当社は、福山リサイクル工場向けの再生可能エネルギー調達にあたり、三井物産プラントシステム株式会社(以下MPS)と太陽光発電の協業による電力購入契約(以下「PPA」※)を締結したことをお知らせいたします。
この度のPPA締結により、MPSが関西工場・関西ハブセンターに太陽光発電設備を設置し、発電した電力を当社が全量購入いたします。この結果、関西工場・関西ハブセンターの太陽光発電の他、2022年3月に運転を開始した関東エリア及び2022年10月に運転を開始した中部エリアの太陽光発電設備で発電した電力量で、全国3カ所のリサイクル工場で使用する全量相当をカバーすることが可能になります。これにより、再生原料製造工程でのCO2排出量がゼロになることから、石油由来製品と比較したエコトレーのCO2排出削減効果が現状の30%から37%に上昇する見込みです。
<概要>
設置拠点 :関西工場・関西ハブセンター
所在地 :兵庫県小野市池尻町630-18
年間計画発電量 :1,726,163kWh
年間CO2削減量 :約689t-CO2
契約運転開始予定日:2024年3月
発電した電力の用途:福山リサイクル工場における再生原料生産工程
引き続き、当社及びMPSは環境負荷低減を更に加速させるため、再生可能エネルギーの導入を検討し、低炭素社会の実現と持続可能な社会の構築を目指してまいります。
<関西工場・関西ハブセンターの航空写真(上)と太陽光パネル設置後の完成予想図(下)>
<エコトレーのCO2削減効果>
(※)電力購入契約「PPA(Power Purchase Agreement)」とは、電力会社等のPPA事業者が電力需要家の敷地や屋根などを借り受け、太陽光発電設備を設置し、そこで発電した電力を電力需要家に販売する事業モデルのことです。