輸送機器業界で人材が定着しているのはどの企業?~企業価値向上に資する「人的資本可視化スコア」ランキング紹介#4~

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アスタミューゼ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 永井歩)は、2022年12月に人的資本可視化スコアを活用した「人的資本可視化支援サービス」の提供を開始しました。今回は輸送用機器業界における流動性スコアランキングをご紹介します。
アスタミューゼ株式会社では、企業価値向上につながる人的資本可視化を実現するため、投資家が評価する上で重要な「企業価値との関係性」と「比較可能性」に注目した「人的資本可視化スコア」を開発しました。同スコアは複数の切り口で算出しています。 

流動性スコアについて輸送用機器業界のランキングを見たところ、以下の通り、デンソーがトップとなりました。 

図1:流動性スコアランキング 上位10企業(東証33業種:輸送用機器、時価総額:1兆円以上) 

流動性スコアは、従業員の採用・離職数からなる回転率を示す指標と、退職者の再雇用制度の整備状況を示す指標から構成されています。いかに人材が定着しているか、再雇用制度によって人材を活用しているかが表れるスコアです。 

デンソーは従業員回転率がランキングに掲載している企業で最も低く抑えられており、ノウハウの喪失や教育コストの増加を防ぐことで安定した事業運営の実現に寄与しています。 

トヨタ自動車は従業員回転率の低さに加え、妊娠、出産、転職などで一度、退職した社員の再雇用について積極的な様子が伺え、柔軟なスタンスで人材の活用に取り組んでいることが評価される結果となりました。 

■人的資本可視化スコアについて 

企業を取り巻く環境の不確実性が高まる中で、企業の競争優位性や企業価値向上の源泉は、​有形資産から​無形資産にシフトしています。このような中、企業価値における無形資産/非財務資本の評価に対する投資家からの注目が高まり、「人的資本」投資の巧拙が中長期的な企業価値に重要な影響を与えるという考えが浸透してきています。 

そこで、アスタミューゼでは、企業価値向上につながる人的資本可視化を実現するため、投資家が評価する上で重要な「企業価値との関係性」と「比較可能性」に注目した「人的資本可視化スコア」を開発しました。 

「人的資本可視化指針」や「ISO30414」等のフレームワークをふまえた最低限の開示指標をベースとして、恣意性を排除した客観的なデータを基に企業価値創造に深く関係する指標を統合し、他社や業界平均との比較が可能な投資家視点のスコアリング設計としています。  

図2:アスタミューゼ人的資本可視化スコアの構成 

※算出ロジックおよび利用指標は変更される可能性があります。 

■アスタミューゼの人的資本可視化支援サービス   

アスタミューゼでは、スコアリングサービスに加えて、スコアに基づいた人的資本可視化支援サービスも展開します。スコア間の関係性も考慮し、企業価値向上につながる人的資本開示のストーリー構築をします。経営企画部、人事部、サステナビリティ部署、その他人的資本経営やIR開示に関わる業務において、課題に応じたご支援を提供します。 
 
【価格】 
80万円~(税抜) 

■ご参考:前回のスコアランキングレポート
電気機器業界におけるダイバーシティスコアでは、世界で活躍するヘルスケア関連企業がトップに 
https://www.astamuse.co.jp/news/2023/0228/ 
 
■アスタミューゼについてhttps://www.astamuse.co.jp/) 
世界193ヵ国、39言語、7億件を超える世界最大級の無形資産/イノベーションデータベースを構築し、独自に定義した136の“成長領域”とSDGsに対応した人類が解決すべき105の“社会課題”に分類・分析。領域・企業・人の観点から高解像度な予測を機械的に導出するアルゴリズムを開発している。事業会社、金融機関/投資家、公的機関に対し、データを活用した新規事業やオープンイノベーション/M&A支援、無形資産/非財務に関するデータやスコアの販売、インパクト評価、技術分析/DD、未来推定、企業価値可視化などのサービスを提供している。社内専門家チームを有し、サステナビリティや脱炭素、中長期の未来予測や先端技術に関するプロジェクトを多数手がける。 
 
■本件に対する問い合わせ
アスタミューゼ株式会社 広報担当  E-Mail: press@astamuse.co.jp 

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※当資料は特定銘柄の推奨や株価動向の上昇または下落を示唆するものではありません。 

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