AMED創薬ベンチャーエコシステム強化事業採択のお知らせ

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エディットフォース株式会社(本社:福岡県福岡市中央区、代表取締役社長 小野高、以下「当社」)は、当社の「病原性CUGリピートRNAを標的とする塩基配列特異的RNA結合蛋白質による筋強直性ジストロフィー1型に対する革新的治療薬の開発」(「EF-210」)が日本医療研究開発機構(「AMED」)の「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」(「本事業」)に採択されましたのでお知らせいたします。
本事業は、創薬に特化したハンズオンによる事業化サポートを行うベンチャーキャピタル(「VC」)をAMEDが認定し、その認定を受けたVC(「認定VC」)による出資を条件に、創薬ベンチャーが行う医薬品の実用化開発をAMEDが支援する事業です。

当社は、ニュートン バイオキャピタル(Newton Biocapital)を認定VCとして本事業に申請しておりましたが、同日付け「第三者割当増資による資金調達実施のお知らせ」のとおり、2023年3月22日までに認定VCの出資が完了したことから、EF-210の開発に対する補助金の交付を受けることが可能となりました。

本事業を通じてEF-210の非臨床開発および臨床開発を推進し、1日も早い筋強直性ジストロフィー1型治療薬の実現に邁進してまいります。

【エディットフォースについて】
2015年5月、KISCO株式会社と九州大学・中村崇裕教授(当社前代表取締役社長で現在は当社科学顧問)により設立された、独自のDNA/RNA編集技術(PPRタンパク質プラットフォーム技術*)を有する九州大学発のスタートアップ企業です。ライフサイエンスやバイオテクノロジーへの投資実績のある企業やファンドより出資を受けており、大学や民間企業との共同研究を通じて当該技術を応用した創薬を目指しています。
詳細は、https://www.editforce.co.jp/をご覧ください。

*PPRタンパク質プラットフォーム技術とは
PPRは植物で発見された、RNAおよびDNAに配列特異的に結合することで遺伝子の発現制御を行っているタンパク質です。ヒトや酵母にも存在しており、同様の機能を有しています。中村崇裕教授と八木祐介CTOはこのPPRに注目し、配列特異性を決定するメカニズムを明らかにし、標的とするDNAまたはRNA配列に結合するタンパク質を作成する技術を確立しました。さらに、酵素タンパク質と融合することで、細胞内外問わず、標的ゲノムやRNAを自在に操作、改変することが可能です。

【NEWTON BIOCAPITALについて】
ニュートン バイオキャピタルは慢性疾患の新薬開発を手掛けるスタートアップを対象とするベンチャーキャピタル投資ファンドです。NBCは国立研究開発法人 日本医療研究開発機構 (AMED)が公募した「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」に認定され、認定ベンチャーキャピタル8社のうち唯一、日欧両地域にまたがる投資活動を行なっています。NBCが有する医薬品開発の知識と経験に基づき、適応症の最適選択など、投資先の創薬スタートアップ企業の臨床開発戦略の策定と実行に積極的に関与しています。投資先企業の臨床開発計画において、患者様に対して薬剤が投与され効果が証明される段階までガイドすることによって、新規投資をさらに呼び込み、買収候補企業に対して積極的にアプローチすることが可能となります。NBCは、技術革新の扉を開き、創薬ベンチャー企業の活性化と地域社会、さらには国際社会にインパクトを与えることを目指して、投資先企業と共に成長してまいります。
詳細は、https://www.newtonbiocapital.com/ja/をご覧ください。

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