- 世界の食の選択肢は多様化する一方
世界人口は80億人を超え、2050年代には100億人時代に達します。それに伴い世界の食の選択肢は多様化しており、今年中に人口世界1位になると予想されているインドでは人口の30-40%がベジタリアンで、世界の約25%(4人に1人)はイスラーム教徒だと言われています。普段日本で生活をしているとあまり意識をすることはないかもしれませんが、世界では何でも食べられますという人の方がマイノリティで、宗教、主義思想、健康等の理由で世界の食は多様化しています。
- 加速する代替食開発、卵は?
全世界的な食糧危機やエネルギー不足など、地球環境への負荷が叫ばれており、近年「代替食品」「代替タンパク」が注目を集めています。肉の代替としての大豆ミートや牛乳の代替としての豆乳・アーモンドミルクをスーパーで見かけることも珍しくありません。
では、卵はどうでしょうか?…..そう、ない(といっても過言ではない)のです。
世界では年間13兆個以上の卵が消費されており、あまり知られていないのですが、日本は1人あたりの卵の消費量は世界第2位の卵消費大国です。食品の原材料としてほとんどの製品に卵が使われており、自分自身でも気づかないほど「目に見えない卵」を食べています。しかしその反面、日本国内での食物アレルギー疾患有症率の40%が卵起因とされるなど、健康面への影響からも【代替卵】を求める声は少なくありません。
そこで当社では植物性100%でアレルギー28品目全てに対応した「植物性卵『UMAMI EGG』」を開発しました。
正式発売前の試験導入として「学校法人 正和学園」と連携し、食物アレルギーをもつ園児を含む350人の園児を対象にUMAMI EGGの試食会を実施しました。当日はUMAMI EGGをベースにしたプリン(プラントベース対応)を園児の元へ届けました。
「おやつの時間は子どもたちにとって待ち遠しい楽しみな時間です。子どもたちがプリンを見た瞬間、今日はとっても美味しそうなおやつが出てきたという反応でした。ひと口食べた子どもたちの表情が笑顔になり、たくさんのおかわり!の声が聞こえました。アレルギーがある子もない子もONE TABLEで安心していっしょに食べられるプリンは本当にありがたいです。(学校法人正和学園)」
小さな一歩でしたが、アレルギーのある子もない子も、宗教や主義思想で食のポリシーがある子もない子も「ONE TABLEで食べられる世界」を実現した瞬間でした。
商品を発売した当初は、スクランブルエッグのようなお惣菜としての使い方を想定して開発を進めていましたが、「焼き菓子として使いたい」「○○の機能を追加して欲しい」等、ご要望をいただく度に試行錯誤を繰り返していきました。その結果、今ではベーカリー・焼き菓子に使用できる製品レベルに仕上げることに成功し、お客様にご納得いただけるようになってきました。
- 舞台はグローバル!世界中でONE TABLEを実現します!
昨今、「アレルギー」や「エシカル」といった観点に加え、鳥インフルエンザの蔓延による「価格高騰」「供給不安定」等の懸念を受け【代替卵】に注目いただく機会が増えてきました。また、【代替卵】を求める声は日本に留まらず、世界中でニーズが拡大しています。当社でも、アメリカ カリフォルニアで開催された展示会やイベントでPRをしたり、現地の大学でテスト導入をしたり、海外進出の話を進めています。
当社は世界中の食品メーカーやレストランに新たな選択肢として【代替卵】を提案・普及させることで、「誰もがONE TABLEで食べることのできる世界」の実現に努めて参ります。
会社名: UMAMI UNITED JAPAN 株式会社
所在地:東京都台東区寿2-10-11 仙石ビル3F
設立:2022年3月
事業内容:植物性卵の開発・販売 等
コーポレートサイト:http://jp.umamiunited.com/
info@umamiunited.com / 03-6823-4040
「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。