フランス政府は、2050年のカーボンニュートラル化達成を目標に、同年までに40GWの洋上風力発電所を導入する計画を立てています。住友商事は、本事業の他にも、2社とともに英仏海峡洋上沖合約15キロメートルの海域において、2023年5月頃に着工予定のル・トレポール洋上風力発電事業の共同開発も進めており、本事業と合わせた総発電容量は約1GW(年間想定発電量は約160万人分の消費電力量に相当)(持分発電容量は約300MW)となる見込みです。また、住友商事は、これらの着床式洋上風力発電の開発のみならず、浮体式洋上風力発電も含めた大型風力発電事業を推進し、同国のエナジートランジションに貢献します。
住友商事は、2050年のカーボンニュートラル化達成を長期目標として定めており、再生可能エネルギーの供給を持分発電容量ベースで足元2023年3月末の約1.8GWから、2030年までに3GW達成を中期目標として定めており、さらにこれを5GW以上に拡大することを目指しています。今後も、水素などのカーボンフリーエネルギーの開発・展開を進めるとともに、再生可能エネルギー事業を推進し、持続可能な社会の実現に貢献します。
<参考資料>
■事業概要
案件名 :ノワールムーティエ洋上風力案件(Noirmoutier)
事業会社名 :Éoliennes en Mer des Iles d’Yeu et de Noirmoutier
株主構成 :Ocean Winds 60.25パーセント、Vendée Energie 0.5パーセント、Caisse des Dépôts et des Consignations 9.75パーセント、住友商事 29.5パーセント
総発電容量 :約500MW
スケジュール:2023年4月着工、2025年後半完工予定
案件名 :ル・トレポール洋上風力案件(Le Tréport)
事業会社名 :Éoliennes en Mer Dieppe et Le Tréport
株主構成 :Ocean Winds 60.5パーセント、Caisse des Dépôts et des Consignations 10パーセント、 住友商事 29.5パーセント
総発電容量 :約500MW
スケジュール:2023年5月頃着工予定、2026年後半完工予定
■計画地点 位置図
■住友商事が手掛ける海外洋上風力発電所一覧図