第6回となります本年は、詩人の吉増 剛造さんが井上靖記念文化賞を、和光大学名誉教授で私塾「成城寺小屋講座」代表の山本ひろ子さんが井上靖記念文化賞特別賞を、それぞれ受賞されることが決定しました。
1 井上靖記念文化賞(記念品及び賞金100万円)
受賞者名 | 職業 | 受賞の理由 |
吉増 剛造 (よします ごうぞう) |
詩人 | 吉増剛造氏は現在、日本で最も活きのいい詩人である。かつ最も純粋な詩人である。 『黄金詩篇』から始まる彼の詩作活動の泉は今に至るまで枯れることなく、こんこんと日本語の世界を豊かに潤し、芳醇な詩的精神文化を醸成している。 半世紀以上にわたる彼の詩と声は、さながら宇宙の中心にある大樹の如く我々の生と思念を支え、井上靖の詩的世界に通底する。 我々は、井上靖記念文化賞に最も適しい詩人を選ぶことが出来た。 |
2 井上靖記念文化賞特別賞(記念品及び賞金50万円)
受賞者名 | 職業 | 受賞の理由 |
山本 ひろ子 (やまもと ひろこ) ・昭和21年4月19日生(76歳) ・東京都世田谷区 在住 |
和光大学名誉教授/ 私塾「成城寺小屋講座」代表 |
山本ひろ子氏は日本の中世神話の大成者である。これまで記紀神話=国家神道に染められていた神話学を更新し、民俗=民族の根にある異神たちへの想像力と信仰の力とを解放した。 それは真にユニークで,文化論的な業績である。 |
3 受賞者の業績等
https://prtimes.jp/a/?f=d117757-20230306-5a6413350a01805fdaed66144b5f600f.pdf
4 選考委員(5名)
赤木 国香(北海道新聞社文化部長)※令和5年2月18日(土)選考委員会開催当時
川村 湊(文芸評論家・法政大学名誉教授)
栗原 小巻(女優・日本中国文化交流協会副会長)
酒井 忠康(美術評論家・世田谷美術館長)
辻原 登(作家・県立神奈川近代文学館長)
5 贈呈式(予定)
(1) 日 時 令和5年5月20日(土) 午後3時から
(2) 会 場 アートホテル旭川
(3) 内 容 賞の贈呈、受賞記念講演会
(4) 入場料 無料
(5) 定 員 50名
※詳細が決まり次第、別途公表する。
6 (参考)これまでの受賞者
●第1回(平成28年度): 菅野昭正(世田谷文学館長)、小田豊氏(六花亭製菓㈱元代表取締役社長)※本賞2名
●第2回(平成29年度): 芳賀徹(国際日本文化研究センター名誉教授)、特別賞:織田憲嗣(東海大学名誉教授)
●第3回(平成30年度): 大城立裕(作家)、特別賞:伊藤一彦(歌人・若山牧水記念文学館長)
●第4回(令和 元 年度): 宮本 輝(作家)、特別賞:岡野 弘彦(歌人・國學院大學名誉教授)
●第5回(令和 3 年度): 熊川 哲也(バレエダンサー/Kバレエカンパニー芸術監督)、特別賞:藤原 良雄((株)藤原書店代表取締役社長)
7 本件プレスリリースのダウンロード用資料一式
https://prtimes.jp/a/?f=d117757-20230306-2160be06d1fdf561bcbd3a6fd73a1df2.pdf