にお届けするといった資源循環に向けた実証に取り組みます。本協定締結により、宮崎県からは、農業資源の生産などに関する情報提供を受けるとともに、製品としての普及性などの評価において連携予定です。
燃料や飼料などの生産資材は海外資源が多く、国内資源をさらに活用した持続可能な生産構造への転換が求められています。双日は、宮崎県とともに、農業資源の新たな地域循環型モデル構築を目指し、宮崎県の農業と関連産業の成長に寄与していきます。
※1 ソルガム
五大穀物の一つで、食用から産業用まで幅広く用いられるイネ科植物。多様な品種があり、成長力の強い品種は、播種後4ヶ月で5mを超えるまで成長する。
※2 ハコヤナギ
植林後5年間で1ヘクタール当たり約200立方メートル以上の成長量が期待される高成長量・短伐期の樹種。
ご参考
◆2022年5月26日付
双日、宮崎県、山口県、岡山県の3県にて地方創生のための早生樹事業を開始
https://www.sojitz.com/jp/news/2022/05/topics-20220526.php