東京大学「未来戦略LCA連携研究機構」の「先制的LCA社会連携研究部門」への参画について

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三菱ケミカルグループ※1(以下「当社グループ」)は、国立大学法人東京大学が2023年4月1日付で設立した「未来戦略LCA連携研究機構」(UTokyo LCA Center for Future Strategy、以下「UTLCA」)の「先制的LCA社会連携研究部門」に参画し、LCA(Life Cycle Assessment)の共同研究に取り組むことをお知らせします。

 LCAとは、製品やサービスの原料調達から製造・輸送・販売・使用・廃棄・再利用に至るライフサイクル全体の環境・社会・経済への影響を定量評価することです。UTLCAは、2050年に向けた世界的な技術開発と制度形成の機先を制するべく、開発段階の先端科学技術の環境・経済・社会への効用を定量評価し、その社会実装シナリオを提示する「先制的LCA」の学理を創成することを目的としています。既存の学問分野の枠組みを超えた全領域にまたがる研究者が連携し、世界最先端の研究、教育、そして未来に向けた科学技術戦略を先制的LCAに基づき提言します。UTLCAには参画企業各社による「先制的LCA社会連携研究部門」も設けられ、産業界に有用な手法としての先制的LCAの開発、およびその社会実装を目指します。

 当社グループは、経営方針「Forging the future 未来を拓く」において2050年までのネットゼロ達成を掲げています。LCAについては将来的なマネジメントツールと位置付け、算定体制の確立や対象の拡大など、ネットゼロ達成に向けたLCAの積極活用を推進しています。このたびの参画を通じ、各種素材のリサイクルやCO2を原料とした製品製造といった、先端科学技術に対する評価の算定方法の確立に貢献します。当社グループはこれからも、正当性・信頼性の高いソリューションの提供を通してサステナブルな社会の実現を目指します。

※1三菱ケミカルグループは、三菱ケミカルグループ株式会社とそのグループ会社の総称です。
 

  • ご参考

2023年4月1日付 国立大学法人東京大学発表
「未来戦略LCA連携研究機構」2023年4月1日発足 ―LCA研究者を結集、先端科学技術研究者とともに未来社会をデザイン―」
https://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/ja/news/release/20230401.html
 

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