2022年夏、小浜市と勝山市で海の恵みや海洋ごみについての体験授業を実施。山を豊かにすることが海を豊かにしてくれるという“つながり”について学びました。学習の成果はオンライン合同発表会にて発表。勝山と小浜、お互いに鯖の名物があることによってさらに意気投合し、記念に鯖をデザインした箸袋を制作することになりました。
この贈呈式は、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。
- イベント概要
・開催概要:山と海をつなぐオリジナル間伐材箸贈呈式
・日程:2023年2月21日(金)①9時00分~9時30分、②14時25分~15時00分
・開催場所:①福井県小浜市立内外海小学校、②勝山市立成器南小学校
・参加人数:①5年生7名、②6年生44名
・協力団体:株式会社折玉、福丼県プロジェクト実行委員会
- オリジナル間伐材箸について
箸袋には、山と海の“つながり”について学んだ児童のイラストやメッセージが盛り込まれています。大きなメッセージとして、鯖を通して海洋資源の保全を訴えています。
箸は福井県産杉の間伐材を使用。間伐をすることで災害に強く、多くの植物や動物が住むことができる豊かな森林環境を作ります。養分を含んだ森の水は川を通じて海に流れていき、海中のプランクトンを育て、魚や貝などが生息する豊かな海を作ります。この間伐材箸を使用することで森を守り、海を守ることにつなげていきます。
<箸袋デザイン>
- 製造・販売について
今回の間伐材箸およびオリジナル箸袋の制作は、食品容器や包装資材の製造・販売を行う株式会社折玉が担当。完成品は2月21日に児童に記念贈呈された他、株式会社折玉が間伐材箸を卸している福井県内のホテルや学校でも使用される予定です。また引合いがあれば、新たに制作することも可能です。
※株式会社折玉(福井県福井市堂島14-27、https://oritama.com)
※価格:箸袋750円(500枚)、県産材割り箸480円(100膳) 税別
- 参加した子どもたちからの声
・この箸袋のデザインを見て鯖の魅力を知ってもらえたらうれしい。
・間伐材について興味を持ってくれたらうれしい。
・今回の箸作りを通して海と山の環境を守る大切さを学んだ。中学生になっても自分のできることに取り組みたいと思う。
<団体概要>
団体名称:海と日本プロジェクトin福井県実行委員会
URL:https://fukui.uminohi.jp/
活動内容:北は東尋坊にみる奇岩断崖が続く越前海岸、南は優美なリアス式海岸の若狭湾と変化に富んだ福井県の海は、北前船などの海上交通の要衝として古くから栄えてきました。また、寒流と暖流が交わる福井県沖は越前がにや若狭ガレイなど海産物の宝庫。海と日本プロジェクトin福井では、海に親しみ、大切にする心を育てる運動を進めています。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
https://uminohi.jp/